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戦国ダンディズムを福岡で。特別展「独眼竜 伊達政宗」開催中!
- 福岡
初代仙台藩の藩主として知られる戦国武将・伊達政宗の甲冑や武具、書画を一堂に集めた特別展「独眼竜 伊達政宗」が10月8日から福岡市博物館で開幕した。
戦国時代末期にその名を馳せた武将、伊達政宗(1567~1636)。幼少期に右目を失明するも、その類稀な武芸や学問の才を開花させ、名だたる武将へと成長。戦乱期の奥羽に覇を唱え、のちに「独眼竜」と称えられた。その野望は天下人・豊臣秀吉によって阻まれるが、卓越した才覚と統率力によって激動の時代を生き抜き、仙台藩62万石の基礎を築き上げた。
本展覧会では、こうした政宗の人柄を伝える直筆の手紙や肖像画、斬新なデザインで都びとを魅了した伊達軍団の武具・甲冑、また政宗の多才ぶりをうかがわせる書画、さらには政宗の家臣・支倉常長がヨーロッパなどから持ち帰った国宝「慶長遣欧使節関係資料」など、約100点を公開。会期中には一部展示差し替えが行われるが、後期(11月1日〜27日)には「山形文様陣羽織」、さらに福岡初公開となる「黒漆五枚道具足」などの重要文化財も展示される。
また、今回は、筑前福岡藩の初代藩主・黒田長政、柳川藩主の立花宗茂という政宗の甲冑などを出展。同時代を生き抜いた3人の武将が揃う戦国ファン垂涎の展覧会となっている。
独眼竜・政宗の生涯を辿る本展。戦国ダンディズムをここ福岡で体験してほしい。
特別展「独眼竜 伊達政宗」
会 期 :10月8日(土)~11月27日(日)
9: 30~17:30(入館は17時まで)
会 場 :福岡市博物館(福岡市早良区百道浜3丁目-1-1)
休館日 :月曜日
お問合せ:西日本新聞イベントサービス/092-711-5491(平日9:30~17:30)