エンターテインメントフリーペーパー フライング・ポストマン・プレス

フライング・ポストマン・プレス 福岡版

2018/09/11

劇場アニメ「君の膵臓をたべたい」舞台挨拶にて高杉真宙が凱旋!

掲載写真

 

累計発行部数270万部を突破した、住野よるのデビュー小説作品を映画化した劇場アニメ「君の膵臓をたべたい」が絶賛公開中。2015年の刊行直後から、その衝撃的なタイトルからは予測できない「僕」と桜良の儚くも瑞々しい物語が描かれ大反響を呼び、昨年7月には実写映画も公開され大ヒットを記録した。本作の公開を記念し、主人公「僕」の声を演じた高杉真宙、そしてヒロイン山内桜良役のLynn、桜良の親友・恭子役の藤井ゆきよ、そして監督の牛嶋新一郎が福岡の舞台挨拶に登壇。福岡出身の高杉、牛嶋監督にとっては凱旋となる今回。福岡のシーンなどについて語った。

 

……作中に福岡の舞台を巡る旅がありましたが、高杉さんは福岡市で、牛嶋監督は久留米市のご出身ですね。それぞれ地元に凱旋して登壇されるお気持ちをお聞かせください。

高杉「実感が湧かないですね。もちろん帰ってきたなという感覚はありますが、仕事でこうして舞台に立ってお喋りすることに、まだ慣れない感じがありますけど、すごくありがたいです」

牛嶋「小さい頃からずっとアニメを作りたい思いがありまして、この作品で実際に監督までさせていただいて、地元の皆さんにご覧いただけるということは本当に嬉しいです。しかも多くの作品が公開されている中、この映画を選んでいただいて感謝の気持ちでいっぱいです」

 

……実際に完成した作品をご覧になって、改めてどんな感想や思いを持たれましたか?

高杉「(声優は)自分がずっとやりたかった夢のひとつだったので、純粋に嬉しかったです。実際に観て自分の声が聞こえることにテンションが上がるのと同時に気恥ずかしさもあって。全体に色や匂いがあるような、そして爽やかな風が吹いている感じがするこの作品の中で「これを僕がやったんだ」と完成品を観て実感して感慨深かったです。どの作品でもそうですが、自分の感情が高ぶって知らない間に涙していることがあるかもしれないので、これから観る時は絶対ひとりで観ようと思います(笑)」

Lynn「自分がアフレコしていた時の想像をはるかに超えるものに仕上がっている印象です。私は「良い映画を見たなぁ」って幸せな気持ちになりました。温かいものが残る作品だと思います」

藤井「この作品がすごいのは、何度観てもその時の感情が溢れて感動できるところです。もちろん物語のキャラクターではあるのですが、桜良にしても、「僕」にしても、私が演じた恭子にしても、それぞれの想いが甦ってくるんです。」

 

……福岡のシーンは実際にロケハンもされ、キャナルシティ博多のユニクロや、ラーメンの一幸舎、そして福岡タワーや中洲、そして、ふたりが宿泊したヒルトン福岡シーホークと様々な舞台が登場しますが、その中でふたりの密度感をどのように描こうと考えられましたか?

牛嶋「単純にどこに訪れて何をしたかだけを切り取ると、ただの場所の紹介に留まってしまうので、そうではなく、ふたりがどんな時間を過ごしたかということの彩りとして福岡の背景を入れていくことを意識しました。あと、すべて僕が行ったことのある場所だったのですが、映画は初めて観る方に対して作らなければいけないので、僕の主観ではなく出来るだけ客観的に見て作りました」

 

……それでは最後にメッセージをお願いします。

牛嶋「福岡の皆さんにとってはすごく身近に感じながら、それぞれのキャラクターを観ていただける作品になったと思います。もしよかったらこの作品をご覧になった後、作中に出ていた場所を通りながらでも帰っていただけたら、ふたりが歩んだ道みたいなものを感じられて、また違った景色に見えると思うので、色んな角度でこの作品を楽しんでほしいです」

高杉「改めてこの作品を観て「僕」以外のことで気付くことがあったり、「僕」自身においても、違った角度で感じることができたり、監督の意図を知ることができました。実写のお芝居のキャラクターは基本的には自分のものだと思っていましたが、今回はたくさんの方々と一緒にこの「僕」と言うキャラクターを作り上げていって、僕の知らない細かい部分もいっぱい詰め込まれていて、もっと観たくなりました。桜良の笑顔や「僕」の気持ちをこんな風に伝えたいと思っていたこと、その細やかな部分でも感じてほしいと思います。そして皆さんの中で、このキャラクターたちが成長して生き続けてもらえたら嬉しいです」

 

 

STORY

彼女は言った。

 

「君の膵臓をたべたい」

 

春。

まだ遅咲きの桜が咲いている、4月のこと。

 

他人に興味をもたず、いつもひとりで本を読んでいる高校生の「僕」は、病院の待合室で、一冊の文庫本を拾う。手書きの文字で『共病文庫』と題されたその本は、天真爛漫なクラスの人気者・山内桜良が密かに綴っていた日記帳だった。

 

日記の中身を目にした「僕」に、桜良は自分が膵臓の病気で余命いくばくもないことを告げる。それは、家族と医師以外には病気を隠している彼女にとってただひとり、秘密を共有する相手ができた瞬間だった。

 

最期の日が訪れるまで、なるべくこれまでどおりの日常生活を送りながら、やりたいことをやり、精一杯人生を楽しもうとする桜良。そんな彼女の奔放な行動に振り回され、「僕」の心は少しずつ変化していく。

 

――それは、「僕」の春の思い出。彼女の一生の思い出。

 

 

劇場アニメ「君の膵臓をたべたい」’18年/日/108分

監督・脚本:牛嶋新一郎

原作:住野よる『君の膵臓をたべたい』(双葉社 刊)

声の出演:高杉真宙、Lynn、藤井ゆきよ、内田雄馬、福島潤、田中敦子、三木眞一郎、和久井映見

※T・ジョイ博多、ユナイテッド・シネマキャナルシティ13 他全国公開中

https://kimisui-anime.com/

 

Ⓒ住野よる/双葉社  Ⓒ君の膵臓をたべたい アニメフィルムパートナーズ

 


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