エンターテインメントフリーペーパー フライング・ポストマン・プレス

フライング・ポストマン・プレス 関西版

2018/01/10

【インタビュー:RAMMELLS】新世代シティポップの旗手として注目の存在、RAMMELLSのギタリスト、真田 徹の音楽観とバンドに懸ける意気込み

SPECIAL_INTERVIEW

キャッチ

[A写]RAMMELLS「Authentic」メイン_大

 

図1

 

リード

 

 

―― RAMMELLSのメンバーは全員、音大出身なんですね。真田さんは高校時代から、(SuchmosのYONCEらと)OLD JOEというバンドをやっていたそうですが、バンド経験は真田さんが一番長いんですか?

 

「はい、リズム隊の二人はRAMMELLSを組むまでは、どちらかというとスタジオミュージシャン志向だったし、黒田は特に音楽活動はやってなくて、バンド初心者なんです。だから、バンドのノリを他の3人にわかってもらうのが難しくて。ようやくここ何ヶ月かでバンドらしくなってきたかなって。もっとライブバンドになっていきたいなって思ってます」

 

―― ライブバンドとしての理想像みたいなのってありますか?

 

「ちょっとジャンルは違いますけど、ライブバンドとしてイメージするのはScoobie Dooですね。ずっと大好きなんです」

 

―― そうなんですね!ちなみに、どういうきっかけでScoobie Dooと出会ったんですか?

 

「19歳ぐらいの時にベースの亀山くんに、“このバンドかっこいいよ!”って、教えてもらって、それからですね。2016年の大晦日に(Scoobie Dooと)対バンさせてもらったんですよ。その時にメンバーともお話しすることができて、RAMMELLSのこともOLD JOEのことも知っててくださってて。めちゃくちゃ嬉しかったです!僕はギターのマツキさんにすごい影響受けてるんで」

 

―― 確かに、Scoobie Dooはライブであのスタイルを鍛えあげてきたんですよね。ちょっと泥臭さもあってそれがまたカッコイイなって思うんですけど。RAMMELLSも、洗練されたカッコよさだけではなくて泥臭さも持っていたいと?

 

「そうですね。泥臭いほうが僕は好きです」

 

―― それは真田さん自身の音楽のルーツにも関係しているんですか?

 

「(以前組んでいた)OLD JOEっていうバンドは、ファンクとかロックンロール系のバンドだったし、僕はファンクとかソウルばっかり聴いてた時期が長くあって。ジェームス・ブラウンとかアレサ・フランクリンとかも好きで。ああいう人たちの泥臭さみたいなところに憧れてたんです。技術よりも大事なものがいっぱいあるなとか思いながら…」

 

―― 単にテクニック志向だけではないと?

 

「なんか、うまくても響いてこない人っているし、日本ではそういう人が多いような気がして。それって音楽の勉強にはなるかもしれないけど、面白くはないなって。リズム隊の二人は日々、楽器のテクニックを勉強してるんですけど。僕と黒田は、技術どうこうよりも…、別のことを考えてやっていて、それがうまいこと交わってるんじゃないかなと」

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―― 確かに、リズム隊がしっかりしているとギターやボーカルも自由にパフォーマンスできるだろうし、それがうまく融合すれば完璧なバンドになれますよね。RAMMELLSはすごくライブが観てみたくなるバンドだなっていう印象です。

 

「CDを聴いて、おしゃれなバンドだと思ってライブに来る人が多いんですけど、“ライブを観るとロックバンドだね”って言われることが多くて(笑)。それは嬉しいことですね」

 

―― RAMMELLSは今のところ、“シティポップ”の中に括られていますが、それについては?

 

「ジャンルは聞いてくれる人が決めてくれたらいいんで、そこは特にこだわりはないですね。でも、多分、(メンバーは)みんな“シティポップ”って言われると、若干抵抗はあるみたいで(笑)。僕的にはシュガー・ベイブがシティポップなんで、最近の世代のシティポップっていうのとはまたちょっと違うと思うんですけど。“渋谷系”ってたまに言われることもあって、それもちょっと違うなと(笑)」

 

―― 真田さんがギタリストとして目指すスタイルというのは?

 

「大学ではジャズギターをやっていて、今も好きなのはジャズギタリストが多いんですけど、ロックとかジャズとかに縛られず、何でもできる方が面白いんじゃないかなと。一曲ごとに、どこか違和感みたいなものをねじ込みたいと思っていて。急に変なフレーズや音色を入れたりして、そこを聞き流させないようにしたいと思ってやっています。女性ボーカルなんで、ギターソロ以外はボーカルを立てるように意識してます。フレーズが歌にかぶらないようにするとか、歌にかぶる場合は音量を下げてみたりして。ギターソロはライブでも毎回違っていて、その時々の空気感や自分の感情のおもむくままに演奏しています」

 

―― ライブ感を重視している?

 

「そうですね。ライブに来てくれた人に特別感じゃないですけど、ライブでしか観れない、聴けないものをやりたいなと思っているんで」

 

―― レコーディングで意識したことはありますか?

 

「ライブでできないことはやらないというか、同期とか使わずに再現できるように意識しましたね。かといって、その通りライブで演奏するわけではないけど。ベースとドラムは基本一発録りです」

 

 

―― 『swim』は、セルフライナーノーツに「RAMMELLSど真ん中の曲」と、真田さんが書かれていましたね。この曲はボーカルがちょっとラップ風で、ファンキーなリズムだし、真田さんの攻めてるギターもカッコイイです!

