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フライング・ポストマン・プレス 福岡版

2017/08/16

『二度めの夏、二度と会えない君』ヒロイン・燐役に大抜擢!吉田円佳(たんこぶちん・Vo.Gt.)にインタビュー

MADOKAメイン.IMG_7398使用分FPPNET

 

若手俳優・村上虹郎の主演で、赤城大空氏の人気ライトノベル実写映画化した「二度めの夏、二度と会えない君」が9/1より公開。バンドを結成し、ボーカルを務めるヒロイン燐役に大抜擢された映画初出演の吉田円佳。たんこぶちんのMADOKAとしても活躍する彼女に、青春音楽映画で初めてのお芝居に臨んだ心境などをインタビュー。

 

……まず今作のヒロイン燐役にオファーを頂いた時のお気持ちはいかがでしたか?

「映画のプロデューサーさんがたまたまテレビ番組でたんこぶちんのミュージックビデオをご覧になって声をかけていただいたのがきっかけです。すごく縁だなと思った反面、ヒロインという大役に「私で良いのかな」って正直不安でした」

 

……映画初出演でしかも初めてのお芝居を演じるにあたって意識したことは?

「原作を読んで、不治の病を抱えている役だったので考え込んでいたところ脚本家の方とプロデューサーさんに演技指導をいただいて、色々考えすぎず自分が感じたことを表現することを意識しました。特に燐ちゃんと私は歌と音楽が大好きという共通点があったので、その思いを素直な気持ちで伝えることに努めました」

 

……音楽が好きで、バンドを結成してボーカルを務める。原作は小説ですけど、キャラクター化した本作の燐は、MADOKAさんにピッタリでした。

「嬉しいです!ありがとうございます!自信になります(笑)」

 

……たんこぶちんのステージとの違いも新鮮で、どこか生き生きした表情が印象的でした。

「普段はギターを弾きながら固定されたマイクで歌っているので、お客さんの顔しか見えないけど、今回はハンドマイクで自由に動き回れることで、メンバーの表情や動きを見ることができました。皆の意思みたいなものを感じながら歌えたので、より一体感が生まれていると思います。それに私たちは小学生の頃からガールズバンドとして活動しているので、男女混合バンドという編成を疑似体験できて新鮮でしたし、高校生バンドというのも懐かしかったです」

 

……ご自身で特に大事にしていこうと臨んだシーンは?

「文化祭の最後のシーンですね。燐にとっては、これが最期のステージになるので、普段の私はステージがある度に何度でも歌えるから、“これが最期”って意識しないじゃないですか。ライブは繰り返して更新されていくものだけど、監督から「自分の人生最期のステージと思って歌ってみて」と言われ、姿勢がピンとなって(笑)。燐にとってPrimemberの仲間は、自分のムチャ振りに付いてきてくれて感謝の気持ちでいっぱいだったと思うので、それを私もたんこぶちんのメンバーと重ねて「ありがとう」の気持ちをたくさん込めて臨みました」

 

……バンドの合宿で加藤玲奈さん演じる瑛子とのやりとり恋心が見え隠れする見事な演技でしたが、村上虹郎さんが演じた主人公・智の気持ちを軸に進むストーリーで、心情を表す演技は難しくなかったですか?

「燐と瑛子の関係は智を巡ってめっちゃ仲良しって訳じゃない微妙な関係なので、少しピリついた雰囲気を大事にしました。合宿シーンは目では見えないふたりの恋心が表出する場面でもあるので、演技レッスンの時は、その心情に合った曲をかけながらイメージを膨らませました」

 

……たんこぶちんのメンバーもカメオ出演してましたね。

「撮影中はほとんどメンバーに会ってなくて、あのシーンで久々会いました。撮影シーンのメンバーは、地味に緊張してました(笑)。別バンドとしての出演だったので「違和感、違和感」と騒いでました(笑)。でも朝早いハードな現場だったので、久々会えて私もホッとできる一日でした」

 

……今作の出演と共に劇中歌5曲を収めたアルバム「二度めの夏、二度と会えない君 feat. Primember」も8/30にリリースされますね。

「たんこぶちん自体、これまで4枚のオリジナルアルバムをリリースしていますが、それとは違う映画のためのアルバムになります。Primemberは4人なので、アレンジもドラムのHONOKA、ベースのNODOKA、それとギターのYURIに参加してもらって、たんこぶちんと少し違う編成でのレコーディングは新鮮でした。でもエンディングの「夏のおわりに」と既にリリースした「遠距離恋愛爆撃ミサイル」には、キーボードのCHIHARUも参加しています」

 

……個人的に「蝉時雨ライダーズ」が印象的でしたが、お気に入りの曲は?

「私もその曲ですね。最後の文化祭ライブで歌う曲で、物語でもずっと燐の中に残っているメロディが楽曲なったPrimemberにとっても大切な一曲だったので、今でもあの曲を聴くと、撮影現場が懐かしくなったり、“ニドナツ”のストーリーを思い出して、胸が締め付けられる感覚があります」

 

……この作品を通して、改めて感じたことは?

「私はやっぱり歌が好きだなってことですね。私たちもバンドを10年続けてきたからこそ、人の目に止まってデビューできて今回の縁に繋がったし、こんなにも素敵なストーリーの音楽青春映画に関わらせてもらって、お芝居していても、ライブシーンを演じていても、私は歌が好きなことは何があっても譲れないなと再確認できました」

 

……完成した作品をご覧になっていかがでしたか?

「終始、汗が止まらなくて。緊張して、あまり覚えてないです(笑)。もう少し客観的に観てみたいです」

 

……主演の村上虹郎さんを含め、キャストの皆さんとのエピソードがあれば、教えてください。

「メンバーでのリハーサルシーンや「プラーイメンバー!」って掛け声をかける場面とかワイワイしている感じが撮れたのも、山田さん(山田裕貴)がムードメーカーになってくれたおかげです。初出演で緊張している私のことも気遣って場を盛り上げてくださったことで、私も「あぁ、ここにいて良いんだ」って“仲間意識”を持つことができたので、すごくやりやすかったです。虹郎君も私が燐として智に頼っていたように、役者としては大先輩なので、すごく頼りにさせてもらいました。私もあの時はずっと燐ちゃんでいた気がします」

 

……最後に高校生読者へメッセージをお願いします。

「高校時代を描く映画なので共感もできますし、この作品を通して、たんこぶちんを少しでも知ってもらえたら嬉しいです。劇場に足を運んでいただいて、良いなと思ったら私たちのライブにもぜひお越しください!」

 

 

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STORY

高校3年の夏智が通う北高に転校してきた燐は、文化祭でライブをするという夢を叶えるためにやってきた。最後の文化祭ライブで成功を収めた夏の終わり、突然、病に倒れた燐に智は自分の想いを伝える。だがそれは取り返しのつかない言葉として刻まれ、2人を引き裂いてしまう。なぜ、あんなことを言ってしまったのだろう。もしもやり直せるなら──そう思ったある日、半年前にタイムリープし、今度は絶対に燐に”告白しない”と心に決めた智だったが……。

 

『二度めの夏、二度と会えない君』上映時間:1時間46分

監督:中西健二 原作:赤城大空「二度めの夏、二度と会えない君」(小学館「ガガガ文庫」刊/ガガガ文庫10周年企画)

出演:村上虹郎、吉田円佳、加藤玲奈、金城茉奈、山田裕貴/本上まなみ/菊池亜希子

※9/1(金)よりT・ジョイ博多、他にて公開

http://nido-natsu.com/

 

© 2017 赤城大空・小学館/ 「二度めの夏、二度と会えない君」パートナーズ

 


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