SPECIAL ISSUEMUSIC
デビュー10周年のiri初のエッセイ
好きになったものは自然と吸収している
──FLYING POSTMAN PRESSのテーマは<GOOD CULTURE, GOOD LIFE>ですが、iriさんがカルチャーに触れる時のスタイルってありますか?
iri 映画でも音楽でも、自分が好きな作品のことやその理由を語るのが好きではないのですが、触れる時に大切にしているのは、自分の感覚です。初めて聴く音楽のジャンルであっても情熱やエネルギーを感じてライブに行ってみたいと思うこともあるし、たまたま入った個展ですごく感動したり、直感的に好きだなと思った感覚をすごく大切にしています。
──好きになってきたものはご自身の表現にも響いてきますか?
iri 響いていると思います。七尾旅人さんもそうですが、本当に好きなものは、真似するわけじゃないけど、体が勝手に吸収しちゃうみたいなところがあって、歌い方もその時々に好きになったものに影響されていると思います。

──『相反』を読んだ皆さんは、きっと今頃、iriさんの原点でもある逗子を訪れたくなっているんじゃないかと思うのですが、逗子をめぐるおすすめのコースはありますか?
iri 今回掲載されている写真の撮影場所は、クレジットに掲載していただいていますが、逗子はやっぱり海ですね。最近はおいしいコーヒーが飲める小さなカフェも増えてきたので、そういうところをめぐったり、あと今回写真は載せていないのですが、シネマ・アミーゴという映画館が海のすぐそばにあって、マニアックな作品が上映されていたり、夜はバーになってライブをしていたりもして、いいところです。ここでも少しアルバイトをしていた時期がありました。
──『相反』の冒頭にはiriさんのお名前の由来も書かれていて、よりiriさんの温度を感じて一緒に過ごす時間は、ファンにとって特別なものになることと思います。10月22日に控えたぴあアリーナMMでの「iri 10th Anniversary LIVE "Period"」への思いを聞かせてください。
iri どんな1日になるんだろう…。選曲もすごく悩みましたし、初めてのアリーナなので、演奏メンバーも豪華になっていますし、アリーナでしかできない初めての試みも入れながら、今みんなで作り上げています。10年、振り返ると長かったなとも思うし、もう10年かという感じもあるし、時間の感覚がわからなくなるところもあるのですが、自分にとっては大きな節目の日となると思っています。自分の10周年は本当にみなさんに支えられて「ありがとう」なのですが、「みんなの10年おめでとう」という気持ちも大きいんです。この10年はコロナ禍もあってみんな本当に大変だったと思うので、みんなで“ここまで頑張って駆け抜けてきたよね”というお祝いになればいいなと思っています。

「iri 10th Anniversary LIVE "Period"」 10月22日(木) 神奈川・ぴあアリーナMM (クリエイティブマンプロダクション/03-3499-6669) https://www.sma.co.jp/s/sma/music/iri_period#/
iri10周年特設サイト https://iriofficial.com/10th/
