FLYING POSTMAN PRESS

クリエイターを繋ぐ対談連載CREATOR × CREATOR

異なるフィールドで活躍する若手クリエイターふたりがモノ作りの楽しさや面白さ、大事にしていることなどを語り合う本連載。第27回のゲストは、餃子の食べ歩き記録をSNSや自身が運営するサイトで紹介し、餃子関連アイテムの制作も手がける“餃子超人”オガサワラガク×MONO NO AWAREやMIZで活動する玉置周啓。

Vol.27餃子超人・オガサワラガク × ミュージシャン・玉置周啓(MONO NO AWARE、MIZ)

  • オガサワラガク
  • 玉置周啓
おふたりはプライベートで親交があるそうですが、お互いの活動もチェックしていますか?

オガサワラ「『奇奇怪怪』はポッドキャストでよく聴きますね」

玉置「最近は何食べたのかなって、インスタの投稿は見ますね。ガクさんの餃子紹介は本当に文章がいいんですよ。レビューサイトで“そんな熱量で書かなくても”って文体の人がたまにいるけど、ガクさんはその巨匠だと認識しています」

オガサワラ「逆に、僕はおいしいものを食べに行く指標としてレビューサイトはあまり参考にならないと思っていて。評価する人の中に信頼できる人がどれぐらいいるかわからないし、味はおいしいのに店員さんとソリが合わないからって低い点数をつける人もいるし。それなら、ある特定の、その人の味の基準がわかる口コミのほうが信頼できると思います。レビューサイトみたいな文体ってストーリー性があるってこと?」

玉置「そう、そこが愉快なんです。僕が食レポや雑誌のごはん特集をあまり読まないのは、味の細かい表現ばかりでそれを読んでもごはんを食べた喜びに到達しないからで。でもガクさんの文章は、食べながら餃子と関係ないことを夢想したり店のクセの描写が入っていたりするのが魅力的。店での体験や食の喜び自体にフォーカスしていると思います」

オガサワラ「壁に頭を打ち付けながら書いてるので、そういうふうに言ってくれるとがんばろうって思います」

玉置「旅行記を読んでいる気分になるので、いつも楽しみにしています」

玉置さんの作品に対するオガサワラさんの印象は?

オガサワラ「シンプルに曲が好きでずっと聴いちゃいます。僕は音楽に喰らいたくないというか、落ち込んだ時や勇気をもらいたい時とかじゃなくて、日常でなんとなく聴きたいんです。MONO NO AWAREの歌詞とメロディは温度感がちょうど良くて、フレンチほどかしこまってないしチェーン店みたいな安っぽさもないし、町中華みたいに毎日行きたい場所というか」

玉置「バンドのテーマが“生活”なので、そう言ってもらえてうれしいです」