FLYING POSTMAN PRESS

笑い、感動、スリル満載の初夏映画

クマ史上最大のアドベンチャー
見た目はクマ、心は紳士なパディントン
故郷ペルーに渡って大冒険を繰り広げる

 クマだけれど中身は紳士。やさしく気高いその振る舞いで世界中を愛と幸せで満たすパディントンを主人公とした世界的ヒットシリーズの第3弾。前2作を監督したポール・キングは今回脚本と製作総指揮を担い、シリーズ初参加のドゥーガル・ウィルソンが長編映画監督デビューを飾る。

 パスポートを取得し、晴れて正式なイギリス国民となったパディントンが、ロンドンの家族であるブラウン一家と共に故郷ペルーの老グマホームで暮らすルーシーおばさんのもとへ。ところが、ルーシーおばさんが行方不明になったと聞き、パディントンとブラウン一家は彼女の痕跡を追ってジャングルの奥深くへと繰り出すことになる。

 パディントンの声を担うベン・ウィショー、ブラウンさん役のヒュー・ボネヴィル、その娘ジュディ役のマデリン・ハリスら、お馴染みのキャストが集結。さらにブラウン夫人役にエミリー・モーティマー、パディントンとブラウン一家を案内するボートの船長ハンター役に国際的スターのアントニオ・バンデラス、老グマホームの院長クラリッサ役に名優オリヴィア・コールマン。初参加組にも魅力的な面々が集い、パディントンの新たな冒険を盛り上げていく。

 トレードマークは真っ赤な帽子とブルーのダッフルコート、大好物はマーマレードジャム。おっちょこちょいでたびたび騒動を引き起こす様子に笑い、常に礼儀正しくポジティブで、人を信じきる姿には胸が熱くなる。生きていく上で大切なことは大抵、パディントンが教えてくれると言っていい。

 そんなパディントンがロンドンを飛び出し、ペルーのジャングルへ。都会暮らしですっかり野生の勘を失ったクマが、ジャングルで次々とピンチに遭遇するさまは笑いの宝庫に。さらに今回は消えた黄金郷の謎を解き明かすという、某考古学者が主人公の世界的映画シリーズ的な見どころまで加わっている。もちろん、ブラウン一家との家族愛にもほっこりすること請け合い。エンタメ要素全部乗せで楽しませてくれる。

 果たしてパディントンはジャングル最大の謎を解き明かし、ルーシーおばさんと再会することができるのか? クマ史上最大のアドベンチャーが今、始まる。

『パディントン 消えた黄金郷の秘密』

https://paddington-movie.jp

2024年/イギリス/107分

監督 ドゥーガル・ウィルソン
出演 ベン・ウィショー(声の出演) ヒュー・ボネヴィル エミリー・モーティマー アントニオ・バンデラス オリヴィア・コールマン ほか
配給 キノフィルムズ

※5月9日(金)より全国公開

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