CINEMASPECIAL ISSUE
『映画ドラえもん』シリーズ45作目

ドラえもんと仲間たちが神秘の海底へ 感動の嵐を巻き起こした名作が今、再誕
1980年にシリーズ第1作が公開され、昨年、45周年記念作として公開されたシリーズ第44作『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』は週末の観客動員数ランキング6週連続1位を記録するなど、大いに話題に。勢いそのままに、シリーズ第45作『映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城』が2月27日(金)に公開となる。タイトルを見て懐かしさを覚えた“かつての子ども”も多いはず。そう、かの名作が40年以上の時を経た今、再び誕生する。
かの名作が再びスクリーンに

『映画ドラえもん』シリーズの代表作のひとつとして長きにわたって愛される『映画ドラえもん のび太の海底鬼岩城』(1983)が、誕生から40年以上経た今、『映画ドラえもん』シリーズ第45作『映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城』としてスクリーンに帰ってくる。物語の舞台は、地球の中心に一番近い場所とされる海底。ドラえもんたちがキャンプをしようと海底へと旅立ち、そこで出会った仲間と共に、地球の未来を救うべく大冒険を繰り広げる姿を描いていく。
監督を務めるのは、テレビアニメ「ドラえもん」はもちろん、『映画ドラえもん のび太の 新魔界大冒険 ~7人の魔法使い~』(2007)や『映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 ~はばたけ 天使たち~』(2011)、『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』(2024)などに携わってきた矢嶋哲生。『映画ドラえもん』シリーズの監督を初めて担当し、その魅力を存分に引き出していく。さらに、テレビアニメ「ドラえもん」の脚本を数多く手がけてきた村山功が、『映画ドラえもん』シリーズに初参戦。「ドラえもん」シリーズを熟知する脚本家が、現代のトピックを加えつつ感動の物語を甦らせる。

ドラえもん役の水田わさび、のび太役の大原めぐみ、しずか役のかかずゆみ、ジャイアン役の木村昴、スネ夫役の関智一らレギュラー声優陣に加え、海底人の国・ムー連邦の兵士・エルに千葉翔也、ドラえもんのひみつ道具・水中バギーに広橋涼、ムー連邦の兵士に平愛梨、アルコ&ピースの平子祐希と酒井健太と、ゲスト声優にも個性豊かな面々が勢揃い。また、注目のバンド・sumikaが本作のために主題歌「Honto」を書き下ろし、物語の世界と地続きになった、あたたかく真っ直ぐな音と詞を響かせる。
海底の異世界感を楽しむ

ドラえもんたちが夏休みのキャンプ地として選んだのは、なんと海底。ドラえもんのひみつ道具<テキオー灯><エラチューブ>を使って身体を海底に適応させた後、<水中バギー>に乗って大陸棚をひた走る序盤のシーンを観てワクワクが止まらなかった。子どもの頃に劇場で、あるいはVHSやDVDで『映画ドラえもん のび太の海底鬼岩城』を楽しんだ人も多いはず。あの頃だって胸は躍ったものだが、大人になってからもこれだけワクワクできるなんて思いもしなかった。「ドラえもん」シリーズの画の味わいはそのままに、最新のデジタル技術と躍動的なカメラワークを巧みに使って描き出された海底は本当に美しく、かつ新鮮で不思議。海底人たちが暮らすムー連邦の都市の描写もユニークで、異世界感が半端ではない。まさに、藤子・F・不二雄が提唱した“すこしふしぎ”。日常と隣り合わせになった非日常をこれほど実感できる場所はない。

本作はMX4D®・4DXでの同時公開も決定している。MX4D®・4DXをよく知らない方のために簡単に解説すると、劇場の座席の前後左右上下の可動や振動、香り、照明、風や水しぶきまでが映画とシンクロして上映される、というものだ。<水中バギー>に乗っての海底ドライブシーンや、スケール感のあるクライマックスのバトルも、MX4D®・4DXで鑑賞すれば体感度はさらにアップ。物語の世界に没入し、ドラえもんたちと一緒に冒険しているかのような気分を味わうことができるはずだ。
『映画ドラえもん』が教えてくれること

『映画ドラえもん のび太の海底鬼岩城』を観て育った“かつての子ども”たちは、本作を観て改めて感動するはずだ。とりわけ、のび太が水中バギーに語りかけるシーンには心が揺さぶられた。詳しくは観てのお楽しみだが、“かつての子ども”たちは自分の胸に手を当てて、こう問いかけることになるはず。これまでちゃんと、自分の心に従って生きてこられたのかと。あんなふうに真っ直ぐに生きられたらと、のび太の生き方に憧れを抱く人もいるはずだ。
そして、『映画ドラえもん』シリーズの大きな魅力のひとつである友情の物語。今回は海底で生きる海底人たちとの友情が描かれるのだが、そこに現代的な要素が加えられている。自分とは隔たりのある人たちとどう向き合っていけばいいのか。その点にフォーカスされ、より沁みるものとなっている。
自分の心に従って生きること、どんな時も友だちの味方でいること、自分とは違う相手を理解しようとすること。生きていく上で大切なことのほとんどは、『映画ドラえもん』シリーズが教えてくれる。子どもも大人もたっぷり楽しめて感動できる1本なのは間違いないが、とりわけ、“かつての子ども”たちには響くはず。劇場でボロ泣きする“かつての子ども”が続出するかもしれない。

『映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城』
2026年/日本/102分
| 監督 | 矢嶋哲生 |
|---|---|
| 原作 | 藤子・F・不二雄 |
| 脚本 | 村山 功 |
| 主題歌 | sumika「Honto」(ソニー・ミュージックレーベルズ) |
| 声の出演 | 水田わさび 大原めぐみ かかずゆみ 木村 昴 関 智一 千葉翔也 広橋 涼 平子祐希(アルコ&ピース) 酒井健太(アルコ&ピース) 平 愛梨 ほか |
| 配給 | 東宝 |
※2月27日(金)より全国公開
©藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2026
