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フライング・ポストマン・プレス 関西版

2019/06/21

【映画】「人生の大勝負はこれから!」『凪待ち』全国完成披露舞台挨拶に香取慎吾と白石和彌監督が登壇!

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映画『孤狼の血』(’18)、『凶悪』(’13)などを手掛け、今や日本に欠かすことのできない白石和彌監督の最新作『凪待ち』。ギャンブルに依存する愚かな男・郁男を務めたのは香取慎吾。そんな男の「喪失」と「再生」を描いた、ヒューマンサスペンスが6/28(金)よりいよいよ公開される。6/19(水)にマスコミ向けの囲み取材とTOHOシネマズ梅田では全国縦断完成披露舞台挨拶が行われ、白石和彌監督と香取慎吾が登場した。

 

 

白石監督と言えばバイオレンス映画をイメージする方も多いかもしないが、「今回は暴力を可能な限り封印してヒューマンドラマを撮りたくてスタートしたが、蓋を開けてみると香取さんがお芝居しながら誘ってきて、台本に1行くらいしかないシーンが5行くらいの乱闘シーンになった。香取さんは、俳優としてのスキルがものすごく高い。映画を一緒に作っていく中で、見たことのないゾクゾクとする表情をされるので、映画を膨らませるインスピレーションを与えてくれて、楽しくてしょうがなかった」と香取とのタッグへの手ごたえを語った。

 

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主演を務める香取が今回挑戦したのは、生きることに逃げ、ギャンブル依存から抜け出せず、自暴自棄へと陥ってしまう男・郁男。香取が「監督や観てくださった方から “あまり観たことのない香取慎吾” と言っていただける部分は、白石監督がすべて作ってくれたものだと思っている」と話すように、大きな笑顔が印象的な彼とは正反対の役どころだ。

 

香取は「郁男はダメな男で、僕の正義感をグッとこらえて演じた。ただ、郁男の苦悩の部分は、実は僕の中にあるもので、みんなも上を向いていても下を向いてしまう瞬間があると思う。そんな状態になった時に誰かの優しい言葉に返したいからこそ踏ん張るけれど、それでも歯車がうまくいかない瞬間があって、そこに共感できた」と自身の新たな一面を覗くことができたことを楽しんだと語った。

 

完成披露舞台挨拶でMCから大阪の印象を聞かれた香取は、「以前に新しい地図のファンミーティングで何日か大阪に滞在していたのに粉物が食べられなかった。今日は楽屋に用意されていたタコ焼き8個を2秒で食べました」と話すと、客席は笑いに包まれた。

 

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続いて、作中のギャンブルにハマり人生を変えようと大勝負に出るシーンに関連し、MCから「これまでの人生において一番の大勝負は何か?」と質問されると、白石監督は、「20歳から映画の世界に入り、監督になれるかどうか悩んだ時にこれまでの貯金をはたいて映画を撮ったことが大勝負だった。その当時の自分に将来、香取慎吾の映画を撮る日が来るよ、と言いたい」という感動的なエピソードを聞かせた。

 

香取は、「まだ大勝負をしてないです。30年以上の芸能生活でこんなにいろんなことがあったのに、まだ勝負していません。まだまだこれからです!」と力強く語り、会場からは大きな拍手が起こった。

 

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最後の挨拶では、香取を非常にスキルの高い役者であると絶賛した白石監督に対し、香取は「本当に素敵な監督で、この作品に参加できて幸せ者です。白石組を観たら “また香取慎吾がいる” というようになりたい」と白石組へラブコールを送り、今回初タッグとなるふたりの相思相愛っぷりを見せてくれた和やかな舞台挨拶となった。

 

≪Movie Information≫

『凪待ち』

YouTube Preview Image

監督:白石和彌

脚本:加藤正人

出演:香取慎吾、恒松祐里、西田尚美、吉澤健、音尾琢真、
リリー・フランキー、他

配給:キノフィルムズ

 

※6/28(金)より全国公開

©2018「凪待ち」FILM PARTNERS

 

 

OFFICIAL WEBSITE

http://nagimachi.com/


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