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武藤潤、初の写真集『燕飛』発売
作り手が何を伝えたいのかを考えたい

──FLYING POSTMAN PRESSは、<GOOD CULTURE, GOOD LIFE>がコンセプトなのですが、武藤さんがこれまで影響を受けてきたカルチャーについても聞かせていただけますか。
武藤 音楽に関しては両親の影響が大きいと思います。80年代、90年代のJ-POPはよく聴いていました。逆に今流行っている新曲が全然わからないんです。最近はテレビの出演も多くなってきて、TikTokなどでコラボができるように流行りを掴もうとはしているんですけど(笑)。曲の聴き方としては、僕は1曲を何度でも繰り返し聴けるタイプで、曲の途中で止めることはしないし、飛ばして次の曲にもいくこともないです。
──武藤さんは「映画が好き」ということもよくおっしゃっています。
武藤 そうですね。映画は休みの日があれば劇場で4本ぐらい一気に観ちゃいます。
──サブスク世代だと思うのですが、あえて映画館に行かれる理由は?
武藤 さまざまなサブスクが増えていますが、最初は絶対劇場で観たいんです。それはやっぱり、監督やカメラマンさん、制作の方々は大画面を想定して撮られていると思うので、そこで創り上げられたものを観たいなという気持ちがあります。
──ほかにもカルチャーに触れる際に意識していることはありますか?
武藤 映画は社会を映していることが多いので、例えば現代社会をテーマにした作品を観た時にすぐに自分の中で落とし込めるように、ニュースは毎日見るようにしています。今ならマイケル・ジャクソンの伝説を映画にした『Michael/マイケル』(6月12日公開)が公開されるので、作品を楽しめるように背景となる文化は知っておきたいと思うし、この先も映画になるようなすごい人が出てくるかもしれないから、ニュースはしっかり見ておきたいと思っています。
──作品をより深く、制作側の意図を汲みながら楽しみたいということですね。
武藤 そうですね。どんな映画にも作り手の思いはあると思うから、その映画が世界に何を伝えたかったかというのは絶対に知りたいと思うし、こういうことだったんじゃないかなと自分なりに考えたいという気持ちがあります。
──武藤さんがこれまでに影響を受けてきた作品にはどんなものがありますか?
武藤 たくさんあるので一本には絞れないのですが、『ハリー・ポッター』シリーズ(1997〜2007)やドラマ『ストレンジャー・シングス』シリーズ(2016〜2025)は、僕の人生に影響した作品です。『ハリー・ポッター』は主人公と共に成長していく面白さがありますし、『ストレンジャー・シングス』は、子どもの頃に経験したことや夢見たことが、その先を生きていく上で、自分の中になにかしら残っていくんだなという人生の話に広がっていく展開がすごいなと思います。どちらも2周以上は観ています。
──自分も撮る側に回ってみたいなという気持ちが芽生えたりは…。
武藤 うーん…撮りたいとは思わないですね。僕はアニメも好きなんですが、映画でもアニメでも気に入った役やキャラクターを見つけると、だいたい観終わった後に鏡の前でモノマネがしたくなっちゃうんです(笑)。
──演じたくなっちゃう。
武藤 そうなんです。だから自分は出る側がいいですね。そうやってモノマネしている経験が、例えばお芝居をする時に、“この役は、あの役とこのキャラクターを足して2で割った感じだろうな”とか、料理をするような感覚で頭の中で組み合わせてできあがっていくことがあるんです。だから鏡の前でやっているモノマネから繋がることもあるんだなと思っています。
