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「鼻血が出るくらい豪華な方々がこの作品に関わっています」TVアニメーション『SYNDUALITY Noir』プレミア先行上映会に大塚剛央、古賀葵、青山なぎさ、稲垣好が登壇
- 東京

2023年7月10日(月)よりテレビ東京系6局ネット、BS日テレにて放送開始となるTVアニメーション『SYNDUALITY Noir』(シンデュアリティ ノワール)のプレミア先行上映会が、5月21日(日)、新宿ピカデリーにて開催された。第1話と第2話の上映終了後、ステージにはカナタ役の大塚剛央、ノワール役の古賀葵、シエル役の青山なぎさ、エリー役の稲垣好が登壇し、本作の魅力を様々な角度から語り合った。本稿では、14:20上映開始の回の後に行われた2回目のトークショーの模様をレポートする。
早速、完成版の本編の感想を聞かれ、古賀は「アフレコ時は絵コンテの状態だったので、こんな風に動いていたのかとか、こんな形の敵だったんだとか、面白い発見が沢山ありました」と興奮気味に、青山は「最初のシーンから映像が綺麗すぎて、ここまで細かい描写をするのにどのくらい時間がかかったんだろうと。スタッフさんの努力の結晶をお届けできて本当に嬉しいです」と感慨深げに、思い思いの言葉で表現した。そんな中、稲垣が「生野菜は本当に生なんですよね…。あれは美味しいのかな?」と疑問を呈すると、大塚が「見た感じはそのままでしたね。相当旨いのか、他が相当アレなのか…」と返し、場内は大きな笑いに包まれた。

ここからは、より深い話を伺っていく「教えて!『SYNDUALITY』」のコーナーがスタート。1回目のトークショーでは第2話を取り上げたので、今回は第1話の印象的なシーンについて語り合う。古賀は、興味をそそる第1話の入り方や花に囲まれて眠るノワールの印象的な姿に触れつつ、「人類と同じような見た目のAI(メイガス)がこの世界にはあることがまず衝撃的でした」と語り、発達した技術の描写にも驚きの声を挙げた。大塚が「ムートン(トキオのパートナーメイガス)の『整いました』が大好きで(笑)」と嬉しそうに語り出すと、そこからパートナーメイガスの話題に。稲垣が「メイガスがパートナー側の性格に順応するんですよね」と説明すると、青山は「マスターに仕える前と、仲良くなった後の声色が全然違いますよね」と感心した様子で語った。その後も、青山が「絶妙に気持ち悪い」と評する異形の生物エンダーズ、稲垣が「どういう構造をしているんだろう」と疑問を持つ多種多様なクレイドルコフィンなど、独自の世界観で構築された設定にキャスト陣も興味が尽きない様子だった。

そして、ここで自動車メーカー「SUBARU」とのコラボレーションを発表! 本編にも登場予定のSUBARUキャリアとデイジーオーガが駆けるコラボビジュアルが解禁され、場内からも拍手が起こる。大塚は「(キャリアの)中身もこの世界に合った作りになっているそうです。気合いを入れて作ってくださったようで本当にありがたいです」と感謝の言葉を述べた。STEREO DIVE FOUNDATIONが歌うオープニング主題歌「RAYTRACER」については、「近未来を感じる電子音が世界観に合っていて、(先行上映会版では)第2話が終わった後に流れるので、その疾走感で早く次が観たい気持ちになりました」と青山。さらに、気になるエンディング主題歌は、ARCANA PROJECTの「ユリイカ」と発表され、場内から大きな拍手が巻き起こった。
続いて、今後の見どころについて聞かれると、稲垣が「言っちゃっていいですか?」と青山に投げかけ、「シエルの歌が本当に大好きで、聴いていて泣いちゃいました!」と熱い想いを勢い良く語り出し、突然の告白に驚きながらも青山も笑顔と感謝でその想いに応える。大塚は「第3話で他のネストが出てくるんですけど、場所が変わると空気も変わってすごく面白いです。次の話数もぜひ楽しみにして頂きたいですね」とコメント。その他にも、青山は「戦闘シーン」、古賀は「まだ登場していないキャラクターや伏線」など、今後への期待が高まる言葉がキャスト自身の口から語られた。

最後は、登壇のキャスト陣がファンへのメッセージを届ける。「外伝やコミカライズが出るってことは1人1人の物語が濃くて深いんです。人間同士、人間とメイガス、メイガス同士の関係性も描かれます。考察できる作品なので毎話考えながら、友達とお話しながら観て頂けると嬉しいです」と稲垣。「放送をリアルタイムで観た後に、配信で何回も観直すことで、物語の解像度がどんどん上がっていくと思います。アニメの20年前を描くゲームも合わせてやって頂くと、『SYNDUALITY』の世界がより理解できると思いますので、ぜひチェックしてみてください」と青山。「細かいところまでこだわり抜いて作られている作品ですので、隅々まで観て頂けると嬉しいです。(WEBラジオが)カナタくんとエリーちゃんがイチャイチャする内容になるのであれば、私が邪魔しに行こうと思います(笑)。今後も皆さんの前に立つことがあると思いますので、その時はまた一緒に楽しい時間を過ごして頂けると嬉しいです」と古賀。「プロデューサーさんの言葉をそのまま拝借すると、鼻血が出るくらい豪華な方々がこの作品に関わっています。まだまだ色々な展開がこの先もあると思いますので、ぜひ余すところなく『SYNDUALITY』の全てを楽しみ尽くして頂けたらと思います」と大塚が締め、プレミア先行上映会は幕を閉じた。

【STORY】
時は2242年―
「新月の涙」と呼ばれる未曾有の大災禍により地下深くへと逃れた人類は地下都市国家「アメイジア」の崩壊という事件を経て、再び地上で生きる希望を持ち歩みはじめていた。
人々は地上の各地に「ネスト」と呼ばれる集落を形成。
いまだ人類の脅威として地上にはびこる「エンダーズ」と戦い、ネストの運営に必要なエネルギー資源である「AO 結晶」を採掘する冒険者たちを、人々は「ドリフター」と呼んでいた。
そんなドリフターたちが集まるネスト「ロックタウン」で、いつかドリフターになることを夢見る青年「カナタ」は、ある日凄腕のドリフター「トキオ」と一緒に探索に訪れた朽ち果てたミュージアムの中で眠る、一体の美しいメイガスを発見する。
謎のメイガス「ノワール」との出会いによって、運命の物語は少しずつ動き出すことになるのであった―
『SYNDUALITY Noir』
テレビ東京系6局ネットにて2023年7月10日(月)深夜24時放送スタート