エンターテインメントフリーペーパー フライング・ポストマン・プレス

フライング・ポストマン・プレス

2016/05/27

【インタビュー】6/4(土)より公開! 妄想炸裂ラブコメ『高台家の人々』出演の俳優・間宮祥太朗が語る“口に出して伝えること”の大切さ

 

 

「今、口に出すことの大切さを伝えるこの映画は
すごく意味のあるものだと思います」

 

 

_I5A2337

(C)2016 フジテレビジョン 東宝 集英社  (C)森本梢子/集英社

 

 


 

 

妄想大好きのOL・木絵と、テレパス能力を持ったイケメン・エリート光正との恋をロマンティックにユーモラスに描いた映画『高台家の人々』。注目株の若手俳優・間宮祥太朗は光正の弟であり、同じくテレパスの和正を演じている。“声を出さない”芝居の難しさ、面白さについて。“口に出して伝えること”の意味について――。

 

 


 

 

――名家の一員でルックス抜群、かつ人の心を読めるテレパスという高台家の末っ子・和正を演じることが決まった時、率直にどう感じましたか?

 

「正直言って、“ハードル高いなぁ”と思いました。『こんな美貌の人たち』という台詞もあるぐらいでしたからね(笑)。かつ、お兄さんの光正は(斎藤)工さんで、お姉さんは(水原)希子ちゃんというからプレッシャーですよ。“俺、そんな美貌ではないし、品もないし”って(笑)。ただひとつだけ、自分と工さん、それから高台家のお父さん役の市村正親さんはみんな“顔が濃い”ということだけは共通していて。3人並んだ時に我ながらびっくりしたぐらいの濃さで。この顔の濃さがあれば、なんとかいけるかと気持ちが軽くなりました(笑)」

 

――高台家の3きょうだい全員がテレパスということで、きょうだい間で“脳内会話”をする場面もありますね。実際にはどんな撮影方法だったんですか?

 

「まず脳内会話の台詞を全部録音し、その音声を現場で流しながら、実際の芝居を組み立てていきます。“この台詞の時はこのぐらいの表情をして”とか、“目線はこうして”といったことをその都度決めていって。撮影後にもう一度、その台詞を本撮りするという流れでした。最初に録音した時もテンションやスピードは計算しながらだったんですが、実際の画に合わせて再度調整を加えていってという感じでした」

 

――なるほど、徐々にシーンができあがっていくんですね。現場の段階で“言葉に出さずに身振り手振りで表現する”という点は、どんなふうに感じましたか?

 

「経験したことのない芝居で新鮮でした。外国の血が入っているということで身振りをオーバーにしたりしたんですが、木絵(綾瀬はるか)が近くにいる時は、視線や身振りなどを付けすぎると“なんかやっている”とバレるだろうなと思ったので、やり過ぎは厳禁というか。そのさじ加減が難しくもあり、楽しいところでもありました」

 

――脳内会話が白熱した結果、思わず声に出てしまう、という描写もありましたね。

 

「はい、あそこが一番難しい場面でした。脳内で話していた時の言葉の温度と、実際に口に出た時の言葉の温度、その塩梅は気にしていましたね。あの場面の前と後とでは、和正という人間は絶対違うものになっていると思います。ですから、大事にしたいと思いながら演じていました」

 

――その和正という人間、内面はどう捉えていたのでしょうか。共感する部分はありましたか?

 

「もしも自分がテレパスだと仮定したら、3人の中では和正に一番近いと思います。テレパスの力を持っていることをそんなに重大なこととしては捉えないというか…“この力と共に生きよう”という感覚なのかな、と。バレることもあまり恐れていないと思います。和正には兄と姉がいて、ひとりぼっちではないということが大きいんだと思う。最初にテレパスとして生まれてしまった光正は、孤独だっただろうし、しんどかっただろうと思います。和正は上ふたりが自分と同じ能力を持っていて、“うちはこういう感じなんだ。テレパス? ふうん、面白いじゃん”というようなものだったのかな、と。特に序盤では、その和正の楽観的な感じを出せたらいいなと思いながら演じていました」

 

――テレパスであるとバレることを恐れないのは、兄・光正を想い続ける姉の友人であり、和正が気になっている純(夏帆)に対しても?

