エンターテインメントフリーペーパー FLYING POSTMAN PRESS

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スペシャルインタビュー「go!go!vanillas」

プリティさんの事故のことは辛いけど、
楽器を演奏している時だけは純粋に楽しい

——だからなのか、リズムも突っ走るかと思いきや、楽しいビートをクールにキープし続ける。
セイヤ「前作にはクリックを使ってない曲もあったけど、今回は全曲で使ってるのも大きいと思いますね。かといって制御してるわけじゃなく、音を重ねているから厚みもあるし、突っ走らなくても表現できるようになったというか。前はもっと突っ走りてぇって思うところもあったけど、今回は“ここがベスト”っていう表現がバンドでできたのが大きいですね」
牧「『FOOLs』の途中ぐらいからパソコンで曲を作ってるから、今は基本的にクリック通りじゃないと無理なんですよ。だから何の違和感もないですね」
進太郎「特にプリティさんの事故後、根本的に俺らはめちゃくちゃ音楽が好き過ぎるんだなと感じることが多くて。プリティさんの事故のことは辛いけど、楽器を演奏している時だけは純粋に楽しい。それがあるから、音やリズムを差し引いても楽しめる。それはクリックを使い始めた『FOOLs』を経たからこそだと思うし、今のところ全部の道のりが意味のあることだった気がしますね」
——その意味では、幼馴染みでもあるプリティさんの事故後、牧くんがどんな歌詞を書くのか?という部分も実は気になっていて。でも事故の時にはもう歌詞どころか、『THE WORLD』のレコーディングはほぼ終わってたでしょうけど。
牧「終わってましたね(笑)。シングル『No.999』リリース(1/23発売)前にあいつは事故に遭ってるんですけど、この曲は去年の3月ぐらいに録った曲なんですよ。だからまったく事故とリンクもしてないはずなんですが、すごく引っ掛かる歌詞であることに気付いた時、自分が書いた歌詞は人が窮地に立った時にちゃんと救えるなって思えたし、それが自分たちをすごく鼓舞してくれたんです。フツーに幸せに暮らす中でも、何かに飢えていたり、自分自身に何かを課す形で歌詞を書いてきて良かったと思いました。そうじゃなかったら、本当に底まで気持ちが落ちた時、“俺は何をやってたんだ!?”って思っちゃってたと思うから。当たり前の生活ができているから音楽があるわけだけど、ただの娯楽だけじゃなく、衣食住が揃わない時でも、“がんばろうと思えるものをどれだけ作れているか?”、そこに表現者としての面白味がある気がしていて。それがちゃんとできてたんだなぁと」
スペシャルインタビュー「go!go!vanillas」

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