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フライング・ポストマン・プレス 福岡版

2016/11/24

ミュージカル『フランケンシュタイン』アンリ/怪物を演じる加藤和樹の会見レポート

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誰もが知るゴシックロマンスの名作が、大胆なストーリー解釈と、流麗にしてメロディアスな音楽で璃マジネーションされ、メインキャスト全員が一人二役を演じるというトリッキーな演劇的作劇も相まって、韓国でロングラン大ヒットを記録したグランドミュージカルの福岡公演が決定!先日、主人公・ビクター・フランケンシュタインの親友・アンリ・デュプレを演じる加藤和樹がキャナルシティ劇場にて会見を行った。

 

――今作の脚本を読まれたとき、ストーリーについてはどんな印象をお持ちでしたか?

「主人公のビクター・フランケンシュタインが自分の身代わりとして殺されてしまった親友のアンリ・デュプレを救いたいが一心に動く。でもそれは人道に反することだけど、愛するが故に生き返らせたいと思ってしまい、それが悲劇を生んでしまうというストーリー的には、みなさんに見てもらえる、とても分かりやすい物語だと思います」

 

――実際に韓国で鑑賞されていかがでしたか?

「とにかく歌が上手だなと思いました。もちろん言葉が分からないので詳しいことは分かりませんでしたが、それでも胸にくる熱がすごくあるんですよね。舞台の世界が現実世界のような感覚に陥るほど引き込まれました」

 

――加藤さんからみた今作の見所を教えてください。

「見所の一つはメインキャストが一人二役を演じるところです。僕が演じるのは“アンリ”と“怪物”です。アンリは主人公であるフランケンシュタインの部下であり、親友、理解者、見えない絆で繋がれた絆があったからビクターはアンリを蘇らせようとして、とんでもない怪物を生み出してしまうんです。男同士の友情が、役が変わったときに狂気に満ちる差が面白いと思います。楽曲も耳に残るものが多く、僕は特にアンリがビクターに向けて歌う『君の夢の中で』が好きですね。ミュージカルは女性が好むイメージですが、この作品は男性でも共感できる作品だと思います」

 

――今回は普段演じられているキャラクターとは違い、“怪物”という難しい役ですが役作りはどのように行われていますか?

「怪物って何でもありだなって思うんです。僕が韓国で見たパク・ウンテさんの怪物は一瞬見ただけで人ならざる者という印象が強かったんですよ。人なのか人じゃないのか、そのギリギリのラインを演じていければいいなと思いますね」

 

――二役演じるキャストの中で“アンリ”と“怪物”だけが記憶は失ってしまったが、同じ肉体の同一人物ですが、この二役を演じるときに持っている軸のようなものはありますか?

「根底にある想いが強すぎて、それが全て怪物として出てしまったんじゃないかなとも思うんです。それは演じる側の心の中にあればいいので、それを表に出すというよりは、心にそれを持ちつつ演じたいです」

 

――同じ役をやられる小西さんやその他のキャストの方の印象はいかがですか?

「まだこれから稽古ですが、小西さんは映像で一緒に共演したことがあるんです。今回、同じ役ですが、舞台で共演できることはとても楽しみですし、同じ役を先輩がどう演じるか気になります。ビクターを演じる中川さんとは以前から共演したいと思っていたので、自分にとっても良い刺激になると思うので、中川さんのスキルを盗めるものは盗んでいこうかなと思います。柿澤さんも共演したことがあって、とても熱がアツい方なので、今回もとても楽しみです」

 

――ここ数年、ミュージカル作品に多く出演しご活躍されていますね。

「元々ミュージカルが苦手という意識があったんです。何でいきなり歌い出すんだろうって()。でも、『コーヒープリンス1号店』というミュージカルで山崎育三郎くんと共演したときに、彼の歌の表現力にびっくりしたんです。物語から急に歌になると気持ちが急に歌を聴くモードになってしまうと思うんですが、彼はお芝居からの流れを一切断ち切らずにその感情のまますっと歌に入っていくんです。同世代の俳優さんでこれだけの表現力を持っているんだということにすごく感銘を受けて、そこから自分もミュージカルに興味を持って取り組むようになりました。歌は歌というとらえ方ではなく、セリフと同じなんですよね」

 

――福岡のみなさんにメッセージをお願いします。

「豪華なキャストが揃っている作品ですし、ストーリーを知らない方でも楽しめると思いますので、ぜひ観に来てください!」

 

 

 

STORY

19世紀ヨーロッパ。科学者ビクター・フランケンシュタインは戦場でアンリ・デュプレの命を救ったことで、二人は固い友情で結ばれた。“生命創造”に挑むビクターに感銘を受けたアンリは研究を手伝うが、殺人事件に巻き込まれたビクターを救うため、無実の罪で命を落としてしまう。ビクターはアンリを生き返らせようと、アンリの亡き骸に今こそ自らの研究の成果を注ぎ込む。しかし誕生したのは、アンリの記憶を失った“怪物”だった。そして“怪物”は自らのおぞましい姿を恨み、ビクターに復讐を誓うのだった…。

 

 

ミュージカル『フランケンシュタイン』

出演:中川晃教/柿澤勇人(Wキャスト)、加藤和樹/小西遼生(Wキャスト)、音月桂、鈴木壮麻、相島一之、濱田めぐみ、他

音楽:イ・ソンジュン

脚本/歌詞:ワン・ヨンボム

潤色/演出:板垣恭一

訳詞:森雪之丞

音楽監督:島健

振付:黒田育世

2017210()12()キャナルシティ劇場にて公演

http://www.canalcitygekijo.com/19564

 ()キャナルシティ劇場 092-271-6062(平日10:0018:00

 


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