エンターテインメントフリーペーパー FLYING POSTMAN PRESS

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スペシャルインタビュー「BiSH」

自分の中で見せ方を考えられるようになった
それは大きな変化であり、表現が楽しくなった

——前衛的なダンスについても聞かせてください。
アイナ 「自分の中で混沌としてテーマがずっとあって。言葉や歌で“生きろ!”と伝えるんじゃなく、もしかしたらダンスで表現できるんじゃないかって。落ちるところまで落ちた人間の感じや、死の世界を表現できないかなって。それを見て、“生きる方がいい!”って思ってくれる人がいたらいいなって。私なりの“生きろ!”というメッセージをダンスで表現しました。少しおどろおどろしい世界観を表現し切ってくれるのはリンリンだと思ったので、この曲はリンリンを主体に構図や角度を考えていきました」
——BiSHのステージの新しい可能性を感じました。
アイナ 「そう感じてもらえたのであれば、すごくうれしいです。私の中で『STiCKS』は全部新鮮な感覚でしたね。やるところまでやり切った感じがあります」
——アルバムのラスト『GRUNGE WORLD』は、メロディの印象、歌い方含め、新しいと感じました。いい感じに力が抜けたナチュラル感というか。
チッチ「この曲は、渡辺(淳之介/BiSHの所属事務所WACK代表)さんがメロディも歌詞も作ったということと、1番と2番でAメロのメロディが違うので、そこも新しく感じるのかもしれないですね。ノスタルジー感もあるし、もどかしい気持ちを抱えた歌詞も渡辺さんっぽいと思います」
——アイナさん作詞の『CAN YOU??』。歌詞の中に“目を合わせるということ”という言葉が出てきますが、モモコさんが書いた本のタイトルでもありますね。
アイナ 「この曲の歌詞は、メンバー含め、自分に関わってくれる人たち、友だちに向けたものです。私はどうしようもない人間だけど、どうせ最後は死ぬんだし、よかったら仲良くしようよって。そんなこと考えていたら、相手のことを尊重しないと生きていけないのかなって思って。それは目を合わせることと似てるなって言葉にしたら、モモコの本のタイトルと一緒に(笑)。“目を合わせる”って大切なことですよね」
——リンリンが作詞の『O・S』はどんな曲になりましたか?
リンリン「『シャーマンキング』というマンガを読んで感銘を受けたんです。登場人物が良い人ばかりで、なりたい自分がそこにたくさんいた。『O・S』は、オーバーソウルの略。同じ表記でマンガにも出てきます。実は『S・H・i・T』の時も同じようなテーマで歌詞を書いたんですが、採用されず。でもここ最近思っていたテーマだったのでこの曲に当てはめてみました」
——じゃあ今のリンリンが感じていることですか?
リンリン「そうですね。あと、個人的に今回のツアーでアイナとふたりでスタジオに入っていろいろ教えてもらってから、以前はちょっと苦手だなって感じてた曲も好きになれたんです。自分の中で見せ方を考えられるようになったことは、大きな変化だし、表現が楽しくなりました」
スペシャルインタビュー「BiSH」

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