エンターテインメントフリーペーパー フライング・ポストマン・プレス

フライング・ポストマン・プレス 東京版

2017/03/23

スペアザ10周年イヤー総決算! 10人の“SPECIAL OTHERS(特別な人)”とコラボしたアルバム第二弾、「SPECIAL OTHERS II」をリリース!

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昨年10月にメジャーデビュー10周年をキックオフさせたSPECIAL OTHERS。10周年イヤーを締めくくるコラボアルバムは、斉藤和義、RIP SLYME、山田将司(THE BACK HORN)、菅原卓郎(9mm Parabellum Bullet)、GEN (04 Limited Sazabys)、浜野謙太(在日ファンク)と多彩なアーティストが集結!それぞれの個性を最大限に生かし、発揮したコラボアルバムについて、その魅力や制作秘話を聞いた。

 

 

—今回はコラボアルバム第2弾ですが、より一層スペアザの音の深みが増して、各アーティストとスペアザの良さが十二分に活かされていますね。

 

宮原(Dr.):新しい方法を取り入れていっているんで、音の質は変わっているかもですね。6年の間に俺らのスキルもちょっとずつ上がってるのと、あとはパソコンをようやく導入しまして。曲作りが10倍くらい早くなったんですよ。そういう意味では徹底的にこだわって曲作りできるようになりました。

柳下(G.):6年前のコラボの時は結構低いクオリティでデモを送ってたんですけど、今回は最初にドンっとみせたので、ワン・ツーで出来ちゃうくらいスムーズで。相手のアーティストに引き出された感がすごくあります。その人たちのことを思い浮かべるとすんなり音が生まれるというか。

 

—RIP SLYMEとのコラボ曲は、双方の“大人のかっこよさ”が滲み出ていて、皆さん、良い時を重ねているなと感じさせる楽曲でした。

 

宮原:あのリップ5人に我々4人に入るわけじゃないですか。ライブをイメージした時に客がシーンとなってしまったら大惨事だと思ったんですよ。そんなプレッシャーから単純にノリノリな曲と今回の曲と、一応2曲をなげたんですけど、「今リップがやりたいのはこっちだね」って選んでもらって。俺たちと少ししか年齢が離れてないんだけど、「あんなかっこいい大人いないよ」くらいの大人だと思っています。なんでリップがこんなにかっこいいのかっていうのを細かく研究しながらレコーディングしていました(笑)。

柳下:まあ、もとがいいっていうのが(笑)。あと、メンバーの感じがドーンと構えてるというか、余裕があるんですよ。

宮原:俺たちってなんかこう前に前にいく感じがまだあって。ハングリー魂っていうか、まだ獲物を狙う目をしてるんすよ。特に鍵盤のやつが前のめりなんですけど(笑)。だから芹澤がもっと落ち着いてくれたらRIP SLYME感が出るんじゃないかっていうのがあります。

柳下:でも俺ら永遠にあのオーラ出ないと思うよ。俺らは永遠の素人だと思っているので。

 

—RIP SLYMEの4MC含め、コラボではそれぞれのアーティストの歌が入りますが、スペアザの音楽は「バックミュージック」にはならず、ともに一曲を“歌って”いるように聴こえます。

 

宮原:音を出す上で“語るように演奏する”、“気持ちを入れて音を出す”というのは俺らが常に大切にしてきたことで。今回、歌い手がいるので、邪魔しすぎるといけないし、邪魔しなさすぎもつまらないしっていうバランスを考えながら作っていきましたね。

柳下:メロディー楽器じゃないドラムやベースでも「楽器で歌う」ってことは普段から心掛けています。そのスペアザの個性を生かしつつ、コラボする人の歌を最大限に活かしたいと思って全曲を作りました。

 

—斎藤さんとのコラボはどんな始まりでしたか?

 

宮原:キヨサク君(MONGOL800)とのコラボ曲をフェスで演奏した時に和義さんが見てて、「俺に歌わせてよ」みたいなことを言ってくれたんですよ。それで和義さんとのコラボを絶対実現させたいと思った我々は、忘れさせないように会うたびにフェスでの話を絡めつつ5年間あたためて(笑)。それで今回やっとオファーが出来たんです。

柳下:作戦成功です。俺たちが忘れさせませんでした。

 

—『ザッチュノーザ』というタイトルはインパクトがありますね。

 

宮原:車乗りながら、曲を考えてた時になんとなく出てきた言葉なんですよ。 コラボをするアーティストのみんなは歌を自分で作るから、俺の仮歌はだいたい当てにしないんですよ。でも和義さんは「ザッチュノーザいいじゃん」って、適当に歌ってた「ザッチュノーザ」を採用してくれて。でも雰囲気で口ずさんでいたものの「ザッチュノーザ」ってどういう意味なんだろうって思って(笑)。英語できる友達に聞いたらあるよって言われました。ラッキーでした(笑)。

