- 手紙を書いた人
- 松本佳奈
- 手紙を受け取った人
- 神谷圭介
- 松本佳奈(まつもと かな)
- 多摩美術大学卒業の監督・脚本家。手がけた作品は、映画『マザーウォーター』('10)、ドラマ『娘の結婚』('18)、『きょうの猫村さん』('20)、『コタローはひとり暮らし』('21)ほか多数。映画、TVドラマ、CMなど幅広く活動している。
- https://entertainment.aoi-pro.com/partnership/creators_kana_matsumoto.html
- 神谷圭介さんとの出会いを教えてください。
- 高校生の時、美術予備校で出会いました
- 神谷さんの第一印象とは?
- メガネと少し前に出た口元が印象的でした
- 松本さんにとって神谷さんはどんな存在ですか?
- もはや幼馴染み
- 神谷さんを表現するならどんな言葉が思い浮かびますか?
- 愛すべきクズ(今はかなりまともになりました)
- お付き合いの中で印象に残っている出来事は?
- 酔っ払って、友達の家で壁を登ろうとして穴を開け、めちゃくちゃ怒られていたこと。でも全然反省してませんでした
- 神谷さんの好きな作品は?
- 画餅もいいけど、私はやっぱりテニスコートの舞台が好きです!
- 脚本家・作家・神谷圭介の魅力とは?
- シュールだけどちゃんとポップなところ
- 神谷さんの愛すべき部分、尊敬する部分を教えてください。
- 自分が面白いと思うことをずっと続けているところ。人のことを素直に褒められるところ
返信はこちら▼
松本佳奈さんへ
松ちゃんと受験前日に歌いながらぐるぐる回ったこと、覚えています。絵の具を入れるケースに「ナイキ」と落書きしては笑って汚い床を転げ回ったことも思い出しました。あのときの僕らはデザインを学ぶ学生というよりは、とにかく何か「面白いこと」をやりたいという衝動に突き動かされていたように思います。
その後お互い別の美大に受かりましたね。僕は大学に馴染めず腐りに腐りきっていました。後にその頃の僕を松ちゃんは「片手生ゴミ時代」と「安土桃山時代」みたいに名づけてくれましたね。まるで近寄るひとに生ゴミを投げつけてくるような、常に片手に生ゴミを握りしめているかのようだったと後々教えてくれました。クズをクズとして面白がってくれたことは当時の自分からすれば救いでした。ありがとう。
お互いだいぶ大人になりましたね。
また何かで松ちゃんと一緒にぐるぐる回れたらなと思います。健康には気をつけて。
神谷圭介