エンターテインメントフリーペーパー FLYING POSTMAN PRESS

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スペシャルインタビュー「go!go!vanillas」

俺らを好きなファンや仲間たちに
“カッコいいことやってるな”と安心してもらえたら

——とはいえ、めざすのはさらに大きな場所ではあるわけですよね?
牧「もちろん多くの人に知って欲しいですが、アンダーグラウンドだからカッコいいものもあると思うんです。いずれにせよ、『サイシンサイコウ』って曲でも書いたように、僕がカッコいいと思うのは常に“今”。やっぱり今が一番カッコいいと思われたいし、そうなることが次のステップに繋がる。理想を言えば、(クエンティン・)タランティーノみたいに、王道とそうじゃないところを、曲がりながら進んで行きたいかな。彼はアカデミー賞も取ってるけど、本来好きなものはすごくB級だったりするのにメジャーなところに落とし込める。グロい表現もなぜか笑えるんですよね」
——牧くんはインタビューを始める前、最近観た映画が『グリーンブック』で、スパイク・リーの『ブラック・クランズマン』も楽しみとおっしゃってましたけど、その意味では、『<Upside Down Track>少女A』の歌詞は衝撃だし、かなり映画っぽいかも。
牧「映画ならいいフックになりますよね。『シックス・センス』的なオチですからね」
——ちなみに、みなさんそれぞれのアルバムの中のお気に入り曲は?
牧「『雑食』かな。めちゃめちゃ好きな曲です」
——エレクトロなソウルファンクが新鮮で気持ちのいい1曲ですよね。
進太郎「俺はやっぱり1曲目の『パラノーマルワンダーワールド』。この曲の歌詞を見て牧さんにすぐ電話しました(笑)。それほどアルバムの中でも言葉が強い曲だし、いろんな人にいろんな角度から影響を与える曲だなと思う。自分もがんばらなきゃと思えましたね」
セイヤ「僕は今の気分で、『NO NO NO』。他と色が違うというか、歌詞と曲のギャップがすごくてクセになるんです。日本について歌ってるというか、『平成ペイン』の第2弾的な感じですね」
牧「実はポリティカルな要素が入ってる曲ですね」
——でも不思議とギスギスした曲に聞こえないのがバニラズの強みというか。
牧「そこは意識してますね。乗せるメロディや曲調でファニーに感じるのも音楽の面白いところであって。これが演説なら、“お前、何様だよ!”ってことになったりするじゃないですか(笑)。言いたいことがあるなら音楽に乗せ、ちゃんと発信するのが自然だし、ヒップホップの勢いに勝つには、“ロックってかっけぇ!”とまた思えるかどうか。そこにかかってる気がする。もちろん多数派の方が安心できるし楽だし恩恵も増えるけど、そういう人が増えれば増えるほど僕らが際立つので、“どうぞ”っていう感じです(笑)。他の人のことはともかく、俺らを好きなファンの人たち、仲間も含め、“バニラズ、カッコいいことやってるな”と安心してもらえたらなって」
Ygo!go!vanillas
Ygo!go!vanillas(ゴーゴーバニラズ)
牧 達弥(Vo.&G.)、長谷川プリティ敬祐(B.)、ジェットセイヤ(Dr.)、柳沢進太郎(G.)による新世代ロックンロール・バンド。5/15に4thアルバム『THE WORLD』をリリース。5/30からは、全国ツアー<THE WORLD TOUR 2019>がスタートする。
https://gogovanillas.com
THE WORLD
『THE WORLD』
完全限定生産盤(CD+DVD)
¥3,700(税別)
VIZL-1557
通常盤(CD ONLY)
¥2,800(税別)
VICL-65162
※5/15 on sale
スタッフクレジット
Photographer Rie Odawara
Intervew & Writing by Kanako Hayakawa

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