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フライング・ポストマン・プレス

2016/07/01

【インタビュー】Huluで配信中! 『DOCUMENT OF KYOSUKE HIMURO “POSTSCRIPT”』出演の俳優・郭智博が語る、氷室京介のラストステージ

「レジェンドと言われる理由がよくわかった。
間違いなく、特別な人です」

 

 

5.22郭取材8

 

 

 

1981年にBOØWYのボーカリストとしてデビュー。以来、ソロとなっても第一線で輝き続けた氷室京介が今年5/23、東京ドームにおける「KYOSUKE HIMURO LAST GIGS」でついにステージを降りた。
氷室がここに至るまでの6年間、ずっと彼を追い続けたカメラがあった。およそ180時間に及ぶ密着映像と6時間以上にもなるロングインタビュー、そこには常に何かを背負い、受け止め、決断してきたひとりのミュージシャンの姿が映し出されていた。
その知られざる姿が、3部作のドキュメンタリー作品『DOCUMENT OF KYOSUKE HIMURO “POSTSCRIPT”』となって6/3(金)よりHuluで配信。また、7/1(金)~14(木)の2週間限定で、劇場版も公開される。同作には“氷室京介を追う取材者=監督”の取材の模様を再現したドラマパートも。監督役、ナレーターとして本作に参加するのは俳優の郭智博。郭が見た氷室京介の最後の姿とは――。


 


 


――氷室京介さんを追ったドキュメンター作品で、その“追う者”である監督役を演じていらっしゃいます。最初に取り掛かったことはどんなことでしたか?


「まずは、これまで山崎(大介)監督が撮ってこられた氷室さんの映像を観ることから始めました。ざっと編集してあって、約1時間ずつのDVD3枚分。僕はリアルタイムでBOØWYを追っていた世代ではないので、正直、往年のファンのみなさんほどの熱量はなかったのですが、観たらすごかったです。35年間ずっとトップを走り続けている人の仕事に向かう姿勢というのはすごく勉強になるし、ここまでのことをやってこられたのに謙虚であり続けられるというのも、なかなかできることではないなと。とにかくおもしろくて、一気見でした」


――ドラマパートの撮影前に、監督からはどんな言葉が?


「監督はBOØWY時代からの氷室さんのファンなんです。リアルタイムでBOØWYを見てこなかった僕に対し、とてもわかりやすく当時の状況を伝えてくれて。例えば、BOØWYのライブのチケットを取りたいという人が殺到して、文京区の電話回線がパンクしたんだとか。1988年のBOØWYの最後のライブの話も聞きました。氷室さんはほとんどMCを挟まず歌い続け、最後に“サンキュー”と言ってステージを去っていったんだとか。最後の曲は『Dreamin’』だったんだとか。監督の熱量はものすごかったです。その熱量を受け止めることができてよかったなと思います」


――実際にドラマパートでは、どんな場面を撮影されたんですか?


「氷室さんと監督がメールのやり取りをする様子や、ライブ会場に向かう様子など。横浜スタジアムまで実際に僕が車を運転していき、その様子を撮影したりもしました。正直、演じる本人が隣りにいるわけですから、やりにくかったですよ(笑)。でも、監督自身この時どんな気持ちだったのかすぐ聞けたのはよかったですね」

 
――東京ドームで開催された「KYOSUKE HIMURO LAST GIGS」にも行って撮影されたそうですね。


「はい。僕は2日目に行かせてもらって。氷室さんがステージに出られる直前まで、舞台裏で氷室さんの5m後ろぐらいにいたんですけど、背中を見ていただけでやっぱりハンパじゃないなと思いました。圧倒的なものを放っていらして、気圧されましたね。1曲目はBOØWYの最後の曲である『Dreamin’』だったのもすごいドラマだと思いました。聴いていたら、なんだか僕も涙がこみ上げてきて。氷室さんの35年間の想いと監督の6年間の想い、そういうものが一気に押し寄せてきたんだと思います」


――氷室さんご自身とお話されたりは?


「いや、大事なライブ前ですから挨拶できる雰囲気だったらしよう、というぐらいだったんです。ただ、リハーサルの時なんですが、こちらの撮影が一段落してから、滅多に見られないものだろうからとそのままリハを見続けていたんです。そうしたらステージ上の氷室さんが“あそこに座っている人さぁ、俺の息子に超似ているんだよね”って(笑)」


――それは驚きますね(笑)。郭さんはどう応えたんですか?


「最初はまさか自分のことだとは思わず、振り返ってみたりしたんです。そうしたら氷室さんが“いやいや、あなたです。誰ですか?”って(笑)。ものすごく距離が離れていたので“今度ドキュメンタリーで…”という説明することも叶わず、でも何かしないとと思って、とにかく立ち上がってお辞儀しました。それでもう精一杯でした」


――郭さんにとって特別な経験になったのではないでしょうか。


「それはもちろん。こんな経験、二度はないと思います。氷室京介という人の最後のライブの裏側を観られたというのは、ものすごいことだと思います。氷室さんもたくさんのスタッフも、みなさん間違いなくプロでした。本番のステージもシンプルなんですよ。派手な仕掛けで魅せていくという感じではなく、氷室さんのアクション、歌で惹きつけていくという感じで。シンプルな分、余計に凄みが伝わり、35年という時間の重みをつくづく感じました。レジェンドと言われる理由がよくわかりました。間違いなく、特別な人です。関われて本当によかったです」

 


 

 


【profile】
郭 智博(かく ともひろ)

’84年生まれ、東京都出身。’01年に『リリィ・シュシュのすべて』で映画デビュー。その後『花とアリス』(’04)などで注目を集める。近年はHuluオリジナルドラマ『フジコ』、映画『リップヴァンウィンクルの花嫁』などに出演。現在はドラマ『ひぐらしのなく頃に』(BS スカパー!)が放映中。さらに7月より日米共同製作のHuluオリジナルドラマ『CROW’S BLOOD』の配信予定、映画『太陽の蓋』が7/16(土)に劇場公開を控える。

 


【最新出演作】
『DOCUMENT OF KYOSUKE HIMURO “POSTSCRIPT”』PERFECT EDITION
監督:山崎大介
出演:氷室京介、郭 智博、他
※6/3(金)より3部作配信


『DOCUMENT OF KYOSUKE HIMURO “POSTSCRIPT”』THEATER EDITION
kyosukehimuro-postscript.jp
監督:山崎大介
出演:氷室京介、郭 智博、他
※7/1(金)~14(木)、2週間限定で全国公開

(C)NTV, distributed by 「POSTSCRIPT」FILM PARTNERS


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