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フライング・ポストマン・プレス 名古屋版

2017/08/30

9月9日(土)公開 映画『散歩する侵略者』  長澤まさみさん、松田龍平さん、黒沢清監督が登壇!

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国内外で常に注目を集める黒沢清監督が、劇作家・前川知大率いる劇団イキウメの人気舞台「散歩する侵略者」を映画化。本作は第70回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門正式出品が決定。誰も観たことがない唯一無二の斬新なストーリーと黒沢清監督の新たな挑戦に日本のみならず、世界中から大きな期待と注目を集めている。

 

そんな注目の映画公開を前に、8月29日(火)、名古屋・ミッドランドスクエアシネマにて舞台挨拶・先行上映会が行われ、長澤まさみさん、松田龍平さん、黒沢清監督が登壇した。

 

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長澤:今日はお忙しい中足を運んでくださりありがとうございます。なかなか巡り合うことのないような素敵な役を演じさせていただきました。たくさんの方に観ていただきたいと思います。本当に魅力的な映画になっているので楽しんでください。

 

松田:先行ロードショーということで、名古屋の方に楽しんでもらいたいですね。来ていただいて、本当にありがとうございます。

 

黒沢:本日はありがとうございます。名古屋には年に1回は来ているので、「ああ、また名古屋に来たな」と思っています。ただ、今回は長澤さんと松田さんと一緒に来たということで、深い思い出となりそうです。

 

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—名古屋にお越しいただいて何か食べられましたか?

 

長澤:ひつまぶしを食べました。キャンペーンで名古屋に来る時はいつも食べるんです。私の出身は静岡で、母が浜松なので浜松のうなぎをよく食べていて、うなぎは大好きなんです。

 

黒沢:僕もひつまぶしを一緒に食べました。昼をたらふく食べたんですけど、移動先にサンドウィッチが置いてあって。満腹でとても手が出ないなぁと思っていたのですが、長澤さんが「あのサンドウィッチ、めちゃくちゃ美味しいですよ」っていうから、「そうですか?」と思って食べたら本当に美味しくて。ペロっと食べてしまいました。

 

松田:僕も一口だけ…、と思ったら全部食べてしまいました。(会場笑)

 

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—本作は、長澤さん演じる“鳴海”と、松田さん演じる“侵略者に体を乗っ取られた真治”の夫妻を中心に物語が進みます。長澤さんは、突然、別人として帰ってきた夫に終始怒っているという役でしたが、演じられていかがでしたか?

 

長澤:鳴海は、大半は怒っているんですけど、とても愛情に溢れている人でもあると思います。映画を観て、“怒っている意味”を感じてもらえたら嬉しいなと思います。

 

—松田さんは侵略者に体を乗っ取られてしまうという役で、飄々とした演技を見せてくださったのですが、演じられていかがでしたか?

 

松田:皆さんそれぞれ、侵略者(宇宙人)と聞いて思い浮かべる姿があると思います。僕も自分なりに色々考えたのですが、想像が広がりすぎて果てしないな…と。黒沢監督にもイメージを聞いてみたのですが、「わからない」と言われました(笑)。なので、「あまり“侵略者”ということにこだわらないで現場に入ってみよう」と思いました。“人間から概念をひとつずつ奪う”という役ですから、逆に、もともとは概念を持っていない、自由で何にも縛られていない人を演じるのだと思うと、「これ結構楽しい役なんじゃないかな」と思って。そういう気持ちで撮影に臨みました。

 

—監督からご覧になってお2人の演技はいかがでしたか?

 

黒沢:本当にそのまんまなのですが、松田さんも長澤さんもマイペース。この夫婦がそれぞれ自分を持っていながらどう接近し、どうお互いのことを理解していくのかというところが、この映画の最大の見所だと思います。この2人のペースの違いが、どんなふうに混ざり合うのかに注目してもらえたらと思います。

 

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—今回、長澤さんと松田さんは初共演。長澤さんから見た松田さんの印象は?

