エンターテインメントフリーペーパー フライング・ポストマン・プレス

フライング・ポストマン・プレス

POSTMAN x POSTMAN (ポストマン × ポストマン)

“仲良しのあの人”や“憧れのあの人”に手紙を届ける人気リレー連載『POSTMAN×POSTMAN』。MOROHAのアフロが次に手紙を書いたのは、俳優の東出昌大。

手紙を書いた人
アフロ(MOROHA)
手紙を受け取った人
東出昌大
プロフィール
MOROHA(モロハ)
’08年に結成。アコースティックギターのUKとMCのアフロからなるふたり組。メッセージ性の強いリリックと全身全霊をかけたエモーショナルなライブには定評がある。今年結成10周年を迎え、ベストアルバム『MOROHA BEST〜十年再録〜』をリリースした。 http://moroha.jp

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▼東出昌大からの返信
アフロへ
「字は汚いながらもペンを取ってお返事を」と思ってたんだけど、何かとバタバタしてて結局携帯で打ち込んでます。
ごめん。
お手紙ありがとう。
僕にとってもラッパーの友達ってのは初めてで、職業と付き合う訳じゃないとは分かっていながらも、友達付き合いの最初は緊張していました。
しかし同い年ということもあり、お互い自身の弱い部分を人に見せる事を恥だと思わない性分も手伝って、すぐに仲良くなりましたね。
最近ふと思う事を一つ。
僕ら30歳になったね。
僕まだ「三十路」と聞いてもふわふわしてんだけど、この事実受け止められた!?
まぁ、そんな事はどっちでも良いんだけど、
MOROHAのリリックにもあるけど、「東京という街の地面はね 夢破れた奴らの屍で出来てる」って、20代で書いたリリックだろうに、本当に今思い返すと、あいつもこいつもいなくなったなーと思います。
10代後半から20代前半に出会い飲み屋で夢を語りあった人たちの、結構な数がもう地元に帰ったか、東京の夜の闇に身を潜める様に生活してるか。
ネズミ講、宗教、胡散臭い経営者、きな臭い儲け話、色んなのにハマって飛んでった奴らを見たし、「チャンスが無かった」と言い切った奴もいた。
自分もまだ途上だけど、30歳という一つの境界線を仕事をしたまま取り敢えずは続けてこられた僕らとあいつらと差ってなんだったんだろうかと。
一つに、「疑い」が強かったんじゃないかと思う。
「この先輩の言ってる事は本当か?」「これって本当に格好良いのか?」「絶対儲かる話なんてあるのか?」「この人は本当に優しいのか?」「自分のやってる事の方向性はあってるのか?」「チャンスは本当にないのか?」
今でも疑いは生まれるし、抱き続けてる様に思う。
ただ、いなくなった奴らを思い出すと、あいつも、あいつも、あいつも、すげー性格良かったな〜とふと思う。
人の弱味、ピュアにつけ込む人間は一定数いる。燻ってれば良くない方向に焚き付けるし、成功すれば足を引っ張る。
続きは長くなっちゃうからまた会って話すけど、また30歳の今の自分を疑いながらもうちょっと考えてみようと思います。
東出より
—東出さんと出会ったきっかけ、最初の印象とは?
「出演作品を観たのは『問題のあるレストラン』。直接会ったのは、『しゃべくり007』にて。男前だなぁと」
―アフロさんにとって東出さんはどんな存在ですか?
「自分を謙虚にしてくれる人」
—東出さんの好きな出演作はありますか?
「舞台『豊穣の海』」
—俳優以外、東出さんに合う職業はなんだと思いますか?
「棋士」
—もしふたりが同級生なら、どんな関係だと思いますか?
「バレンタインの日の放課後、“…コレ、東出君に渡して欲しいんだけど”と、渡される係。俺はそれを渡さず食べます」
—お付き合いの中で印象に残っている出来事はありますか?
「街中で後ろから大阪系チャキチャキおばさんに“東出くぅ〜ん!”と声を掛けられた際、即座にくるっと振り向き、真っ直ぐに“ありがとうございます!”と張りのある声で言っていた」
—東出さんを動物で例えるとなんだと思いますか?
「柴犬」
—東出さんの意外な一面とは?
「バレーボールのレシーブが下手」
—東出さんをひとことで表現するなら?
「求道者」
—東出さんの愛すべき部分、尊敬する部分はどんなところですか?
「家族を大切にしているところ」

次回は、「東出昌大」さんのお手紙を公開!ご期待ください。

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