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フライング・ポストマン・プレス 福岡版

2018/10/01

映画『散り椿』主演の岡田准一、木村大作監督が博多の舞台挨拶に登壇!

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 昨年12月に急逝した福岡県出身の直木賞作家・葉室麟の名作「散り椿」を、黒澤組出身の名キャメラマンとしてだけではなく、映画監督としても『劒岳 点の記』(2009年)で第33回日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞した日本映画界の巨匠・木村大作が映画人生60周年で初めて時代劇に挑み、幅広い世代から絶大な支持を受ける国民的俳優・岡田准一を主演に迎え映画化。そのふたりが9/28の公開直前に、原作者の出身地、ここ福岡のT・ジョイ博多の舞台挨拶に登壇した。

 

 まず岡田から本作について「大作さんとこの映画を作り上げる中で、その美意識に触れることができてとても楽しい仕事でした。この美しい時代劇が皆さんの心に染みてくれると嬉しいです」と当時を振り返りながら、公開に向けて期待を膨らませた。続けて木村監督は「皆さん、こんにちは。自分ではやりきった、素晴らしい映画を作ったという自信があります。だから観た方もそんな気持ちになっていただけると信じています」と公開を目前に控え、緊張の面持ちでご挨拶。第42回モントリオール世界映画祭コンペティション部門でグランプリに次ぐ審査員特別賞を受賞した気持ちを尋ねられると「オリンピックで銀メダルですが、皆で作った映画を、審査員長から“素晴らしい絵画のような連続だった”と評価され、非常に嬉しく思います」と喜びを語った。また、原作者の地元である福岡での試写会について岡田は「葉室さんに特別な思いがあって。前作でも葉室さんの作品で日本アカデミー賞を取らせてもらったり、今回の現場にも来ていただいて「岡田くんなら自分の作品どれでも映画化していいよ」と冗談でも言ってくださったり、すごく応援してくださっていた作家さんで、この作品も観ていただいて喜んでくださっていたので、ここでご報告できることを嬉しく思います」と述懐。その間、緊張のあまり隣でジッと固まっていた木村監督に気付き、解すように「大丈夫ですか?監督」とすかさずフォローする姿に、ふたりの関係性と人となりが滲み出る一幕も。そんな木村監督だったが、原作への思いは強く「この映画のラストシーンで、岡田さん演じる瓜生新兵衛が「大切なものに出会えれば、それだけで幸せだと思おとります」と言うセリフがありますが、それは葉室さんの原作にあった言葉です。その言葉で映画化を思い立ったほどでした」と感無量の表情を見せた。さらに本作は“美しい時代劇”という評価を受けていることについて岡田は「葉室さんが描かれていた人間性や関係性の美しさ、そして必死に生きようとする美しさが根本にあって、それを大作さんが79歳になられて初めて時代劇を撮るということに、やはり馳せる思いがあるので、それがひとつになって作品としての美しさになっていると思います。何より大作さんの撮られる艶っぽい、色っぽい画がずっと続くような魅力的な作品です」と木村監督の世界観を絶賛。最後に岡田が「大作さんが思いを込めた映画にご一緒できることを、共演者、スタッフ一同、皆嬉しく思いながら撮影に臨んでいました。その映画作りや思い、そして一枚の画を撮るために細部にまですごくこだわって出来上がった作品です。僕たち若い役者にとっては、大作さんからたくさんの大事なものを投げかけられているような現場でした。それが画に出てれば良いなと願っていますし、皆さんに感じていただけたら嬉しいです。染み入る映画なので、ぜひじっくりと味わっていただけたらと思います」と締めくくった。映画『散り椿』は9/28(金)より全国東宝系にて公開。

 

 

STORY

享保15年。かつて藩の不正を訴え出たが認められず、故郷・扇野藩を出た瓜生新兵衛(岡田准一)は、連れ添い続けた妻・篠(麻生久美子)が病に倒れた折、彼女から最期の願いを託される。「采女様を助けていただきたいのです……」と。采女(西島秀俊)とは、平山道場・四天王の一人で新兵衛にとって良き友であったが、二人には新兵衛の離郷に関わる大きな因縁があったのだ。篠の願いと藩の不正事件の真相を突き止めようと、故郷・扇野藩に戻った新兵衛。篠の妹・坂下里美(黒木華)と弟・藤吾(池松壮亮)は、戻ってきた新兵衛の真意に戸惑いながらも、凛とした彼の生き様にいつしか惹かれていくのだった。散り椿が咲き誇る春――ある確証を得た新兵衛は、采女と対峙することになる。そこで過去の不正事件の真相と、切なくも愛に溢れた妻の本当の想いを知ることになるのだった…。しかし、その裏では大きな力が新兵衛に迫っていた――。

 

『散り椿』’18年/日/112分

監督・撮影:木村大作

原作:葉室 麟 「散り椿」(角川文庫刊)

出演:岡田准一、西島秀俊、黒木華、池松壮亮、麻生久美子、緒形直人、新井浩文、柳楽優弥、芳根京子、駿河太郎、渡辺大、石橋蓮司、富司純子、奥田瑛二

http://chiritsubaki.jp/

Ⓒ2018「散り椿」製作委員会

 


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