エンターテインメントフリーペーパー フライング・ポストマン・プレス

フライング・ポストマン・プレス

2014/08/05

【インタビュー】ミスター・スウェーデンことカジヒデキのサマーアルバムが完成!

 

「多彩なボーカリストに参加してもらうことで

いろんな夏の風景をより色鮮やかに描けると思った」

 

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スウェーデンの冬をイメージしたミニアルバム『Sweet Swedish Winter』から一転、通算14枚目となる夏のアルバムが完成した。野宮真貴、坂本美雨、小島麻由美、など多彩なボーカリストも参加し、懐かしさとセンチメンタルさの中に弾けるポップセンスがキラリと光る。“永遠のマスカット・ボーイ”ことカジヒデキの真骨頂だ。

 


 

――夏全開の作品。夕刻、夜の海、夏特有の弾け感、懐かしさなどいろんな感覚が蘇りました。

 

「『BLUE HEART』を作ってた時から、次のアルバムは夏をテーマにしようと思ってたんです。その間に、軽めのテイストを挟もうってことで『Sweet Swedish Winter』を出しました」

 

――制作にあたり意識した点はありましたか?

 

「これまでにもいろんな人が、いろんなスタイルの夏アルバムを作ってます。僕が等身大の夏を描くにはどうしたらいいか、自分らしい、そして聴いてくれてた人も共感する夏という部分を最初悩みましたね」

 

――歌も作詞にも参加されているかせきさいだぁさんが効いてるように感じました。

 

「今回かせき君の参加は大きかったですね。かせき君は歌もうまいし、作詞家としてもおもしろい人だと感じていたので、まず作詞をお願いしました。それが1曲目の『灼熱少女/TROPICAL GIRL』」

 

――パンチのある歌詞で(笑)。

 

「うん、僕には書けない(笑)。また、大人っぽい歌詞がとても素敵な『雨降り都市/RAIN CITY』もそうですね。かせき君のふり幅が見えます」

 

――確かに。

 

「『灼熱少女』の“セクシー”って言葉とかは普段あまり歌わないのですが、歌ってると気持ちよくなってきました(笑)。参加してもらった坂本美雨さんも最初は“歌うの恥ずかしい”と言ってたのですが(笑)、最後は楽しんでくれました。キュートで品のある声なので、この楽曲に合ってましたね」

 

――『雨降り都市/RAIN CITY』の野宮さんも素敵でしたね。

 

「ジャジーな雰囲気も渋谷系っぽいし、野宮さんの声がすぐにイメージできました。実際に歌っていただき、より曲の雰囲気が増しましたね。多彩なボーカリストに参加してもらうことで、いろんな風景をより描けるかなって思ったんです」

 

――声で言うと、ラスト『僕らスタンドバイミー/LONG LONG HOT SUMMER』の小島麻由美さんの個性なるや。

 

「本当にマジカルな声。これは一番最後にできた曲ですが、男女が歌い、ラップが入るスタイルの曲をやりたいってイメージが最初からありました。曲ができた段階で、最近ラップやってなかったかせき君にラップ部分をお願いしました。女性ボーカルを考える中で、“LONG HOT SUMMER ”というワードだけはあって。“あ、これはまさにスタイル・カウンシルだな”って思ったんです。スタカンは少し前の時代だけど、“1991年”と“夏”をテーマにするのはいいなってその時に思った。実際にその頃スタカンをよく聴いてたし、1991年は自分にとっては特別な1年でもあって。じゃあその時代をある程度知ってる世代と考えたら、小島さんが浮かびました」

 

――カジ君にとっての1991年とは?

 

「1991年はフリッパーズの3rdアルバム『ヘッド博士の世界塔』がリリースされ、解散。個人的にはロンドンに初めて行った年でもあり、音楽体験としても重要な年でした。その頃ブリッジってバンドをやってたんですが、本気で音楽をやろうと思ったのはロンドンから戻ってから。また、最近日本での公開をずっと楽しみにしていたイギリス映画『ワールズエンド』のストーリーや’90年代初期の音楽が詰まったその映画サントラをよく聴いてたモードもあると思います」

 

――表題曲でもある『アイスクリーム・マン/ICE CREAM MAN』は、どういった曲ですか?

 

「昨年、大滝詠一さんが亡くなりました。4年ぐらい前にカバーアルバムにも参加させていただいたのですが、僕にとってもとても大きな存在の方でした。大滝さんへのリスペクト、感謝を伝えたくて制作した曲です。ベーシックのレコーディングを録り始めたぐらいにアルバムタイトルだけ先に決めようということになりました。ご存じの通り、ジョナサン・リッチマンの名曲。最近ライブでカバーもしてたし、夏のアルバムだしこのタイトルに。歌詞は、ソロになった当時にハマってたレイモンド・カーヴァーとかアメリカン・ニューシネマみたいな感じを意識しました。アメリカ郊外サバービアの風景に憧れもあって、そんなニュアンスがさりげなくちりばめられたら、と」

 

――作品全体を通し、普段の作品よりも少し大人っぽく感じました。

 

「確かに。それはかせきくんの参加が大きいかもしれませんね。でもかせき君以外にも、『プールサイド・コーリング/POOL SIDE CALLING』の儚い世界観は (佐藤)寛君(KONCOS)の声が向いてると思ったし、今までなかったモータウンビートの振り切った『HEY HEY GIRL! HEY DJ!/ HEY HEY GIRL! HEY DJ!/』は、ケイシ君(Keishi Tanaka)が絶対いいと思った。参加してもらったそれぞれのミュージシャンの才能と個性に改めてリスペクトしつつ、バランスの取れたすごくいい作品になりました」

 

 

カジヒデキ

‘96年デビュー。‘12年にソロデビュー15周年を機に自身のレーベル「BLUE BOYS CLUB」を立ち上げる。良質で色褪せないネオ・アコースティックを鳴らし続けている。一貫してブレないその音楽スタイルなもはやパンク。

http://hidekikaji.net/

 

<Here Comes The Ice Cream Man! Ding! Ding! Ding! Tour>

アイスクリーム・マンがやってきた!リン!リン!リン!ツアー

11/27(木)  渋谷WWW 
12/11(木)   umeda AKASO 
12/12(金)  名古屋CLUB QUATTRO 

全会場19:00 open / 19:30 start
前売り4,000円 / 当日4,500円(税込 / 別途要ドリンク代)

 

 

 

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『ICE CREAM MAN』

¥2,593(税別)

DDCB-12070

※8/6 on sale

 

 

 

 

 


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