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IMP.初主演舞台、名古屋で開幕
- 名古屋
新しい伝説が始まる── IMP.初主演舞台、待望の開幕
2023年にデビューしたIMP.の初主演舞台『IMPACT』が5月1日(木)に名古屋・御園座で開幕した。名古屋公演に続いて、金沢と広島でも公演が行われるが、チケットはすでに完売。全国200カ所の映画館でのライブビューイングの実施も決定している大人気舞台だ。
本舞台はショーと芝居の二部構成。佐藤新、基俊介、鈴木大河、影山拓也、松井奏、横原悠毅、椿泰我ら、破竹の勢いで活躍する新進気鋭の7人によって圧倒的なエンターテインメントが繰り広げられる。
構成・演出を務めるのは、IMP.の所属事務所TOBEの社長・滝沢秀明。2018年に自身が出演者として最後の公演を行った御園座で、また新たな舞台を作り上げている。
今回は本舞台の開幕に先駆け行われたゲネプロと囲み取材の様子をお届けする。
『IMPACT』の名にふさわしい 新たな舞台がここに誕生
幕が上がるとまずはショーパートがスタート。IMP.の7人と今年7月にデビューが決まったCLASS SEVENが舞台上で華やかに歌い、舞い踊る。これから壮大な舞台がスタートすることを予感させるような70万枚もの真っ赤な花吹雪、しっとりとした影絵の演出や仮面を駆使したスタイリッシュなダンスなど、曲ごとに世界観も変わればビジュアルも変わり、メンバー7人のさまざまな顔を堪能することができる。
そしてショーパートの後半に差し掛かった頃、会場中に響き渡る太鼓の音。ステージのみならずバルコニーも使い、鍛えあげられた肉体を使って披露する<腹筋太鼓>はまさにタイトル通り、衝撃の光景だった。
続く芝居パートでは、平将門の物語を描いた「MASAKADOの乱」を上演。かつて滝沢秀明も演じた平将門役を佐藤新が担う。今から1000年以上前、平将門はどんな思いで新皇を名乗り、朝敵となったのか──。切なく儚いが、同時に未来への希望も感じさせる演目となっている。
芝居パートも見どころが満載で、二幕では10tもの水を使い、客席にも飛沫が飛ぶほどの大迫力の大立ち回りも。手に汗握りつつ、注目してほしい。
開幕直前の囲み取材 7人が語る舞台への意気込み
──いよいよこれから初日を迎えますが、今のお気持ちはいかがですか?
佐藤 まずは無事に開幕できることがとてもうれしいです。僕たちが舞台に立てているのは、僕たちにたくさんのことを丁寧に教えてくださった偉大な先輩方、滝沢社長、そして何よりファンのみなさまのおかげです。そのことを最後まで忘れずに、全43公演駆け抜けます。
基 メンバーみんなで話し合い、滝沢社長からいろんなアドバイスを受けながら初日に辿り着きました。最後まで全キャストで怪我なく走り抜けたいです。
影山 僕が初めて御園座に立たせてもらったのは、2018年の舞台でした。そんな場所で主演として、座長として、公演をさせていただけるのは本当に光栄です。『IMPACT』というタイトルの通り、お客さんに衝撃を与えられるような作品にしたいです。当時、滝沢社長から学ばせていただいたことを、今度は僕たちが後輩のCLASS SEVENに教えているつもりなので、共に成長できたらいいなと思っています。
椿 僕も2018年の滝沢社長最後の舞台に出演させていただきました。当時は大学に通いながらだったので、無事に大学を卒業できるのかと葛藤もありました。今こうして、同じ場所で主演舞台をさせていただけるのはとても感慨深いです。
松井 インパクトがある演目ばかりなので、本当にできるのかなと正直不安でした。その一方で、“僕たちもこういうことをさせてもらえるんだ!”とうれしさもありました。これまでは先輩方の後ろにいた僕たちが、舞台の1番前に立てることにドキドキもワクワクもしています。
──滝沢社長からはどんな言葉がありましたか?
