SPECIAL ISSUEMUSIC
十人十色の個性でDIYするBUDDiiS
メンバー10人、 それぞれの個性と経験が合わさった 「必ず推しが見つかる」グループ
今年結成5周年イヤーを迎える、スターダストプロモーション所属の10人組DIYダンスボーカルグループBUDDiiS。
現在、初の海外公演 Zepp New Taipeiを含む8都市15公演のツアーを開催中、秋には横浜アリーナ2Days、そして大阪城ホール公演も決定している。
関わるものすべてをバディ(ファンネーム)へ巻き込んでいく彼らは、どんなことを思いながらファンの前に立ち、パフォーマンスを行っているのか。名古屋公演直前に行ったSEIYAとSHOWのインタビューをお届けする。
取材・文:山中歩
会場の規模に関わらず、いつも全力
──現在ツアー真っ只中ですが、手応えはいかがですか。
SEIYA 初日からバディのみなさんの盛り上がりがすごくて。この後もますます盛り上がっていきそうです。
SHOW いつもより1回1回のキャパは少ないですが、公演数が多いツアーです。去年の日本武道館やさいたまスーパーアリーナでの公演で僕たちを初めて観た方はすごく距離が近くて新鮮に思ってくれているんじゃないでしょうか。その土地ごとのネタを用意していたり、セットリストが違ったりしているので、楽しみにしていてください。
──ツアーロゴはSEIYAさんがデザインされたそうですね。
SEIYA 様々な都市を回るので、チケットを手にしたときのキラキラとした想いとツアータイトルをスーツケースに詰め込んだデザインにしています。今回は台北公演もあるので、そこに飛行機も追加しました。
──ツアーでは様々な都市を回られる楽しみもありますよね。
SEIYA どこに行くとしてもやっぱり食べ物は楽しみです。北海道ならジンギスカンなど、いつも楽屋にその都市のご飯を用意していただいていて。昨年の大阪公演ではたこ焼き屋さんが屋台ごと楽屋に来てくださいました。
SHOW 今日は早速味噌カツを食べて名古屋を感じてきました。この後もSEIYAのリクエストでひつまぶしが待っているみたいです。
SEIYA どうしても食べたくて(笑)。地方によってお客さん反応の違うのも楽しみのひとつですね。例えば大阪は僕が押されてしまうくらい熱量が高いんです。
──台北での公演が決まったときのお気持ちはいかがでしたか。
SEIYA 海外公演はしてみたかったので嬉しかったです。現地の方がどれだけ盛り上がってくれるかわかりませんが、とても楽しみです。MCでその地方の方言を使うことが多いので、台北でも現地の言葉を取り入れようかと考えたりして。僕は暗記型で、学生時代、英語のSpeakingには苦労したので、ちょっと心配です。
SHOW 僕も日本語すら危ういくらい語学は苦手です(笑)。TAKUYAは中国語を習っているし、語彙力もあるので、現地の言葉もすぐに覚えられそうですね。
──台北に行かれるのは初めてですか。
SHOW そうです。屋台が有名だと聞いているので行ってみたいです。
SEIYA 僕はお土産をたくさん買いたいなと。以前カレンダー撮影で海外に行ったときはトートバッグなどが安かったので家族に買って帰りました。
──今年は記念すべき5周年イヤーに突入ですが、5年間で一番記憶に残っていることはなんですか?
SEIYA 2023年に行った「バディフェス !!」の大阪公演です。それまでコロナ禍で声出しが禁止だったのですが、この公演から解禁になったんです。初めてファンの声援を聞いて、ものすごいパワーを感じて、改めてライブの楽しさを知りました。
SHOW 終演後、SEIYAが感極まって泣いている映像がYouTubeにアップされて、グループを脱退するんじゃないかって噂が流れました(笑)
SEIYA それくらい嬉しかったんです。ライブ中、皆さんの声ってイヤモニをしていてもしっかり聞こえているんですよ。だからどんどん声を出して応援してください。
SHOW 僕は2022年の「BUDDiiS vol.02 - VOYAGiiE -」で初めてトロッコに乗ったときのことです。夢のひとつが叶ったことはもちろん、とても近い距離でお客さんの顔を見ることができたのが印象的でした。
──9月には5周年を記念したBUDDiiS史上最大規模のアリーナツアーも決定しています。
SHOW 1周年のタイミングで初めて大阪公演をしたときの会場はなんばHatchでした。そこから4年で大阪城ホールでライブできるまで成長しました。大きな会場だと物理的に距離が遠くなってしまうので、後ろの方まで会いに行けるような演出にしていきたいと思っています。
SEIYA トロッコやサブステージを使うのは大きな会場だからできる演出ですよね。会場の規模に関わらず、いつも全力で最後列の方まで届くパフォーマンスを心がけています。BUDDiiSはメンバーが10人いて、それぞれ個性があるので1度ライブに来てもらえれば、推しが見つかります。曲を知らなくてもその場で一緒に踊ったりタオルを回したり、初めてでも楽しめますよ。
SHOW リーダーも「曲を知らなくてもいいです」と言っていました。ぜひふらっと遊びにきてください。