エンターテインメントフリーペーパー フライング・ポストマン・プレス

フライング・ポストマン・プレス

2012/03/16

【映画紹介】『ドライヴ』


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昼はハリウッドのカーアクションのスタントマン、夜は強盗の逃走車の運転を請け負っている“ドライバーの男”。家族も友だちもなく孤独に生きる彼は、ひょんなことから同じアパートに暮らす・女性アイリーンと出会い、互いに惹かれ合う。

しかし、彼女は服役中の夫を持つ人妻であり、一児の母。刑期を終えた夫が出所すると聞き、ドライバーの男は彼女とその子どもと距離を置くことを決意するが、夫の犯罪組織のトラブルに巻き込まれてしまい…。



アイリーンへの愛のため、危険な闘いに身を投じるドライバーの孤独と想いを衝撃的に描き出し、第64回カンヌ国際映画祭で見事、監督賞を受賞した本作。

ライアン・ゴズリングは、『君によむ物語』(’04)で世界的にブレイクし、『ブルーバレンタイン』(’10年)ではアカデミー賞主演男優賞にノミネートされた実力派俳優。本作では、過去はおそか名前すらも明らかにされないミステリアスな“ドライバーの男”を演じている。とことん寡黙で超絶ドライビングテクニックを持つ男はもはやロボットのよう。そんな難役である男の心の揺れ動きを、ささいな動作や目の動きで表しているのはさすがだ。

そして、人妻のヒロインを務めるのは、『わたしを離さないで』(’10)などで一躍注目を浴び、現在公開中の話題作『SHAME―シェイム―』に出演するなど、目覚ましい活躍を見せている女優キャリー・マリガン。男同士の血を血で洗うような争いが繰り広げられる中、イノセントな魅力を持つ彼女のキャラクターが物語の救いとなっている。


また、スタイリッシュな映像と音楽も本作の見どころ。スリリングなカーチェイスのシーンに、スローテンポのテクノミュージックを使うことで緊張感を際立たせるなど、計算された演出は必見。バイオレンスに満ち、常に緊張感漂いながらも、詩的ですらあるシーンの数々に引き込まれること間違いなし。



【映画情報】

『ドライヴ』

’11年/米/100分

監督:ニコラス・ウィンディング・レフン

出演:ライアン・ゴズリング、キャリー・マリガン、ブライアン・クランストン、アルバート・ブルックス、オスカー・アイザック、ロン・パールマン、他

※3/31(土)より全国公開



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