エンターテインメントフリーペーパー フライング・ポストマン・プレス

フライング・ポストマン・プレス

2014/04/28

23歳で夭逝したスター、リヴァー・フェニックスの幻の遺作『ダーク・ブラッド』が日本上陸!

  「ダーク・ブラッド」メイン

 

 

リヴァー・フェニックスがスクリーンに帰ってくる。

 

『スタンド・バイ・ミー』(’86)や『旅立ちの時』(’88)、『マイ・プライベート・アイダホ』などで、唯一無二の存在感を放ち、アメリカのみならず、日本でも熱狂的なファンが多くいた永遠のスター。薬物中毒により急逝し、その当時撮影していた映画『ダーク・ブラッド』はお蔵入り…だったはずだが、大病を患い、余命宣告されたジョルジュ・シュルイツァー監督がキャリア集大成として再度本作に取り組み、撮影できなかった部分をナレーションで補うなどし、ついに’12年に完成にこぎつけた。そして現在、世界に先駆け、日本で劇場公開が実現している。

 

 

「ダーク・ブラッド」サブ2

 

 

物語の舞台は、アメリカ南西部の砂漠地帯。かつて核実験場であったその地は今は無人の荒野、この世の果てのような場所になっていた。冒頭、ハリウッドからやってきた夫婦がこの荒野を車で駆け抜ける。車窓ごしにその荒涼とした景色を眺めているだけでも、寂寥感と焦燥感がこみ上げてくる。そんな場所で車の故障により立ち往生してしまった夫婦を助けるのが、この地に暮らすネイティブアメリカンの血を引く青年ボーイ(リヴァー・フェニックス)だ。妻を喪って以来、世界の終末を待ちわびつつ、孤独に暮らしていたボーイだったが、美しい人妻バフィー(ジュディ・デイヴィス)との出会いにより心の奥底にしまっていた“愛を求める想い”が噴き出し、やがて狂気と正気の狭間に堕ちていってしまう。

 

リヴァー・フェニックスを見つめる、それがこの映画の一番の楽しみ方だ。

アイドルスターから脱皮して、大人の俳優へと成長を遂げた、ちょうどその頃の彼の姿がフィルムには刻まれている。純粋さと凶暴さ、美しさ…。時に人間味を帯び、時に現実離れしたカリスマ性を備え、この世界の白と黒の間を行き来するその姿にいつの間にか惹きつけられ、目が離せなくなってしまう。

 

主人公が至る衝撃のラストは、リヴァー・フェニックス自身の人生の終末にも同化して、観客の心をグラグラと揺り動かす。永遠のスターが20年越しにスクリーンを通じて伝えるメッセージ、その深い余韻をじっくりと味わいたい。

 

 

 

 

『ダーク・ブラッド』

12/米・英・オランダ/86

http://www.dark-blood.com

 「ダーク・ブラッド」サブ1

 

監督:ジョルジュ・シュルイツァー

出演:リヴァー・フェニックス、ジュディ・デイヴィス、ジョナサン・プライス、他

※東京・ユーロスペース他全国順次公開中

(C)2013 Sluizer Films BV

 

●リヴァー・フェニックスの過去作品の同時上映が決定!

5/3(土・祝)5/16()『アメリカンレガシー』

5/17(土)~5/30(金)『マイ・プライベート・アイダホ』

≪連日15:00~上映予定≫


PR

FLYING POSTMAN PRESSは全国5都市で配布しています。