薬売りの現るところ、
モノノ怪の気配あり

　ナニモノかより生じた抑えられぬ情念がアヤカシと交わると「モノノ怪」となり、モノノ怪がひき起こす怪異が人々に襲いかかる時、謎の男“薬売り”が忽然と姿を現す。

　江戸時代を彷彿とさせるような世界を舞台に、主人公の薬売りがさまざまな怪異に対峙する姿を描く和製ホラーアニメ「モノノ怪」は2007年にTVシリーズとして放送されると、スタイリッシュなキャラクターデザインに、和紙のテクスチャーなどCG処理を組み合わせることで、今までにない斬新な映像を生みだし話題となった。

　そして2024年、大奥を舞台に劇場版として“新生”。豪華絢爛な世界を絵巻物のように描き、細部まで緻密に、時に大胆に表現した美術や、膨大なカット数と独自の色遣いにより生み出される唯一無二の映像美など、薬売りのミステリアスな魅力と相まって、密度の濃い世界観に圧倒されるだろう。

　主人公・薬売りの声を人気声優の神谷浩史が演じるほか、3人の女中役で黒沢ともよ、悠木碧、小山茉美が声の出演。シリーズの生みの親である中村健治監督の元に集結した、豪華キャスト・スタッフによる完全新作映画をぜひ劇場で。

【STORY】

　大奥とは、男子禁制の“女の園”であり、重要な官僚機構でもある特別な場所。この地に、新人女中のアサ（黒沢ともよ）とカメ（悠木碧）が足を踏み入れる。キャリアアップを図る才色兼備のアサ、憧れの大奥に居場所を求めるカメ。正反対の二人は初日から、集団に染まるための“儀式”に参加させられる。御年寄の歌山（小山茉美）は、大奥の繁栄と永続を第一に考え女中たちをまとめあげるが、無表情な顔の裏に何かを隠している。そんな中、少しずつ、彼女たちを覆っていく“何か”。ついに決定的な悲劇が起こり、薬売り（神谷浩史）はモノノ怪を追って大奥の中心まで進むが、モノノ怪を斬り祓うことができる退魔の剣は「形」「真」「理」の三様が揃わなければ、封印を解き抜くことが叶わない。薬売りが大奥に隠された恐ろしくも切ない真実に触れるとき、退魔と救済の儀が始まるーー。

『劇場版モノノ怪 唐傘』試写会に5組10名様ご招待

日時	7月18日（木）18：20開場 18：40開演
会場	TOHOシネマズ梅田 本館・スクリーン8

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締切：7月11日（木）