 

「僕は、和正は純にバレることも恐れてないと思って演じていました。もし隠したいのであれば、あんなふうにちょっかいはかけないのではないかと。正直、まだまだ未熟な和正は純に対し、多少の優越感を持っていると思うんです。“考えていること知っているよ”という。その和正が、光正と木絵の姿を見て変わっていく。自分の心にあった想いに気付いたということでしょうね。たぶん、和正が成長するのはこの映画のラストの後。そう思いながら、クライマックス部分の和正を演じていました」

 

 

 

_I5A2652


(C)2016 フジテレビジョン 東宝 集英社  (C)森本梢子/集英社

 

 

――完成した映画を観て、どんな魅力を感じましたか?

 

「今の時代、SNSで自己表現とかできちゃいますよね。匿名アカウントで普段は人前では絶対言わないようなことも言ったりする。そういうことが当たり前になった今、口に出すことの大切さを伝えるこの映画はすごく意味のあるものだと思います。自分の口では言えないことをSNSで言うというのは、どこか脳内会話に通じる部分があるのかな、と。でも、この映画を観ていただければわかるんですが、脳内会話をしていいことは起きていないんです。和正の台詞に“普通相手の心の中は見えないものだし、これで兄貴と木絵さんはやっと普通の関係になったんだよ”というものがあって。木絵が、心を読めないように光正に対して心を閉ざした場面での台詞です。これ軽く聞こえるかもしれないけれど、核心を突いた台詞だと思います。ちゃんとぶつかり合うこと、それも大事なんですよね。言葉にしたことで責任感が生まれると思いますし。そういうところが核になった映画なんだろうと思いつつ、やっぱり綾瀬さんは可愛いなぁってつくづく思いました(笑)。あの“共感させる力”の強さってすごいと思います。ぜひ好きな人に告白したいという人は観てもらいたいですね。観た後は絶対コクっちゃいますから。そういう気分にさせる映画だと思います」

 

 

 


 

勝手にPOSTMAN


自分が今「手紙を書きたい人」を思い浮かべてもらい、その人へのメッセージを語ってもらうコーナー。今回、間宮祥太朗が手紙を送るのは長年のファンだという阪神タイガース・金本知憲監督。愛溢れるそのメッセージとは?

 


 

 

金本知憲監督へ

 


現役時代から、ずっと大好きです。
僕の中で不動のナンバーワンです。

 

ここ数年プロ野球から離れていたんですが、
今年、金本さんが阪神の監督になるというニュースを聞いて以来、
一気にプロ野球ファンに引き戻されました。

 

先日は久しぶりに神宮球場に阪神・ヤクルト戦を観に行きました。
3塁側寄りのバックネット裏の席だったので、阪神ベンチの奥は見えませんでした。
でも、ピッチャー交代を告げる際に金本さんの背中が見えて、ギュンと胸が締め付けられました。
男としての覇気がすごいと思いました。

 

今年は優勝すると思っています。期待しています。

 


間宮祥太朗より

 


 


【profile】
間宮祥太朗(まみや しょうたろう)
http://tristone.co.jp/actors/mamiya/
’93年生まれ、神奈川県出身。’08年にドラマ『スクラップ・ティーチャー 教師再生』で俳優デビュー、’10年に長塚圭史演出の『ハーパー・リーガン』で初舞台を踏む。映画は『希望の国』(’12)、『ライチ☆光クラブ』(’16)などに出演。現在はフジテレビ系ドラマ『早子先生、結婚するって本当ですか?』に出演中。

 


【最新映画】
『高台家の人々』
koudaike-movie.jp
’16年/日/116分   
監督:土方政人
原作:森本梢子『高台家の人々』(集英社「月刊YOU」連載)
出演:綾瀬はるか、斎藤 工、水原希子、間宮祥太朗、大地真央、市村正親、他
※6/4(土)より全国公開

 


【STORY】
妄想が趣味の口下手で不器用なOL、平野木絵(綾瀬はるか)が勤める会社に、名家・高台家の長男・高台光正(斎藤工)が転勤してくる。クォーターで東大卒、オックスフォードに留学経験もある完璧な光正。まるで接点がないはずのふたりだったが、いきなり光正が木絵を食事に誘い、その関係は深まっていく。実は光正は人の心を読めるテレパスで、木絵の奇想天外な妄想と、純粋であたたかい心の声に惹かれていたのだ。ふたりは付き合い始めるが…。


PR

FLYING POSTMAN PRESSは全国5都市で配布しています。