 

—山田さんと菅原さんのツインボーカルにスペアザの組み合わせは意外でしたが、曲を聴くとビシッとはまっていますね。

 

宮原:今回のコラボ作品では、デュエットを1組入れたいなと思っていました。もともと卓郎とは長い付き合いで、オファーしようと思ってたんですよ。そんな時に卓郎・山田っていうコンビが思い浮かんで、これ以上のデュエットないんじゃないかと思ったんです。卓郎・山田って矛×矛というイメージがあったので、これが混ざったらものすごい迫力なんじゃないかと。

柳下:曲はすぐに出来たね。2人のイメージが強烈にあったから。ちょっとそこに一歩歩み寄るじゃないけど、普段スペアザでは弾かないようなフレーズも入れたりして。2人の声の力に引っ張られた感じの凄いエネルギーの曲ですね。

宮原:仮歌で俺が「愛だけがにじむ世界、君を愛している」って入れたんですよ。で、それを聞いた2人が「愛だけは滲んじゃダメだろう」って話になったらしくて(笑)。だから「愛だけは滲ませないで」って歌詞が入ってます。

 

—浜野さんとの曲は、ボーカルがピリっと効いていますね。

宮原:俺たちアフロビート的なミュージックが好きで、ハマケンも好きじゃないですか。で、ヤギ(柳下)が「ハマケンとアフロの曲やったらかっこいいよね」って。アフロを日本で一番かっこよく歌えるのってハマケンなんだろうなって思ってオファーしました。

柳下:この曲は、他の4曲がキャッチーな分、引き立つと思うんですよね。アフロで一辺倒に突き進むような曲。このコラボの人選だからこそ出来た曲ですね。

宮原:最後のソロ回しは普通だとここまで長いのは取らないんだけど、「あいつだったらいけんだろ」って思って。あえて長めにして、ハマケンの引き出しを全部出させようみたいな。

柳下:曲が8分越えだもんね。でも全然飽きさせないから流石だなって。こちらの希望を全ての箇所で超えてきたから。

宮原:ディレクターとラインしてた時も、「流石だな」の一言で全部が通じる感じでしたね。その一言にいろんな意味が篭ってるんですけど。

 

—GENさんは今回のコラボの中でも若手ですね。これはどんな始まりで?

 

柳下:最初に会ったのはフェスで。マネージャーがたまたま俺らの高校の同級生だったんです。彼ら主催のフェスとかにも呼んでくれて、「ここまできたらやるっきゃないっしょ!」ということで声かけさせてもらいました。

宮原:このラインナップからだと若手だしめっちゃバランスいいなと。最初、ハイトーンのGENに合せて、高めの音で作って送ったら高すぎたみたいで下げました(笑)。

 

—04リミは中高生の若い世代にも人気のバンドですが、若いリスナーにスペアザの音楽がこんな風に届いて欲しいっていうものはありますか?

 

宮原:15、6歳の人って、ロックとかを聴いてる人が多いイメージがあるんですが、「なんだこの聞いたことない変な曲は」とかって、新しい音楽に出会うように感じて思ってもらえたらと。自分たちのようなインストバンドの曲を10代の人が耳にする機会は特に少ないと思うので、そういう風に聞いてくれたら嬉しいですね。

 

—そうやって年代やジャンルを超えていくのがコラボの魅力ですね。

 

宮原:そうですね。あるアーティストが好きだった人が、別のアーティストにも興味をもって、そこから知らなかったジャンルの音楽を知ったり、またその逆もあったり。どっちからも繋がれる。色々なものの架け橋になればなって思ってます。

柳下:どっちにも入り口・出口があって広がってる。ウィン・ウィンですね。

 

 

 

【読者プレゼント】 サイン入りチェキを1名様にプレゼント!

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<応募詳細>

■応募方法:

住所・氏名・年齢・性別・職業・FPPの感想を記入して、件名に「スペアザ チェキプレゼント係」と明記のうえ、present-n@flying-postman.com

にお送りください。

※4/30(日)締め切り

※応募はお一人様一通とさせていただきます。それ以上のご応募があった場合は無効とさせていただきますので、ご了承ください。

 

 

 

 

コラボ作品集 「SPECIAL OTHERS II」

SPEジャケ

NOW ON SALE

初回限定盤 ¥3600+税(3CD) VIZL-1114

通常盤 ¥1800+税(CD)  VICL-64715

 

SPECIAL OTHERS(スペシャル アザース)

1995年結成。バンド名の通称は「スペアザ」。ジャムバンド、インストバンド、ポストロックと評される場合が多い。2013年日本武道館でのワンマンライブはソールドアウト。2015年10月にはメジャーデビュー10周年イヤーをキックオフさせ、6枚目のオリジナルアルバム『WINDOW』をリリース。今年3/1には第2弾となるコラボアルバム「SPECIAL OTHERS II」が発売された。


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