エンターテインメントフリーペーパー フライング・ポストマン・プレス

フライング・ポストマン・プレス 福岡版

2018/10/03

fox capture planの意欲作『CAPTURISM』の魅力に迫る!

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現代版ジャズロック・ピアノトリオfox capture planが約1年ぶりのフルアルバム『CAPTURISM』を9/5にリリース。彼らの代名詞“高速変拍子”の表題曲「Capturism」や、ブルーノート東京を沸かせたモダンジャズテイストの「Greatest Blue」などを軸に、原点回帰と挑戦を融合させた意欲作。いよいよ来月からツアーもスタートする彼らに『CAPTURISM』の魅力、そしてライブへの意気込みを語ってもらった。

 

……7枚目のフルアルバム『CAPTURISM』。リリース後の反応や感触はいかがですか?

岸本「先日、京都と東京でツアーのキックオフ・ワンマンライブで、『CAPTURISM』から7割がたやったんですけど、ライブ映えする曲が多いなという印象です。「Capturism」や「Greatest Blue」、「Overdrive」、「We Are Confidence Man」辺りは前からライブでやっていることあり浸透していたし、特に「CAPTURISM」は8月にMVをリリースしていたので、ファンの人たちからも「ついに来たな」という反応を実感することはありました」

 

……そのアルバムのタイトル曲はバンド名からも引用された言葉ですが、思いの強さもありましたか?

岸本「アルバムを作るにあたって核になるものを、ということから生まれた曲なので、初期の「Attack on fox」や「capture the Initial “F” 」を作った時の衝動に似ている感覚はありました。聴く人が先の読めないスリリングな展開だったり、危なっかしさだったりを表現したかったし、fox capture planらしい一曲に仕上がりました」

 

……その次の曲「Greatest Blue」も展開に色んな表情があってアダルティな雰囲気のある名曲ですね。

岸本「今年、ブルーノート東京で「Greatest Blue Tour 2018」をやる時に普段と違う曲をやろうと思い、ジャズの歴史の中で遂げてきた進化を一曲の中で表現できたらと。しかもfox capture planらしくあることを前提に。そういうコンセプトがあって、アドリブパートとか今までの自分たちにはないくらい長かったり、3人共ソロがあって後半もその流れで終わっていくような構成だったりと“ジャズ”をテーマにこの曲が生まれました」

井上「最初の「Capturism」は原点回帰のような攻撃的な要素も入っているから、昔からのfoxファンにとっては、その感じが戻ってきたし、さらに新しい挑戦になるような一曲ですが、「Greatest Blue」は、ジャズ調の曲を以外とそこまで踏み込んでやってきてなかったので、そういう意味では次のステップにいける曲になりましたね」

岸本「それこそ、この2曲ありきでアルバムを作りたいと思えるほどでした」

 

……そんな中で、R&Bの名曲Ne-Yoの「Because of You」のカバーを入れた理由は?

岸本「毎回、海外のヒット曲のカバー縛りで入れているんですが、アルバムの中にないテイストだったし、今の時代にもフィットする温度感やメロディがあったので。でも選ぶきっかけになったのは、もっと単純でカレー屋で流れていて「あぁ久しぶりだな、これもアリだなぁ」と思って(笑)。」

 

……アルバム全体的に音作りでこだわられたところはありますか?

井上「昔からあったデモの欠片みたいなものをかき集めてきて、皆でシェアして広げていくようなことがありましたね。「これ、今やりたいな」みたいなものがポツポツあったので」

岸本「ツカっちゃんがそういうのを改めて送ってくれて、すでに今ライブで投入していた「Overdrive」とかの足りない要素にうまくマッチングしたし、「Kick Up」もそんな感じでした。非常にバンドらしい作り方ができたと思います」

 

……「We Are Confidence Man」もドラマ版とは一味違う曲に仕上がっていましたね。

岸本「「Greatest Blue Tour」でライブ用のアレンジを考えた時に、ちょっと跳ねた感じのバックビートで、ピアノトリオで成立する感じにして。そこにカワイくんがストリングスの別アレンジを加えました。だからピアノもメロを弾くパートが増えましたね」

カワイ「ブラスとか色んな楽器でやっていたものをストリングスに落とし込んだことで、個々の演奏が際立つアレンジになったと思います」

 

……オリジナルアルバムと並行して色々なドラマの劇伴をやられていますよね?こういったオファーをいただいて制作することが今作やバンドとしての音楽性に影響を与えることはありますか?

カワイ「けっこうありますね。制作するスピード感は早くなりました(笑)」

岸本「そういう影響もあるし、ドラマのテイストや温度感、そして登場人物の心理描写を意識するようになりました。そういった、より人間的な部分を入れると意外に相性が良いこともあるので、劇伴する度に影響を受けていることは大きいですね」

井上「劇伴をやることによって、それが実際にバンドの音楽にハマるかどうか考えることもありましたね。色々な新しい挑戦ができる機会になっていて、それをまた自分たちの音楽にフィードバックできる感覚です。だから劇伴をやった後のアルバムには、明らかにステップアップされた音がプラスされていることが多いですね」

 

……その自信作を引っさげてツアーも始まります。10/27(土)の福岡公演に向けて意気込みをお願いします。

カワイ「福岡は年に1、2回は必ず来ていていますが、すごくノリが良い土地だと思います。今回は初めての方でも楽しめるライブになると思うので、ビビらずにおひとりでも「皆がいるから大丈夫」という気持ちで遊びに来てください」

岸本「ジャズってとっつきにくいジャンルなのかなと思われる方でも身近に感じられる音楽を目指してやっていますし、学割のキャッシュバックもあるので、ぜひ学生さんも気軽に足を運んでほしいです」

井上「ジャズの馴染みがなく普段ロックバンドを観ている人でも楽しめるバンドだし、10/27はツアーも終盤戦で相当良い仕上がりのライブをお見せできると思うので、ぜひ観に来てください」

 

 

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fox capture plan

岸本亮(P.)、カワイヒデヒロ(B.)、井上司(Dr.)によるジャズ・インストゥルメンタル・バンド。現代版ジャズ・ロックをコンセプトに、2011年に結成。ジャズ・ピアノ・トリオ編成を軸にポスト・ロック、ドラムンベース、ダブステップなどの要素を取り込んだ新感覚な楽曲が魅力。2012年にミニ・アルバム『FLEXIBLE』でデビュー。翌年の『BRIDGE』が話題を呼び、ドラマの劇伴をはじめ、CMやゲームなど多方面に楽曲提供し、注目を集めている。

 

『CAPTURISM』

¥2,500(税込)

PWT-048

※now on sale

 

<CAPTURISM TOUR>

10/27(土)福岡 Early Believers

(問:BEA/092-712-4221)


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