CINEMASPECIAL ISSUE
水上恒司と髙石あかりがお菓子役
感情を湧き立たせる、人間味を残す
──FLYING POSTMAN PRESSは<GOOD CULTURE, GOOD LIFE>をコンセプトに展開しています。おふたりの人生を豊かにしてくれたカルチャー作品と言うと?
髙石 最近だと映画『オッペンハイマー』(2023)です。クリストファー・ノーラン監督の作品が大好きなんです。
水上 僕もクリストファー・ノーランは好きです。
髙石 『オッペンハイマー』には映画の観方を大きく変えられたと感じていて。基本的にはお芝居に集中して登場人物たちの物語を楽しむ、という観方ですが、『オッペンハイマー』を観た時には自分自身の感情が自然と湧き立ちました。これまで、自分が日本人であることをよく理解していなかったんですが、『オッペンハイマー』を観て初めて理解して。映画を観ていてここまでさまざまな感情が湧き立ったことがなく、自分でも驚きました。私も自分のお芝居で観てくれる人たちのいろんな感情を湧き立たせられたらいいと思いました。“楽しい”だけではなくて、“悔しい”とか“悲しい”とか、いろんな感情を湧き立たせられたら。そういうお芝居をめざしていきたいです。
水上 原爆の父と言われたオッペンハイマーの話ですから、現代の日本人が観るべき映画ですよね。確かに『オッペンハイマー』はすごかったです。所々でインサートされるビジュアルとか、音楽とかも文学的というか、芸術的で。ただ、僕は『オッペンハイマー』は完璧過ぎるとも感じてしまったんです。
髙石 そうなんですね。
水上 僕はクリストファー・ノーランの作品では『インターステラー』(2014)のほうが好きです。未知の宇宙へと旅立った男の話で、僕が好きなのはノイズが入っているところ。少し間延びしていると感じるところがあったり、観ていて“ん?”と思うようなノイズがある作品のほうが僕は好きで。と言うのも、そういう部分に人間味を感じられるので。そういうノイズは、俳優として演じる時も取り入れられたらいいなと思っています。芝居の仕方、現場でのあり方も含めて考えて、人間らしい何かを残していけたらと思っています。
水上恒司(みずかみ こうし)
1999年生まれ、福岡県出身。近年の主な出演作に映画『死刑にいたる病』(2022)、『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』(2023)、連続テレビ小説『ブギウギ』(2023~2024)など。8月には映画『九龍ジェネリックロマンス』、10月3日(金)には『火喰鳥を、喰う』が公開
髙石あかり(たかいし あかり)
2002年生まれ、宮崎県出身。今年は映画『遺書、公開。』『ゴーストキラー』、ドラマ『御上先生』『アポロの歌』などに出演。7月4日(金)には映画『夏の砂の上』が公開。さらに2025年後期の連続テレビ小説『ばけばけ』のヒロインを務めることも決定している
『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』
2025年/日本/90分
監督 | 竹 清仁 |
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原作 | ギンビス |
声の出演 | 松田元太 水上恒司 髙石あかり ほか |
配給 | クロックワークス TBSテレビ |
※5月1日(木)より全国公開
©️ギンビス ©️劇場版「たべっ子どうぶつ」製作委員会
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締切:5月8日(木)