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『ゆきてかへらぬ』プレゼント
- 東京
広瀬すず×木戸大聖×岡田将生純情、純愛、3つの愛が行きつくそこ
「文化の百花繚乱」が咲き誇る大正時代を舞台に、実在した男女3人の壮絶な愛と青春を描いた『ゆきてかへらぬ』。脚本は『セーラー服と機関銃』の田中陽造が40年以上前に書いたもので、多くの監督たちが映画化を熱望しながらも長い間実現することができなかったが、この脚本に焦がれ続けていた名匠・根岸吉太郎監督が16年ぶりにメガホンをとった。
駆け出しの女優・長谷川泰子を演じるのは、現代日本映画に輝く天才女優・広瀬すず。不世出の天才詩人・中原中也は、Netflix「First Love 初恋」で佐藤健の若き日の姿を演じ鮮烈な印象を残すなど初々しく瑞々しい求心力ももつ、木戸大聖が務める。後に日本を代表することになる文芸評論家・小林秀雄は、名優・岡田将生が扮する。ある時は冷静に、ある時は情熱のままに、中也に惹かれ泰子にも惹かれる小林の姿は、21世紀を生きる私たちにも訴求する現代性が豊かに波打ち、片時も目が離せない。
『ゆきてかえらぬ』は、その名があらわすとおり、後戻りすることのない3人の生き方を追いかける。傷だらけになりながらも、進んでいく。いや、傷だらけだからこそ、生きている。こんな人々がかつていた、ではなく。私たちもまた、こんなふうに愛し愛され傷つき生き進んでいる。ラストシーンのあと、久しぶりにそんな感慨をもたらす映画が、2月21日(金)に公開される。
【STORY】
京都。まだ芽の出ない女優、長谷川泰子(広瀬すず)は、まだ学生だった中原中也(木戸大聖)と出逢った。20歳の泰子と 17歳の中也。どこか虚勢を張るふたりは、互いに惹かれ、一緒に暮らしはじめる。価値観は違う。けれども、相手を尊重できる気っ風のよさが共通していた。 東京。泰子と中也が引っ越した家を、小林秀雄(岡田将生)がふいに訪れる。中也の詩人としての才能を誰よりも知る男。そして、中也も批評の達人である小林に一目置かれることを誇りに思っていた。男たちの仲睦まじい様子を目の当たりにして、泰子は複雑な気持ちになる。才気あふれるクリエイターたちにどこか置いてけぼりにされたようなさみしさ。 しかし、泰子と出逢ってしまった小林もまた彼女の魅力に気づく。本物を求める評論家は新進女優にも本物を見出した。そうして、複雑でシンプルな関係がはじまる。重ならないベクトル、刹那のすれ違い。ひとりの女が、ふたりの男に愛されること。それはアーティストたちの青春でもあった。
映画『ゆきてかへらぬ』
出演 | 広瀬すず 木戸大聖 岡田将生 田中俊介 トータス松本 瀧内公美 草刈民代 カトウシンスケ 藤間爽子 柄本佑 |
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監督 | 根岸吉太郎 |
脚本 | 田中陽造 |
配給 | キノフィルムズ |
©︎2025「ゆきてかへらぬ」製作委員会
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締切:2月24日(月・祝)