FLYING POSTMAN PRESS

『良くなった動物』 眞名子新の素顔

兄弟ともに、お笑いに影響を受けてきた

──眞名子さんが影響を受けて来たカルチャー、もちろん音楽は大きいかと思うのですが、ほかにも何かありますか?

眞名子 お笑いです。

──お笑いですか!

眞名子 はい、兄弟揃って、お笑いがすごく好きで。芸人さんの考え方にリスペクトがあって、もろに影響を受けています。劇場にも観に行きますし、中学生くらいからラジオをずっと聴いています。兄は小藪千豊さんがいちばん好きで、以前小藪さんの、確かラジオのコーナーだったと思うのですが、曲の空白になっている部分に自由に歌詞を当てはめて、最後オチをつけて笑いを取るみたいな替え歌の企画があって、兄はそこで年間チャンピオンになっていまして。それが兄の歌詞を書くルーツになっていると思います。

──まさか、こんなに詩的な歌詞の始まりが、替え歌大喜利にあったとは…(笑)。

眞名子 高校の時はずっとハガキ職人してました。だからラジオ局のポスターとかTシャツとか、めっちゃもらって家にありましたよ。

──眞名子さんはお笑いからどんな影響を受けておられますか?

眞名子 お笑いに対する考え方みたいなところが、音楽に対する考え方も似ているところがあるなと思っていて。音楽への向き合い方でも、生き方みたいなところでも影響を受けていると思います。例えば『バナナマンのバナナムーンGOLD』(TBSラジオ)を聴いていた時に、バナナマンのおふたりは毎年立てる1年の目標を、継続できるように必ず達成できる目標にしているみたいな話をされていて、僕たちがあまり自分たちを大きく見せないで、できることをしていこうよみたいな考え方なのは、そうした芸人さんたちの話を聞いて育ってきたからかなと思います。

──お兄さんと音楽の話はよくされるんですか?

眞名子 よくしますね。音楽の方向性については常に話しています。今回『良くなった動物』を作って、次をどうするかについても、すでに話し合っていますし。『きしたかののブタピエロ』(TBSラジオ)で、高野さんが何十年とずっと大好きだったサザンオールスターズのライブを初めて観に行った時の話をされていた時は、「自分たちは年間何十本とライブをしているけど、お客さんからしたら唯一の一本だから毎回大切にしたいよね」みたいな話を兄としました。