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フライング・ポストマン・プレス 名古屋版

2018/03/20

大ヒット上映中! 映画『リメンバー・ミー』 日本版声優 松雪泰子インタビュー

アカデミー賞〈長編アニメーション賞〉〈主題歌賞〉の2部門を受賞した『リメンバー・ミー』が、ついに全国公開となった。ディズニーとピクサーが、誰も観たことがない明るくカラフルな“死者の国”を舞台に、時を越えた“家族のつながり”を描いた本作において、ママ・イメルダ役で声の出演をする松雪泰子に、作品への想いや収録のエピソードを聞いた。

 

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—松雪さんとディズニー映画との出会いはいつ頃ですか。

ディズニー映画は、私が子どもの頃から観ていて、特に『アラジン』がお気に入りです。前向きな気持ちにしてくれる作品が多いので、今でも夢やファンタジーに浸りたい時にはディズニー映画を観ますね。

 

 

—『リメンバー・ミー』のオファーを受けた時のお気持ちを教えてください。また、声優をされるにあたって大変だった点などを教えてください。

純粋に嬉しかったです! きっとこの作品は自分にとって特別な作品になるんだろうなと感じました。映画の中の重要なシーンに、メキシコの民謡をモチーフにした歌が登場するのですが、普段メキシコ民謡に触れる機会がどうしても少ないので、独特のリズムに慣れるのが大変でしたね。さらに、原作の英語と日本語では言葉のリズムが違うので、英語のようにダイナミックな抑揚をつけて歌うために何度も自分の声を調節しました。

 

 

—本作品の第一印象はいかがでしたか。

話が“大人っぽいな”と思いました。小さなお子さんにはもちろん、大人の方にも楽しんでいただけるように、家族とのつながりという普遍的なテーマを、色彩豊かな映像やダイナミックな音楽が盛り上げていて、世界に引き込まれました。

 

 

—松雪さんのお気に入りはどのシーンですか。

「生者の国」から「死者の国」へ入る瞬間の映像には鳥肌が立ちました。映画のメインビジュアルでも使用されていますが、2つの国を繋ぐ、マリーゴールドの花びらでできた橋が美しいですよね。個人的にキャンドルなどは大好きなので、祭壇に飾られたキャンドルの明かりの色にも見入ってしまいました。

 

 

—アフレコ現場での裏話をお願いします。

主人公ミゲル役の石橋陽彩(いしばしひいろ)さんの歌声への探究心に圧倒されました。年齢を感じさせない突き抜けるような深い音は、彼のいい骨格が生み出していると思います。良い声を聞くと、ついついその人の骨を見てしまうんですよね(笑)。どういった体の構造がその声を作っているのか知りたくなります。

 

—ご自身のアフレコシーンで気をつけたことは何ですか。

私が演じたママ・イメルダはミゲルたち家族の中心となるような女性なので、威厳を保ちつつ、愛情深いチャーミングな声を意識しました。彼女はラテン系の女性ですので、声質がやわらかくなりすぎないようにエッジを効かせるなど、スタッフさんと一緒に様々な声を試しました。

 

—声優と女優、それぞれに魅力がありますね。

声優は、技術を要する部分が多くてまだまだ難しいですが、自分の体を楽器のように使って自由なアプローチで遊べるところが面白いですね。声のお仕事も大好きです。

 

—映画を通じて得られた松雪さん自身の新たな発見を教えてください。

“今”生きている、このかけがけのない一瞬を、もっと大事にしたいと思うようになりました。映画の中で「生きている人に忘れられると死者の国からも消える」(記憶がなくなったら存在しなくなる)というメッセージが登場します。でも、年を重ねると記憶はどうしても薄れてしまいます。だからこそ、もっと“今”を大切にしたいですね。 

 

—映画を楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いします。

主人公ミゲルは「自分がなぜ音楽に反応するのか」という疑問を解決するために自分のルーツを探ります。家族の繋がり、絆が紐解かれることに愛を感じるからこそ、『リメンバー・ミー』は全世界で受け入れられる作品となっているのではないかと思います。映画を通じて、これからの人生が待っている若い方々には新しい世界が拓けるような感覚、様々な社会のしがらみに捕らわれてしまっている大人の方々には自分の世界が解放されるような感覚を味わってもらいたいです。

 

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【STORY】

主人公は、ミュージシャンを夢見る、ギターの天才少年ミゲル。しかし、厳格な《家族の掟》によって、ギターを弾くどころか音楽を聴くことすら禁じられていた…。ある日、ミゲルは古い家族写真をきっかけに、自分のひいひいおじいちゃんが伝説のミュージシャン、デラクルスではないかと推測。彼のお墓に忍び込み美しいギターを手にした、その瞬間──先祖たちが暮らす“死者の国”に迷い込んでしまった!

そこは、夢のように美しく、ガイコツたちが楽しく暮らすテーマパークのような世界。しかし、日の出までに元の世界に帰らないと、ミゲルの体は消え、永遠に家族と会えなくなってしまう…。唯一の頼りは、家族に会いたいと願う、陽気だけど孤独なガイコツのヘクター。だが、彼にも「生きている家族に忘れられると、死者の国からも存在が消える」という運命が待ち受けていた…。絶体絶命のふたりと家族をつなぐ唯一の鍵は、ミゲルが大好きな曲、“リメンバー・ミー”。不思議な力を秘めたこの曲が、時を超えていま奇跡を巻き起こす!

 

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【映画情報】

『リメンバー・ミー』

同時上映『アナと雪の女王/家族の思い出』

 

監督:リー・アンクリッチ 共同監督:エイドリアン・モリーナ

製作:ダーラ・K・アンダーソン

製作総指揮:ジョン・ラセター 音楽:マイケル・ジアッキーノ

歌曲:ロバート&クリステン・アンダーソン・ロペス

日本版エンドソング♪「リメンバー・ミー」(シシド・カフカfeat.東京スカパラダイスオーケストラ)

 

公式サイト 

 

 ©2018 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

 

2018年3月16日(金)全国ロードショー 

 

 

 

 

 


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