エンターテインメントフリーペーパー FLYING POSTMAN PRESS

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スペシャルインタビュー「ビッケブランカ」

基本的に退屈が嫌いなんです
退屈するぐらいならずっと驚いていたい

――曲順はまさにアルバム然とした並び、構成になってますね。
「それは心がけました。オープニング『FEARLESS』で幕を開け、『Moon Ride』というアッパーな曲へ突入。オープニングの曲を作る予定は最初からあったんですが、とりあえず他の曲を作っていく中で、“このアルバムの世界観を担うオープニングとは?”と考え、『FEARLESS』が生まれたんです」
――『ハリー・ポッター』『ロード・オブ・ザ・リング』的な世界観で、本作のオープニングにふさわしいメロディですね。
「この曲のイメージも終盤、突発的に湧いたアイデア。『FEARLESS』から『Moon Ride』でバーン!と切り替わる感じが特に好きなんですよね。僕は基本的に退屈が嫌いなんです。退屈するぐらいならずっと驚いていたいぐらい(笑)」
――(笑)。聴きながら五感に触れるアルバムになりましたね。
「作る中でも退屈したくないから、似たような曲を連続で作ることはあり得ないんです。例えば、『Stray Cat』作って、『幸せのアーチ』、『Broken』を作ると自然と曲同士が離れていくし、そしたら自ずと曲が立つ。だからこそ『幸せのアーチ』の喜びや『Broken』の怒り、『Postman』の哀愁など、いろんな感情が意図せず集まるんでしょうね」
――エンターテインメント性という点についてはどう考えていますか?
「正直、そういうのをもう考えなくなりました。“この曲が、聴いてくれた人の背中を少しでも押せたらいいな”とか言えることは素晴らしいですが、僕はそれをむやみやたらに言わないようにしてます。自分がただできること…自分の気持ちを乗せられる曲、自分がイメージした世界観で歌詞を書くこと、少なからず聴く人を鼓舞しようと作ったものが完成したら、もうそのまま歩いていって欲しいというか、そこにパーソナルな願いを込めることは野暮かなって思うんです」
――なるほど。個人的にビッケさんのことを“ピュアな怪獣”だと思っているのですが、ある意味『FEARLESS』はそのままのアルバムタイトルだと感じました。
「タイトルもコンセプトも決めずに進めた作品ですが、少しだけ願いがあるとしたら、“生み出したからには誰も不幸にしない”ということ。自分が曲を作るということを自分に許す理由として、そこをクリアすることが条件で、それ以上の願いがないんです。そんな状況で曲を作り、『THUNDERBOLT』が完成しました。そして、この曲に引っ張られて、アルバムのタイトルが決まったんです。例えば、STRONG、POWERFULといったストレートに強い言葉じゃなく、FEARLESSを選んだこと。FEARLESSというのは、“恐れ知らず”“大胆不敵”という意味がありますが、“なにも怖くない! 大胆不敵だぜ!”という意味ではなく、“怖れはあるもの”という前提で、そこへ立ち向かう勇気という意味で付けたんです」
ビッケブランカ
ビッケブランカ
’87年、愛知県生まれ。透明感のあるファルセットヴォイスと緻密なコーラスワーク、ジャンルレスな音楽をポップスに昇華させる。エンターテインメント性溢れるライブも大きな魅力。1stアルバムが7/5にリリースされ、9/14から全国6カ所をまわるツアーがスタート。10/14のツアーファイナルには赤坂BLITZが決定している。
http://vickeblanka.com
『FEARLESS』
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Photo by Rie Odawara

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