エンターテインメントフリーペーパー FLYING POSTMAN PRESS

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スペシャルインタビュー「AIMYON」

普通の生活がイメージできる人は、
曲への親近感にも繋がる気がする

スペシャルインタビュー「AIMYON」——次に収録されている『プレゼント』はやさしい歌ですね。
「『めざましどようび』のテーマ曲として書き下ろしだったので、朝に流れることを意識して。私は誰かの背中を押したいとか励ましたいとかで曲を書くことはないんですが、いかに朝に聴いたら活気が出るかを考えました。そして、世の中を俯瞰で見た神様からの物語にしよう、と。なんだか泣きたい人たちに“幾千年も前からあなたに涙を作っているから、流してもいいんですよ”っていう直接的ではないメッセージにしました」
——ドラマ、映画の主題歌も多くなってきましたが、タイアップには慣れてきましたか?
「慣れはしないですが、やってみたいという気持ちの方が先行しますね。普段はゼロから自分の曲を作るけど、ひとつテーマを設けられて書くのは、1を100にする感覚。それはそれで面白いです」
——『マリーゴールド』を歌われた年末の紅白はどうでしたか?
「異次元の空間でしたが、勉強になりましたね。人生で紅白に出られることなんて一度あるかないか。歌はもちろん、古典芸能や民謡、歌舞伎の方など含め、“芸能の界”という貴重な現場を、若いうちに経験できたのはありがたかったです。存分に楽しむことはもちろん、ミーハーになろうと思ってました」
——その感覚は大切ですよね。あいみょんさんのリアルな感覚、歌の中に日常生活の匂いを感じられることも大きな魅力だと思います。
「私自身、生活感のあるアーティストが大好きなので。アーティストではあるし、芸術家ではあるんですけど、人間的な生活が見える人が好き。人間味に溢れ、普通に朝起きてごはんを食べてる姿がイメージできる人は、曲への親近感にも繋がる気がするんです」
——生活感というか、個人的に古傷が痛んだのがラスト『from 四階の角部屋』(笑)。
「これがある意味一番大人な曲ですね(笑)。以前4Fの角部屋に住んでいて、引っ越すタイミングで作りました。ポンコツな変な曲なので、アルバムに入れる時の置き位置が難しく。いい意味で邪魔だったので、曲間をすごく空け、ボーナストラックのような配置にしました。今までで一番短い曲ですね」
——心の混乱を表現したようなトランペットも効いてますね。
「一発録りのレコーディングもみんな乱れてました(笑)。7曲目の『恋をしたから』の弾き語りも一発録り。このレコーディングでクラリネットの音色が大好きになりました」
——鳥の声もいいですね。
「いつも自宅でデモを作ってるんですが、その感じがいいってよくスタッフさんが言ってくださって。この曲も窓を開け放してデモの録音をしてたんです。外の音も自然といろいろ入ってたので、その雰囲気を出すためにスタジオじゃなく、部屋で録音。その後アレンジャーさんが鳥の声を入れてくれました」

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