エンターテインメントフリーペーパー フライング・ポストマン・プレス

フライング・ポストマン・プレス

2011/12/22

【映画紹介】『運命の子』

<story>

2600年前の中国、普の国。趙の武官、屠岸賈(とがんこ)の謀反により、趙一族は皆殺しにされようとしていた。その最中、宰相の息子・趙朔(ちょうさく)の妻・荘姫(そうき)の出産に立ち会った医師・程嬰(ていえい)は、生まれたばかりの赤ん坊を屠岸賈から逃して欲しいと託される。

戸惑いながらも屠岸賈から赤ん坊を守ろうと奔走し、趙の子は生き延びたものの、代わりに自身の妻と赤ん坊が殺害されてしまう。絶望の淵に立たされた程嬰は、屠岸賈への復讐のために彼の門客となり、自分の子として趙の赤ん坊・程勃(ていぼつ)を育てることを決意。将来、屠岸賈がかわいがってきた程勃に復讐の剣を握らせるために…。



『さらば、わが愛 覇王別姫』でカンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞し、その後も『花の影』『北京ヴァイオリン』『花の生涯~梅蘭芳~』など数々の名作を世に送り出してきたチェン・カイコー監督の最新作。中国の歴史書にて長らく語り継がれてきた、司馬遷の『史記』内の「趙氏孤児」を、一本の映画に仕立てあげた。

一族の子を残すために奔走した趙朔と荘姫、家族を殺され復讐のためだけに生きる医師、復讐のためだけに育てられた程勃、そして真実に気付いた屠岸賈…。15年にも及ぶ壮大な復讐劇の中には、運命の呪縛から逃れられないおのおのの苦しみや葛藤、さまざまな想いが交錯している。

程嬰と屠岸賈は、共に程勃を育てる中で、次第に自身の信念や心情が移ろい、かつて抱いていた自分の正義感が揺らいでいく。歴史大作でありながら、“命”と“親子愛”をテーマにした本作は現代にも通ずる普遍的なドラマに仕上がっており、観る者の心を揺さぶること違いない。




【映画情報】

『運命の子』

http://www.unmeinoko.jp/

´10年/中/128分

監督・脚本:チェン・カイコ―

原典:司馬遷『史記』

出演:グォ・ヨウ、ワン・シュエチー、ファン・ビンビン、チャン・フォンイー、他

※12/23(金・祝)より全国公開



PR

FLYING POSTMAN PRESSは全国5都市で配布しています。