 

長澤:思った通りの印象でした。あんまり多くは語らないんですけど、ユーモアに溢れていて、人の良いところを見るのが上手な人だなと。嫌われることが少ない人だと思います。許容範囲が広いというか、犬とも仲良くなれますし…。

松田:犬って何ですか、犬って(笑)。

長澤:(笑)。映画で出てくるんですよね、犬とのシーンが。

 

—松田さんはいかがでしたか?

 

松田:そうですね、本当に楽しかったです。侵略者に体を乗っ取られて人間としては右も左もわからない状態で、長澤さん(鳴海)だけを頼りにしている役だったわけですが、長澤さんの明るさというか、柔軟な感じに助けられて。そういう意味ではずっと長澤さんに操られている状態でした。手の上で転がされているけどそれが嫌じゃない、むしろ心地よいという、映画の2人の関係そのままでした。

 

監督:お互い、腹の探り合いをしているのが微笑ましかったですね。何とも言えない、いい感じの味わいを出していました。

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会場は時折あたたかな笑いが起こり、終始和やかなムードで舞台挨拶は進行。

最後は3人それぞれからのメッセージで締めくくった。

 

 

黒沢:『散歩する侵略者』。「散歩」という、日常的でほのぼのした感じと、「侵略者」という非日常的でおそろい響きが組み合わさったタイトルです。映画自体も日常と非日常がぶつかり合う内容になっています。最終的には、ある意味でわかりやすい結末と希望に導かれるはずですので、最後に導かれる希望がどんなものであるか、映画で観ていただけたらと思います。

 

松田:映画の流れに身を任せて、ただ、いい気持ちになって帰ってもらえたらこれ以上の喜びはないです。

 

長澤:「自分にとって大切なものって何なんだろう?」と考えさせられました。本当に今まで見たことのない映画になっています。意外と笑えるシーンもたくさんありますので、そんな時は笑って、思い切り楽しんいただけたらと思います。

 

 

 

 

 

 

<ストーリー>

数日間の行方不明の後、不仲だった夫が、まるで別人のようになって帰ってきた。なぜか穏やかで優しくなった夫に、戸惑う加瀬鳴海(長澤まさみ)。夫・加瀬真治(松田龍平)は、何事もなかったように毎日散歩に出かけていく。

同じ頃、町では一家惨殺事件が発生。奇妙な現象が頻発する。ジャーナリストの桜井(長谷川博己)は取材中、天野(高杉真宙)という謎の若者に出会い、2人は一家惨殺事件のカギを握る女子高生・立花あきら(恒松祐里)の行方を探し始める。

 

あきらを見つけた桜井は、そこで天野とあきらがある男と会話をする中で起こった「異変」を目撃する。天野は、自分たちは侵略者で、人間の「概念」の調査をしている。自分たちがその「概念」を学習すると相手からそれが抜け落ちる、という。

半信半疑ながらも彼らに興味を持った桜井は、もう一人の「仲間」を探すという彼らに密着取材を申し入れる。

 

一方、真治は、毎日ぶらぶらと散歩をするばかり。散歩中にいったい何をしているのか…? 問いつめる鳴海に、真治は衝撃の告白をする―「地球を侵略しにきた」と。

鳴海は戸惑いながらも、いつしか真治を再び愛し始めていた。

 

町は急速に不穏な世界へと姿を変え、事態は誰も止めることができない方向へと加速し始める。

 

混乱に巻き込まれていく桜井がたどり着く選択とは?

そして、鳴海と真治が向かう先にある結末とは?―

 

 

 

 

<映画詳細>

原作:前川知大「散歩する侵略者」

監督:黒沢清    

脚本:田中幸子/黒沢清   

音楽:林祐介

出演:

長澤まさみ 松田龍平 

高杉真宙 恒松祐里 前田敦子 満島真之介 児嶋一哉 光石研 東出昌大 小泉今日子 笹野高史

長谷川博巳

©2017「散歩する侵略者」製作委員会 

 

公式HP  :http://sanpo-movie.jp/

ツイッター :https://twitter.com/@sanpo_movie  #散歩する侵略者

Facebook :https://www.facebook.com/sanpomovie/

 

9月9日(土)ミッドランドスクエアシネマ他にてロードショー


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