エンターテインメントフリーペーパー フライング・ポストマン・プレス

フライング・ポストマン・プレス 福岡版

2017/03/13

BROADWAY MUSICAL『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』スヌーピー役の中川晃教さん会見レポート

DSC09972

 

 

今年、50周年を迎えるBROADWAY MUSICAL『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』。コミックの世界観そのままに、チャーリー・ブラウン、ルーシー、サリー、ライナス、シュローダー、そしてスヌーピーたちが教えてくれる、本当に大切なもの。この公演が行われるキャナルシティ劇場にて、スヌーピー役の中川晃教さんが来福し、会見を行った。

 

 

 

「福岡にこうして公演で来ることができるのは約1年降りです。福岡で公演があっても12日で終わってしまう…博多と言えば美味しいものがたくさんあるので、美味しいものをたくさん食べて最高のショーを見せるという喜びが最近足りてないなという思いの中にいます。そんな中で今年は嬉しいことに『フランケンシュタイン』そして4月には『チャーリー・ブラウン』という2作品で博多に来ることが決まった段階で嬉しくて仕方がなかったです。ただ、この物語がどんなふうに形になって、まずは東京公演を経てこの博多の地でどういうふうに進化したものをみなさんにお届けできるか楽しみです」

 

――今作のオファーがきたときはどんなお気持ちでしたか?

「『きみはいい人チャーリー・ブラウン』という作品は本当にたくさんの方が知っている原作を元にしたミュージカルです。その中で私はスヌーピー役をやらせて頂きます。スヌーピー…あのキャラクターを演じるということで、一番、最初にお話を頂いたときは“今回はしゃべらず、歌わず、動きだけでスヌーピーを表現できる…役者冥利につきるお話を頂けたな”と思ったと同時に、誰もが知っているキャラクターを演じることができることに喜びを感じていました。しかし、蓋を開けてみて台本を読むと、誰もいないところでしゃべるし、歌うし、踊るんです()。その中で僕なりにスヌーピーというキャラクターをどう作っていこうかを考えています。このミュージカルはいろんな面白い要素があって、まずはシュルツさん(原作の絵本作家チャールズ・M・シュルツ)が描く人間に向けた優しさの部分、そして厳しさが原作にはあるので、そういった部分もミュージカルでも楽しみにしてもらいたいです。そして、ほのぼの系の漫画の元祖のような作品ですが、ほのぼのとしっているだけではない、50年描き続けたからこその信念を感じ取れる、その作者の想いが詰まった作品なので、だからこそ、子どもはもちろん、大人も楽しめるミュージカルになると思います」

 

――非常に演じるのが難しい役ですが、役作などはどのようにされていますか?

「村井くんと“どうしよう”って話しています()。“でもアッキーさんはもうスヌーピーに見えますよ”とか“村井くんを見た瞬間にチャーリーがいたって思った”なんて言っている何気ないやり取りの中にも答えやヒントがあったらいいなと思いながら役作りをしています。みんな、役作りは不安だと思います」

 

――それぞれ違う個性的なキャラクターの中でご自身はどのキャラクターのタイプですか?

「スヌーピーなんですよね。人間にしか分からない気持ちってあるじゃないですか。それって話せるから分かるけど、言葉を持たなかったら…って感じる瞬間があるんです。だから僕は歌っているんです。歌ももちろん歌詞があって言葉があるけど、それ以上に感じている何かを表現しているんです。友達に言いたくても言えないことや、溜め込んでいる感情、自分では溜めているという感覚はないけど、ピアノに向かうときにその気持ちが曲となり溢れてしまう。スヌーピーも一人になったときに初めてしゃべり出すので、知らず知らずの間に感じているものがスヌーピーにもあって、その発散の方法がシュールだったり媚びたりせずにシュッと言ったりするところが自分にも当てはまるのかなと思います」

 

――スヌーピーがしゃべる訳ですが声の部分で意識されていることはありますか?

「いきなり犬がしゃべり出す衝撃ってどんなものなんだろうと思うんです。その衝撃を大切にしたいんです。踊りや発声の基礎を用いて表現しますが、“スヌーピーっぽい”という形だけにはならない方がいいんじゃないかなと思っています。先日、『ジャージー・ボーイズ』というミュージカルでたくさんの賞を頂くことができましたが、あれはまさにフランキー・ヴァリという人間の声にならなければ得られなかった役なので、声を得るための方法を1つ1つ具体的にしていく役作りからはじまったので、スヌーピーに関しては話はじめた瞬間、踊り出した瞬間、その瞬間を大切に演じていきたいです」

 

 

 

『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』

2017429(土・祝)12:0017:00キャナルシティ劇場

料金:(一般)S 9,800円/A 8,000

  (小中学生)S 5,000円/A 4,000円

      ※全席指定・税込

原作:チャールズ・M・シュルツ著コミック『ピーナッツ』より

出演:村井良大、高垣彩陽、田野優花(AKB48)、古田一紀、東山光明、中川晃教

http://www.canalcitygekijo.com/

 

 

PROFILE

中川晃教(なかがわあきのり)

‘018月、自身が作詞作曲の『I Will Get Your Kiss』でデビュー。同曲にて第34回日本有線大賞新人賞を受賞。’02年日本初演となるミュージカル「モーツァルト!」の主演に抜擢され、初舞台で第57回文化庁芸術祭賞演劇部門新人賞、第10回読売演劇大賞優秀男優賞、杉村春子賞を受賞するという前例のない快挙を達成。近年では舞台、ミュージカル、ドラマ、コンサートと様々なエンタテインメント分野に挑戦。’16年に出演した「ミュージカルジャージー・ボーイズ」が、第24回読売演劇大賞の最優秀作品賞を受賞。自身も当作品で最優秀男優賞を受賞した。

http://www.akinori.info/

 

 


PR
2017.5.20号
monthly cover artist
デジタルブックを立ち読みする

フライング・ポストマン・プレス HOME

fppshop
FPP×AFRO FUKUOKA