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フライング・ポストマン・プレス 福岡版

2018/10/29

父と娘の感動物語『あいあい傘』主演の倉科カナが地元・九州に凱旋!

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2007年に上演した舞台「あいあい傘」で作・演出を手掛けた宅間孝行が自らメガホンを取り映画化。25年前に姿を消した父親を捜す娘が、新しい家族と暮らす父親と再会する姿を描き出す感動の物語。父と娘、そして個性豊かなキャラクターの姿に笑って、泣いて、ほっこりする人情喜劇。大切な人に会いたくなる、そして日々の日常に「ありがとう」を伝えたくなる、家族の愛の物語がこの秋、優しい涙で包み込む。10/26(金)の公開を記念し、主人公の娘・高島さつき役を演じた倉科カナと、プロデューサーの岩倉達哉氏が博多の舞台挨拶に登壇。本作に込めた想いを熱く語ってくれた。

 

……熊本ご出身の倉科さんですが、福岡の印象はいかがですか?

倉科「福岡にはお仕事で初めて来ました。先月のアジアフォーカス・福岡国際映画祭に参加して、こちらのキャナルシティ博多にも来ました。そのあと中洲を歩いて屋台に入ろうと思いましたが、ちょうどジャズのフェスティバルがあっていたので、その時は断念しました(笑)。福岡は美味しいものがたくさんあるイメージですが、実はまだひとつも食べられていなくて(笑)。明太子も、水炊きも、もつ鍋も食べてみたいです!」

 

……ついに公開されましたが、改めて今の思いはいかがですか?

倉科「この作品は熱い想いを込めた映画なので、皆さんに観ていただくことに緊張する部分もありますけど、とても嬉しく思っています。特に九州の方は熱くて愛に溢れたイメージがあるので、涙を拭くのがハンカチじゃ足りないかもしれません。それくらい温かい印象が九州の方にはあるので、ぜひご覧になられた感想を聞いてみたいです」

 

……主人公のさつきは感情の振り幅の広い役でしたね。苦労されたことはなかったですか?

倉科「今回はワンシーンのワンカットを多用していて、舞台のような長回しだったので、感情の揺れ動きとかはやりやすかったです。だから役者さん同士が感情でぶつかり合って作り上げていくことにグルーブ感があり、生っぽさが出ていると思います。私たち役者陣よりもスタッフさんたちが長回しすることによって失敗ができないから、すごく緊張感の伝わる現場でした」

 

……どういったところにスタッフが緊張感を持たれたのでしょうか?

倉科「長回しの中にアドリブも多い現場だったんです。どんなアクシデントが起きても、それすらも拾ってまた新しい形に変えていくような撮影だったので、スタッフさんは本当に大変だったと思います」

プロデューサー「共演した市原隼人君が本番中に蜂に刺されてしまうアクシデントがあったのですが、スタッフは本番だから逃してなるものかという勢いでずっとカットをかけないんです。倉科さんもお芝居も止めない。市原君は「痛い!痛い!」と言っているんだけど、皆は「もしかしたら市原君のアドリブじゃないのか!?」と思って撮影が続く感じでした(笑)」

倉科「しかもそれが初日のワンカット目ですからね(笑)。市原君はすごく熱くてチャーミングな方でしたね。今回のキャスト陣は本当に仲が良くて、しかも実力のあるプロフェッショナルな方々ばかりでしたので、お互いを信頼し合えていました。だからこそ、これだけのアドリブで撮影ができたんだと思います」

 

……宅間監督も倉科さんのお芝居を大絶賛されていたそうですが、プロデューサーから見る今作における倉科さんの魅力は?

プロデューサー「作品が出来上がった時に感じたのは、この作品を倉科カナの代表作にしたいという想いでした。倉科さんにオファーしたのは、可愛らしさもありながら芯の強さも持っているような色々な表情を持つ非常に演じることが難しい主人公で、しかも宅間監督からは長回しで行くことを事前に聞いていたので、それらに挑戦し、やり遂げられる役者さんは…と考えた時に倉科さんのことを思い浮かんだのが最初でした」

 

……そのオファーを受けた時、どのような印象を持たれましたか?

倉科「絶対にやりたい!と思いました。主人公のさつきと私は境遇が似ているところもあって、誰よりも彼女を理解できるというすごく強い気持ちが生まれました。撮影していた間、さつきとして生きていけたからとても幸せな時間でした」

 

……それでは最後にメッセージをお願いします。

倉科「昨年の暑い夏に、熱い想いを込めて作り上げた本作には、たくさんの愛が詰まっています。大切しよう!と思っている人や物でも、忙しい日々を過ごしていると意外とそれを見失ったり忘れてしまったりすることが多いと思うんです。だからこの映画を観ていただいて、少しその歩みを止めて、自分が大切にしている人だったり物だったりを見つめ直す機会にしてもらえれば嬉しいです。本当に温かい映画になっていますので、ぜひ劇場でお楽しみください!」

 

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STORY

高島さつき(倉科カナ)は、25年前に生き別れた父親の六郎(立川談春)を捜し出し一緒に帰るため、年に1度の祭りでにぎわう恋園神社を訪れる。一方境内では苗字を変え、妻と娘と新しい家庭を築いている東雲六郎が、横浜に残してきた娘と妻をひそかに思って静かに手を合わせていた。祭りの盛り上がりがピークを迎えたころ、さつきは再会を待ち望んでいた父親を見つけ……。

 

 

『あいあい傘』’18年/日/117分

監督・脚本:宅間孝行

出演:倉科カナ、市原隼人、入山杏奈、高橋メアリージュン、やべきょうすけ、立川談春、原田知世

※10/26(金)より全国公開

https://aiai-gasa.com/

 

Ⓒ2018映画「あいあい傘」製作委員会


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