EVENTMOVIE
実写映画「鋼の錬金術師」完結編二部作公開を記念し、主演の山田涼介が来福!
- 福岡
「鋼の錬金術師」連載20周年新プロジェクトとして実写映画の二部作連続公開で原作の最終話までを描く完結編の第一弾、映画『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー』が現在大ヒット公開中。その完結編の集大成となる『鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成』がついに完成し、6月24日の全国公開を控えた5月29日、その最新作を引っ提げ T・ジョイ博多で行われた「《最後の錬成》最速 上映会 in 福岡」の舞台挨拶に主人公エドワード・エルリックを演じた山田涼介が登壇した。
「鋼の錬金術師」とは、月刊「少年ガンガン」(スクウェア・エニックス)で 2001年から2010年まで連載された荒川弘によるダークファンタジー漫画。錬金術が存在する架空の世界を舞台とした物語は、連載開始するやその魅力的なキャラクター、緻密に練られたストーリー、圧倒的で唯一無二な世界観で絶大な人気を誇り、全世界シリーズ累計8,000万部を超え、2度のアニメ化を実現。2017年12月に公開された初の実写映画化『鋼の錬金術師』は、興行収入約12億円の大ヒットを記録。2021年に連載開始20周年を迎え、新プロジェクトとして発表された今回の二部作による続編では、原作の感動の最終話までを描き切る堂々の完結編となっている。主演は前作に引き続きHey! Say! JUMPの山田涼介が務め、主人公で“鋼の錬金術師”の二つ名を持つ国家錬金術師エドワー ド・エルリックを演じ切る。また本田翼をはじめ、ディーン・フジオカ、蓮佛美沙子、本郷奏多らが続投。そして本作から登場する新キャストに、内野聖陽や新田真剣佑、舘ひろし、渡邊圭祐、黒島結菜、山本耕史、栗山千明、山田裕貴ら豪華俳優陣が名を連ねている。
舞台挨拶では、高い倍率を勝ち抜き、この日を心待ちにしていた約 320 名の満員の観客から大きな拍手で迎えられた山田。完成した「最後の錬成」を披露する気持ちを「撮影が終わってから約2年、ようやく皆さんに見て頂けるんだなという気持ちでいっぱいです。今日は是非楽しんでいただければ!」と喜んだ。衣装の赤いジャケットを選んだ理由については、「せっかくだからエドの色を身にまとって登壇しようと、スタイリストさんと話して赤に決めました」と今日の勝負服として選んだことを披露。
前作から約4年が経ち、長くエドと向き合ってきた山田へ前作から『復讐者スカー』、『最後の錬成』を経て、エドとしての心の変わり方などを尋ねられると、「1作目の時から、監督とは最後まで描き切りたいよねと夢物語のように話していましたが、僕の中ではいつかやるだろうなと思っていました。この4年間というのはエドの気持ちを途切らせることなく過ごしていたので、ようやく(撮影 に)入るんだなという気持ちでスタートができました。その4年間は、僕自身としてもすごく成長のあった4年間を過ごしたので、自分自身の成長がエドに還元できたのではないかと思います」と感慨深げに振り返った。また「鋼の錬金術師 完結編」でパワーアップしている点については、「撮影で鍛えていた期間に、最初はベンチプレスを 40kgしか上げられなかったけど、最後はMAX90kgまで上げられるようになりました。ただ、今は鍛えるのを辞めてしまったので、挙げられて50~60 kgが限界かな」と笑顔を見せた。