横原 主演や座長にはものすごい責任があるので、稽古の段階から僕らが引っ張っていかないといけないと意気込んでいたのに、滝沢さんは「俺はひとりでやっていたけど、お前らは7人だからな」と(笑)
基 僕たち7人はずっと先輩方の背中を見てきたので、自分たちが背中を見せる立場になったという緊張感から、身も心も引き締まる思いです。
──佐藤さんは芝居パートでは滝沢社長も演じられた平将門役です。
佐藤 滝沢さんは僕の殺陣の癖を分析して、歩き方や刀の使い方など細かい所作までご指導くださいました。滝沢さんの平将門に対する想いがストレートに伝わってきたので、その想いにしっかり応えたいです。周りが目まぐるしく動いても、それに動じないことを特に意識しています。
──ほかのみなさんは注目してほしいシーンはありますか?
影山 雨のシーンで衣装が水を吸ってかなり重くなるのでなかなか大変で…。体感ではスイカ100個分ぐらいの重さがあります。
一同 わかりづらいわ(笑)
横原 僕のシーンではないのですが、椿が演じている玄栄の殺陣ですね。
椿 制作発表でもお話しましたが、これまで斬られ役だった僕たちが座長になることで斬る立ち位置になったので、ぜひ注目していただきたいです。
横原 それぞれ50から100手ぐらいの殺陣の中、何手あるんでしたっけ?
椿 僕は6手でやらせてもらっています!
一同 少な(笑)!
椿 役柄的に人を斬れないので…。
──チケットが全公演即完売になってライブビューイングも決まっていますね。
基 北海道から沖縄まで全国200の映画館で上映されます。残念ながら劇場に来られない方にも『IMPACT』、そしてIMP.の良さを伝えられたらと思っています。生配信だから、みんな1回もミスしないでね!
──今回はCLASS SEVENも出演。さらに、エンディングの『結 -Yui-』は作詞が北山宏光さんで作曲が滝沢社長と、事務所全体でこの舞台を盛り上げています。
佐藤 会社全体でひとつのものを作り上げられるのは、すごくありがたいことです。
影山 歌詞がメンバーそれぞれの個性やキャラクターと合っているので、北山くんが僕たち1人ひとりのことをちゃんとイメージしながら作詞してくださったと思うと、感謝の気持ちでいっぱいですね。
──北山さんは観に来てくれそうですか?
松井 僕、「来てくれますよね!?」って連絡したんですよ! でも「名古屋は遠いわ」って。
影山 遠くないですよ、北山くん!
横原 忙しいお方ですからね。
──ちなみに、名古屋で楽しみにしていることはありますか?
一同 手羽先、味噌カツ、ひつまぶし…
横原 御園座に来ると毎回差し入れでおいしいものをいただくので、ちょっと期待しています。
椿 どこかの公演で7人全員顔がパンパンの日があるかもしれませんね、塩分の摂り過ぎで(笑)
──名古屋に対するイメージはいかがですか?
横原 野球が好きなので、名古屋と言えば中日ドラゴンズですよね! 球場が広いからホームランが出にくいんですよ。
──最後にみなさんにひとことお願いします。
佐藤 僕たち7人が命を燃やして魂を込めて、最高のエンターテインメントを届けます。がんばります! よろしくお願いします!
舞台『IMPACT』
構成・演出 | 滝沢秀明 |
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主演 | IMP.(佐藤新 基俊介 鈴木大河 影山拓也 松井奏 横原悠毅 椿泰我) |
出演 | CLASS SEVEN(大東立樹 高田憐 近藤大海 横田大雅 中澤漣)他 |
5月1日(木)〜5月25日(日)名古屋・御園座 5月30日(金)〜6月1日(日)金沢・本多の森 北電ホール 6月6日(金)〜6月8日(日)広島・広島文化学園 HBGホール