エンターテインメントフリーペーパー フライング・ポストマン・プレス

フライング・ポストマン・プレス

2012/08/31

秘蔵映像満載のドキュメンタリー映画『ボブ・マーリー/ルーツ・オブ・レジェンド』公開!


『ワン・ラヴ』『ノー・ウーマン、ノー・クライ』『アイ・ショット・ザ・シェリフ』『エクソダス』…この名曲の数々を世に送り出した“キング・オブ・レゲエ”こと、ボブ・マーリー。

『ボブ・マーリー/ルーツ・オブ・レジェンド』は、そんな彼の素顔に迫ったドキュメンタリー・ムービーだ。彼を支え続けた妻・リタ・マーリーや、ボブとリタの子どもたち、ボブが最初に組んだバンド・ウェイラーズのメンバーだったバニー・ウェイラーなど、彼の真の姿を知る人々によるコメント、そして未発表音源や未公開映像などを織り交ぜつつ、わずか36年ながら鮮烈な印象を人々の脳裏に刻んだ彼の生涯に迫っている。

 

ボブ・マーリーに人々はどんなイメージを抱くだろう? 恐らく多くの人は“ラブ&ピースな世界的ミュージシャン”とイメージするのではないだろうか。だが、そのイメージは彼の一面に過ぎなかったのだと、本作は教えてくれる。家族や友人たちの証言から浮かび上がってくるのは、迷い、戸惑い、悩みつつ生きていた人間。聖人君子でも、完全無欠なヒーローでもない、ひとりの男、ひとりの父親がフィルムに刻まれている。

 


例えば、こんなシーンがある。

ボブ・マーリーは妻子がありながら、多くの女性たちと浮き名を流した。その華やかな女性遍歴を、なんと妻であるリタ・マーリー自身が語るのだ。「魅力的な人だから…」と、決してボブを責める素振りを見せず、にこやかに語るリタ。笑顔の裏に潜む苦悩、“それでも愛している”というあきらめ交じりの深い愛には、感動を覚えるのと同時に、これだけの女性の心を掴んで離さなかったボブ・マーリーの魅力をも再確認できるはず。


 


そして、こんなシーンがある。

大好きなサッカーをプレイ中に足の親指を怪我したボブ・マーリー。その傷が元となり、悪性の腫瘍メラノーマを発症。“完治のためには足を切断したほうがいい”と医師に言われたにも関わらず、彼は“(足を切断したら)踊れなくなる”という周囲の人々の言葉に流され、病巣だけを切断することにする。その後、悪性腫瘍は彼の体中を蝕んでいき、気付いた時には既に“手遅れ”という状態に。“頭ではわかっていても、そう簡単に割り切ることはできない”。そんな人間らしい姿が、スクリーン越しに見えてくるのだ。

闘病のため、彼はドイツに向かうのだが、その場面で流れるのが代表曲のひとつ、『リデンプション・ソング』。“昔、海賊どもは俺たちを奴隷商人に売り飛ばした”という一節が、物哀しくも力強く鳴り響き、観る者の心を強く揺さぶる名シーンとなっている。


 


映画を観た後に、改めてボブ・マーリーが遺した音楽を聴いてみてほしい。

“神様の音楽”は、“人間の音楽”でもある。圧倒されながらも身近に感じる。そんな芳醇な時間を過ごすことができるはずだ。



『ボブ・マーリー/ルーツ・オブ・レジェンド』

http://www.bobmarley-movie.jp

’12年/米・英/144分  

監督:ケヴィン・マクドナルド 

出演:ボブ・マーリー、リタ・マーリー、ジギー・マーリー、セデラ・マーリー、バニー・ウェイラー、他

※9/1(土)より角川シネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷、吉祥寺バウスシアター他にて公開

(C)SHANGRI-LA ENTERTAINMENT LLC AND TUFF GONG PICTURES LP 2012



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