エンターテインメントフリーペーパー FLYING POSTMAN PRESS

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スペシャルインタビュー「Nothing's Carved In Stone」

できた曲やライブを“いいね!”って
言ってもらえることが何よりもうれしい

——とはいえ、実験的な試みは今回も。
村松「『Alive』で日向っち(日向秀和)がウォーキングベースを弾いてたり、自分たちが思う曲に対するエモっぽいアプローチの仕方は進化してると思います」
生形「曲自体は好きなように作ってるんですよ。要は曲順というか、組み合わせで。例えば、『Beginning』をアルバムの最後の曲にしたことで、シングルで聴く印象とはまったく違うと思うんです。最初は『Beginning』と『Still』が逆だったんですよね」
——確かに、リリカルな『Still』が最後だとアルバム全体の印象も違っていたかも。
村松「個人的には『Still』はデモの段階で結構びっくりした曲でしたね。うちのバンドにしてはシンセがメインの曲だし、バンドサウンドって感じではないけど、生々しいアコギの音が入っていて。でもこういう曲もアリになったんですよね」
生形「アルバムを10枚も作るといろんなこともわかってきますよね。『Still』はシンセがメインな曲だけど、別にバンドでそれを全部やる必要はないかなって思うし」
村松「今ってどんな年代の人もいろんな音楽を聴いてるじゃないですか。サブスクとかを聴いてる耳に対し、俺らがロックを鳴らした時にそこに追い付けない音にはしたくないという思いはあって。要は、サウンドを新しく更新していきたいっていう思いが『Still』のアプローチにはあるんじゃないかな。最終的にはメンバー全員で曲を肉付けしながら作っていくので、そこでアルバム全体のバランスも取れるし、どんな曲をやってもうちのバンドの音になるっていう自信はありますね」
——さて、10月からは対バン、来年1月からはワンマンによるアルバムツアー<By Your Side Tour 2019-2020>が始まります。
生形「対バンツアーは9年ぶりぐらいなんですけど、今回は新たな世代のバンドとやろうと思ったんです。最近のバンドってすごく音楽的だし、カラーもしっかりしてるから似たようなバンドがあんまりいない」
村松「ずっと同じ界隈でやり続けるよりも、やっぱりミックスしたいじゃないですか。自分たちも刺激が欲しいし、自分たちのお客さんにもかっこいいバンドを知って欲しいし」
生形「ワンマンの方は、会場も大きいしセットも長くなるから照明や演出もいろいろ考えてみたいですね。今回のアルバムはがっつり披露しても40分だし、昔の曲も結構できるかな。Nothing’sは、まだまだこれからだと4人全員が思っているからこそ先があるわけだけど、何よりいまだにアルバムを出すとみんなが喜んでくれるし、それがうれしくてバンドをやってるのかもしれない。できた曲を“いいね!”って言ってもらえたり、“ライブすごく良かったよ!”って言ってもらえるのが何よりも一番うれしい。音源を作ることとライブをやることがバンドの基本。後のことはそれに付随するものだから、そのふたつをやっていければ幸せかなって思います」
Nothing's Carved In Stone
Nothing’s Carved In Stone(ナッシングス カーブド イン ストーン)
2008年に生形真一(G.)、村松拓 (Vo.&G. )、日向秀和(B.)、大喜多崇規(Dr.)で結成。10周年を迎えた’18 年に初の日本武道館公演を開催。9/25に自主レーベル「Silver Sun Records」から10thアルバム『By Your Side』をリリース。10/2から対バン&ワンマン含む<By Your Side Tour 2019-2020>を開催。
https://www.ncis.jp
By Your Side
『By Your Side』
初回限定盤
¥3,500(税別) DDCZ-9057
通常盤
¥2,800(税別) DDCZ-9058
※9/25 on sale
クレジット
Interview & Writing Kanako Hayakawa
Photography by 西槇太一

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