舞台挨拶は「鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成」上映前に行われ、これから作品を見る観客へ向けて注目のシーンを聞かれると「“お父様”との最終決戦ですね。原作でも物凄く見ごたえのあるシーンのひとつになっていて、「鋼の錬金術師」という作品の根源を描いているお話だと思います。人間が悪に飲まれていく様が繊細に描かれているので、息を吞みながら集中して見て頂けたら」と見どころを語ってくれた。話は福岡への話題に移り、本作の兄弟で旅をするストーリーになぞらえて、福岡で旅をするとしたら、どこに行って、何をしたいかの問いに、「食べたいものは豚骨ラーメンです」と即答。「実は福岡で豚骨ラーメンを食べたことがないんです。(Hey! Say! JUMPの)ツアーで福岡に来ると、水炊きに行こうよとなることが多いです。(福岡で豚骨ラーメンを食べてたことがないのは)損してるだろうな~」と悔しさを滲ませた。
そしてTwitterで募集した質問に山田本人が答えるコーナーが設けられ、「山田さんが何かを決心したり、あの時 誓ったことなど、一番印象に残っている約束の日はいつですか?」という質問に「僕が14〜15歳のときに時代劇で主演させて頂いた際に共演した泉ピン子さんとのことです。泉さんが本番で突然セリフをすべてアドリブに変えて来られたことがあり、戸惑いながらもそれは、セリフにない(泉さんの)心の声だと思って、予定になかったけどそのセリフを聞いて僕は涙したんです。そのシーンは(OA 時)そのまま使われていたのですが、そのシーンの撮影が終わった後に、泉さんが(山田さんの)マネージャーさんに<こいつは大物になるから、事務所が大切にするんだよ>と言われ、僕自身には<あんたはくじけそうになっても、この世界にいるべき人間だと思うから、諦めちゃいけないよ>と言われたことを胸に生きています」と、俳優・山田涼介の原点として大切な日を告白。続く「(鋼の錬金術師の)原画展に行かれた際に印象に残っている原画はありますか?そのポーズをとってほしいです!」というまさかのお願いに、「あります。お父様との最終決戦が描かれている原画があり、その1枚を見て1 作目の時に、プロデューサーさんに最後まで(映画)で描かれることがあったら、“お父様”は自分がやりますと言いました。それこそこれも約束の日でもあったので、とても印象に残っています」とポーズも併せて披露。
舞台挨拶の最後には、「映画としてエンターテイメントとして、この作品を楽しんでいただきたいというのが、僕たちキャスト・スタッフ一同の願いでもあるので、最後までエドとアルの旅を堪能してください!」と完結編のフィナーレとなる作品をアピールし、 大きな拍手と共にイベントの幕が閉じた。
映画『鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成』 は6月24日より公開。完結編の集大成をぜひ劇場で堪能してほしい。
『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー/最後の錬成』
STORY
国家錬金術師ばかりを狙った連続殺人事件が起きる中央(セントラル)を訪れたエドとアル。犯人は正体不明ながら、額に十字傷を持つこと から”傷の男(スカー)”と呼ばれていた。兄弟も命を狙われ応戦するものの、圧倒的な強さの前に機械鎧(オートメイル)を破壊され、絶体絶命となる。果たして二人はこの危機を乗り越え、元の身体を取り戻すことができるのだろうか。隠されたこの国の秘密と”約束の日”、そしてエドとアルの父親の過去。幾重にも重なる謎と真実が解き明かされ、物語は圧巻のフィナーレへ。最後に兄弟が出した答えとは…?原作の最終話まで描き切った”完結編”―伝説は二部作で完結する。
原作:「鋼の錬金術師」荒川 弘(「ガンガンコミックス」スクウェア・エニックス刊)
監督:曽利文彦
出演:山田涼介、本田 翼、ディーン・フジオカ
蓮佛美沙子、本郷奏多/黒島結菜、渡邊圭祐
寺田 心、内山信二、大貫勇輔、ロン・モンロウ、水石亜飛夢
奥貫 薫、高橋 努、堀内敬子、丸山智己、遼河はるひ、平岡祐太、
山田裕貴、麿 赤兒、大和田伸也
舘ひろし(特別出演)、
藤木直人/山本耕史/筧利夫
杉本哲太、栗山千明、風吹ジュン、
佐藤隆太、仲間由紀恵・新田真剣佑、
内野聖陽
Ⓒ2022 荒川弘/SQUARE ENIX Ⓒ2022 映画「鋼の錬金術師 2&3」製作委員会