極限の闘い。サバンナに放り出される、90分間。スリル体験型サバイバルアクション!!『ビースト』9/9(金)全国公開!

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数々のモンスターパニックの名作を解き放ってきたユニバーサル・スタジオが贈る、サバイバルアクション『ビースト』。アフリカの広大なサバンナを舞台に、魔獣と化したモンスターライオンと、命を懸けて家族を守ろうとする父の闘いを描く。主演のダニエルズ役には、『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』、『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』など、話題の超大作で人気のイギリス人俳優イドリス・エルバ。監督には『エベレスト3D』など、人間の極限状態を臨場感と共に描く手法に定評のあるバルタザール・コルマウクル監督を起用。父vsモンスターライオンというかつてない斬新な構図で描く本作の見どころをご紹介。

STORY

医師のネイト・サミュエルズは、ふたりの娘たちを連れ、今は亡き妻と初めて出会った南アフリカへ長期休暇を計画した。ネイトにとっては、生前に離縁した母親のことでいまひとつ関係が上手くいかない娘たちとの心の溝を埋める旅でもある。現地では狩猟禁止保護区を管理する旧友の生物学者マーティンの歓迎を受ける。車で広大なサバンナを案内される途中、深い傷を負った現地人に出くわす。理由を聞くとディアボロ(魔獣)に襲われたと言う。村では獲物を食料としてではなく、ただ引き裂くだけのライオンにしてはあまりに残忍な痕跡にマーティンは未知なる恐怖を隠しきれない。この保護区では、密猟者から生き残り、今やすべての人間を敵視する血に飢えたモンスターライオンが出没していたのだ。すると不意に背後からビースト化したライオンが迫ってくる。慌てて車に乗り込み、その場からの脱出を計ったが、勢い余って崖に落ち脱輪、彼らはサバンナのど真ん中で身動きが取れなくなってしまう。周囲を徘徊する猛獣。やがてサバンナに闇が訪れ、家族を守るため、ネイトの生死を賭けたモンスターライオンとの極限の戦いが始まろうとしていた。

こだわり抜かれた極限バトルの臨場感

本作の撮影は全て南アフリカで行われている。本物の自然環境で撮影されたことで、観る者を実際の壮大なサバンナに誘うような臨場感と没入感をもたらしてくれる。カメラワークもキャラクター目線から撮ることによって、ライオンが近づいてくる恐怖を“自分ごと”として体感できる。しかも映画館という閉じ込められた逃げ場のない空間で観ることで、その恐怖は何倍にも増幅していく仕組みだ。また、驚いたことに本編の主要撮影では本物のライオンは使われておらず、最先端の視覚効果技術によってモンスターライオンは生み出されている。特に最後のバトルシーンではワンショットにこだわり、イドリスの綿密なアクションの計画を立て、職人的なVFXを合わせたことで獰猛な野生的なバトルシーンを完璧なまでに再現している。

point of view

サバンナの“頂点の捕食者”である巨大なモンスターライオンに狙われた父と2人の娘の死闘を描いた手に汗握るサバイバルアクション。人間vs野獣という物語の構図は、野生的でスリリング。何よりリアリティがある。この現実的な緊迫感は近年では類を見ないほどのクオリティだ。家族を奪われ怒り狂ったモンスターライオンを相手に車内で応戦するシーンは、まさに逃げ場のないアフリカンサファリ状態。巨大なライオンの鋭い牙と鋼のような爪でいつ殺られてもおかしくない状況に、究極のサバンナに置き去りにされたような臨場感とスリルに満ちている。そんな状況下に家族の喪失と再生を描いていくことで単なるサバイバルスリラーにとどまらないドラマ性を生み出している。加えて言えば密猟問題もそうだ。なぜライオンはモンスター化して人間を襲うようになったのか?密猟という人間のエゴによって表面化する悲劇には、遠くサバンナの物語でありながら身近に考えさせられるものがある。野生ライオンのスリルと家族の物語、そして密猟という問題提起、この3つの要素を融合し、ノンストップの極限状態で描き切った製作スタッフ、そしてイドリス・エルバをはじめとするキャスト陣に拍手を贈りたい。

『ビースト』
2022年/米/94分
監督:バルタザール・コルマウクル
出演:イドリス・エルバ、シャールト・コプリー、イヤナ・ハーレイ 、ジェフェリーズ、他
※9/9(金)よりT・ジョイ博多、TOHOシネマズ ららぽーと福岡、ユナイテッド・シネマ福岡ももち、他にて全国公開