 

「これは(’17年の)2、3月頃に出来た曲ですね。ライブでノレる曲を作りたくて。まだそんなにライブでやってないんで、これからどんどん良くなっていくと思います」

 

―― 結成してから、一番長くやっている曲は?

 

「一曲目の『image』です。去年(’16年)の秋冬頃に出来た曲で。ライブでもほとんど毎回やってる曲です。アルバムの中では一番自分たちが慣れてる曲ですね。ライブでも一曲目にやることが多くて、自然にアルバムの一曲目になりましたね。5曲目の『authentic』も同じぐらい前からやってる曲で、できてから1年以上は経ってます」

 

―― タイトルの『Authentic』って、“正真正銘の”とか“本物の”という意味ですが、“自分たちにとって一番確かなもの”を差し出されているように感じます。

 

「はい、その通りですね」

 

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―― 音楽的にはファンク、ジャズ、ヒップホップなどの要素が合わさっていますが、真田さんはミスチルもお好きだそうで、そういうJ-POP的な親しみやすさもあって。

 

「(メンバーは)みんなJ-POPは聴いてきたんで、どっかに日本のバンドっぽさはうっすらあるんじゃないかなと」

 

―― 主に歌詞を書いているのは黒田さんですが、ありきたりな恋愛ソングは無いですね。

 

「でも、書かないって決めてるわけじゃなくて、書けるようになったら書くって言ってましたね。このバンドに誘った時は、“私は歌詞がダメな音楽は無理なんだよね”って言ってたので。どんないい歌詞が書けるんだろうって思ってたんですけど(笑)。不思議な歌詞を書く人です」

 

―― ボーカルの声質自体は柔らかいけど、独特の表現で芯があることを歌ってますよね。『CHERRY』だけは他の曲とはちょっとタイプが違っていて、初心者も入っていきやすい曲なのでは?

 

「そうだと思います。『CHERRY』はメロディーが黒田で、歌詞は二人で書きました。それまでキャッチーな曲がなかったので、ちょっと作ってみようかなって。『slow dance』も同じような意識で作りました。『slow dance』と『CHERRY』と『daybreak』が、このアルバムの中では明るい曲で。それをどう散りばめるかというのは考えましたね。この曲順でバランスよくできたと思います。どの時間帯でもどの季節でも聴けるアルバムに仕上がったんじゃないかなと思ってます」

 

―― 今のリスナーにどんな風に浸透していくか楽しみですね。

 

「やっぱ、アルバムを聴いてくれた人が、そのあと、ライブに来てくれるというのが理想ですね。アルバムとの違いも楽しんでもらいたいですし。ライブバンドでありたいので。試しにどんなもんかぜひ見に来てほしいです」

 

―― これから日本の音楽シーンの中で、RAMMELLSが新潮流を作っていこうという意識もあるのでは?

 

「ありますね。楽器も音楽全体としても、常に新しいことをしていきたいと思ってます。こういう音楽のノリ方をわかってきている人も、だんだん増えている傾向にあると思うんですけど、ライブではみんな同じような動きや振り付けをしていることが多いんで。もっとそれぞれが自由に体を揺らして、ライブを楽しめる国になってほしいなと思います。そのための風穴を開けたいし、“日本の音楽ってこうだよね”って思われるようなところまで到達したいですね」

 

―― RAMMELLSが日本のスタンダードになるぐらいに?

 

「はい!」

 

Interview & Writing & Photo by エイミー野中

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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RAMMELLS(ラメルズ)

 

メンバーは、村山 努 (Ba.)、真田 徹(Gu.) 、黒田秋子(Vo. & Key.) 、彦坂 玄(Dr.)。真田 徹が大学時代の先輩である黒田秋子、村山 努を誘い2015年8月に結成!2016年彦坂 玄をドラムに迎え、ライブ活動を本格的にスタート。この年にインディーズ・リリースしたミニアルバム「natural high」収録曲「Holiday」がハウステンボス「秋の女子旅」のCMに起用!!ディーラーやFM局、CMクリエイター界でも話題の存在となる。2017年に入り自主企画「2-way traffic」を開催するなど、RAMMELLSが奏でる本物の“ライブ”が全国各地に飛び火し始めるなか、満を持して12月6日リリース「Authentic」でメジャーデビュー!

 

オフィシャルHP:http://www.rammells.net/

 

 

 

 

 

 

1st Full Album『Authentic』

 

p16_1

 

¥2,500 (Tax in)

CRCP-40537

 

<収録曲>

 

01. image

02. 2way traffic

03. swim

04. slow dance

05. authentic

06. CHERRY

07. AMY

08. playground

09. HERO

10. daybreak

 

※now on sale

 

 

 

★ライブ情報★

 

2018.01.16 [Tue] Live House Pangea「evening music」

2018.01.17 [Wed] 神戸VARIT.「KOBE MUSIC CYCLE 2018」

2018.01.20 [Sat] 渋谷under deer lounge「TERMINAL-H」

2018.02.16 [Fri] 仙台enn3rd「Datefm「SOUND GENIC」ライブ」

2018.03.02 [Fri] 心斎橋CONPASS「1st album “Authentic” release tour OSAKA edition」

2018.03.09 [Fri] 渋谷WWW「1st album “Authentic” release ONEMAN SHOW」

2018.03.14 [Wed] 鹿児島 SRホール「TOUR 2018「the Sun」」

2018.03.15 [Thu] 宮崎 SR BOX「TOUR 2018「the Sun」」

2018.03.18 [Sun] HAPPY JACK 2018

2018.03.21 [Wed] 岡山 CRAZY MAMA 2nd Room「Too Much Is Never Enough Tour」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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