エンターテインメントフリーペーパー FLYING POSTMAN PRESS

FLYING POSTMAN PRESS

スペシャルインタビュー「高橋 優 三浦春馬」

「“ノンフィクションの中に立っているフィクション”という印象」(高橋)

――主題歌『ルポルタージュ』の着想の手がかりになったのは、やはりドラマの脚本ですか?
高橋「脚本と、あとはスタッフの方の話ですね。その結果、これはあくまで僕の個人的な受け取り方ですが、描き方は面白おかしいものですが、実は『オトナ高校』というドラマが訴えかけていることって嘘を言っていないと思うんです。少子高齢化が進んでいるとか、30代以上で性経験のない大人が今これだけ多くいるとか…そういうことは本当のことであって。だから“ノンフィクションの中に立っているフィクション”という印象があって」
――確かに、スペシャルインタビュー「三浦春馬」コメディとしてのレベルが高いので笑いが先立ちますが実はテーマは社会派ですよね。
三浦「そうなんですよね。ただのコメディではない“社会派コメディ”というか。普段はなかなか自分のこととして考えられないようなことでも、登場人物が四苦八苦する様子を見て笑っている内に、ふと自分に置き換えてリアルに考えられたりする。そんなきっかけになればいいなと思いました」
高橋「例えば、“30代以上で今童貞の人がこれぐらいいます”とか、“何年か経ったらテレビに映る人の大半が50代以上になります”とか聞いて、“ヤバイ、自分に何かできるかな”と本気で考える人ってすごく少ないと思うんです。ほとんどの人が軽く“へえ、ヤバイね”って一歩か二歩か引いた場所から、まるで別世界のことのように感じているんだろうと。関心を持たない人が多いことが不気味というか…改めて考えると恐ろしいことだなと。そういうことがこのドラマの本質にあって、だとしたら今回の僕の役割としては、その本質をシリアスに感情的に訴えかけるほうなのではないかと考えました」
――そうして書き下ろされた『ルポルタージュ』の詞からは“大人として生きる意味”が強烈に伝わってきて。アグレッシブな曲調と相まって“大人として生きる戦闘曲”といった印象を受けました。
高橋「ありがとうございます。今回僕が歌いたかったのは“この曲を聴いてくれている人の意志はどこにあるの?”ということなんです。僕が本当に怖いなと思うのが、ただ流されていくことで。ただ流されるままでいては時間もどんどん過ぎていく一方だし、下手すると自分の感情も流されていってしまうんだろうと。別に全員が全員結婚しなければいけないわけじゃないんだけど、全員が全員そういうことに無関心で、何も自分で考えることなく世の風潮に迎合するだけではダメなんじゃないかと。自分の心の中に指針となるコンパスをひとつ持たないといけない。そうやってちゃんと自分で考え、意見を持つことが“大人として”という部分に繋がっていくのではないかと。そういうことを歌っていきたいと思いました」

PR

FLYING POSTMAN PRESSは全国5都市で配布しています。