FLYING POSTMAN PRESS

三月のパンタシアが深掘りする愛

積極的に海外にも挑戦していきたい

──3月には三月のパンタシアとして初めての海外ワンマンを中国で成功させ、5月にはインドネシアで開催された<AFA Indonesia 2024>(東南アジア最大規模のJ-POPカルチャーイベント)へも出演されました。海外で日本のカルチャーがどう受け止められているかを体感できたのでは?

みあ 3月の中国が初海外公演だったんです。ストリーミングの数だったり、SNSでのコメントだったり、データ上では海外にリスナーがいることはわかっていても、自分の音楽が国を越えて聴かれているという実感はあまりなくて。ライブをして来てくださるのかとか、言葉の壁を超えられるのかという不安はあったのですが、実際は中国のお客さんの熱狂ぶりが本当にすごくて。みなさん日本語も堪能で、日本のカルチャーや三月のパンタシアの曲を愛してくださっているのが伝わってきました。

──日本との反応の違いはありましたか。

みあ 三月のパンタシアのワンマンライブは物語がベースになっていて、物語を挟みながらライブを進めていくことが多いのですが、日本だとファンの方は物語がどう曲に繋がるのかを感じようと朗読シーンはじっと聞き入る雰囲気なのですが、中国では物語のピークとなる朗読パートで「フゥ〜〜!」とお客さんから大歓声が上がって。国によって感情表現やノリ方が全然違っていて驚きました。

──インドネシアのAFAへの出演はいかがでしたか。

みあ インドネシアのお客さんも熱狂的なファンの方が多くて、曲の多くを合唱してくださいました。日本でも“ここはみんなで歌う”というパートはありますが、そうではなく、Aメロから全部一緒に歌ってくださって、本当にあたたかいフェスでした。

──海外のライブを経験して、今後の活動についてより強くなった思いはありますか。

みあ 日本のアニメカルチャーやボカロカルチャーは世界中の方々に愛されているんだなということをひしひしと感じましたし、私もこうして携わらせてもらえていることはとても光栄なことだなと思いました。海外に行くと、音楽で繋がり合えていることを特に強く感じます。今後も自分が歌いに行くことでこんなふうに喜んでくださるファンの方がいるのであれば、もっと積極的に海外にもチャレンジしていきたいなという思いは強くなりました。


三月のパンタシア

終わりと始まりの物語を空想し、青くて痛い青春時代の繊細な感情を暴き続けるボーカル・みあを中心としたプロジェクト。2016年6月、テレビアニメ『キズナイーバー』のエンディングテーマ『はじまりの速度』でメジャーデビュー。10代〜20代を中心に幅広い世代のリスナーへの高い訴求力を秘めている

<三月のパンタシア SUMMER LIVE 2024(仮)>
8月24日(土) 東京・Zepp Shinjuku
https://www.phantasia.jp/


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