Ⓒ原泰久／集英社

「週刊ヤングジャンプ」（集英社）に連載中の大人気漫画『キングダム』の原画展「キングダム展 －信－」が福岡市美術館にて好評開催中。連載開始から15周年にあたる今年、作者・原 泰久氏全面監修のもと、主人公「信」の物語を再構築し、その軌跡を圧倒的な迫力で体感できる展覧会として注目を集めている。

第１話「無名の少年」から第４３８話「雄飛の刻」までのストーリーを１４の章とエンディングの１５のエリアで４００点を超える直筆生原画に、本展のために描きおろされた新たなイラスト約２０点を加え再構成。仲間や伝説の名将との出会いと別れを糧に成長する信の姿を中心に展開していく。原作ファンにはお馴染みの名シーンでは、空間を活かした巨大グラフィックや立体パネル、さらに壁一面に施された戦場パノラマなど圧巻の演出で表現。ファンならずとも一見の価値ある感動と興奮の展示が目白押しだ。特に第８章「函谷関の戦い」以降は、現在放送中のTVアニメの行く末を、原画と大型パネルで追うことができるファンにはたまらないシーンの連続。魂を揺さぶるセリフの数々には思わず込み上げてくるものがあるだろう。

また、来場者特典（通常チケット・グッズセットチケットをお持ちの方のみ）として入手できる「オリジナル卓上カレンダー」も大人気。金曜と土曜の夜１７時３０分以降は「山の民ナイト」と題し、各日先着１００名に楊端和、バジオウ、タジフの３種類からランダムに“山の民”のお面をプレゼント。その他にも物販エリアでは、充実したオリジナルグッズも販売されている。

地元九州を代表する漫画家・原泰久氏渾身の歴史漫画として、累計発行部数８３００万部を突破し、実写映画も大ヒットした「キングダム」。中国・春秋戦国時代を舞台に大将軍を目指す貧しい少年と、後の始皇帝となる秦国の若き王が天下統一を目指し駆け上がっていく成長と友情の物語。その壮大な漫画の世界に等身大で入り込むような本展。天下の大将軍を目指す信と共にその軌跡を歩んでほしい。

「キングダム展 －信－」
会　　期：開催中～9月26日（日）
会　　場：福岡市美術館（福岡市中央区大濠公園1-6）
休館日　：月曜日　※9/20(月・祝)は開館。9/21(火)は休館。
開館時間：9:30〜17:30　※金・土曜日は20:00まで開館
　　　　（入館は閉館の30分前まで）
お問合せ：092-711-5491（西日本新聞イベントサービス/平日9:30〜17:30）
公式ＨＰ：https://artne.jp/kingdom/（福岡会場公式サイト）

※9/12(日)まで福岡市美術館のコレクション展示室等は閉鎖中。