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スペシャルインタビュー「水曜日のカンパネラ」

作るべき水曜日のカンパネラの音を再確認した

――話は前後しますが、昨年6月にリリースしたEP『UMA』は、フライング・ロータス主宰のレーベル、ブレインフィーダー所属のLAビートシーンの奇才、マシュー・デヴィッドをはじめ、海外のビートメイカーが4組参加し、水曜日のカンパネラという日本生まれの音楽ユニットを広くリプレゼンテーションすると同時に形成されつつあったパブリックイメージを自ら破壊するような作品だったと思うんです。
コムアイ「『UMA』のタイミングは、私の気分的に明るい表現はそんなにやりたくないというモードだったんですよね。ニコニコしているんじゃなくて、感情が渦巻いてるような表現を求めていた時期で。それもあってケンモチさんだけじゃなく、海外のトラックメイカーにもビートを提供してもらったんです。結果的に現実から異界にどんどん入り込んでいくような作品になったなって」
――一方、今作は、先行デジタルシングル『SUPERKID』に収録された『アラジン』と『カメハメハ大王』を含む全10曲の作詞・作曲は、すべてケンモチさんが手がけられていて。音楽的にも水曜日のカンパネラの新たな名刺を作ろうとする意志を感じました。
スペシャルインタビュー「水曜日のカンパネラ」ケンモチ「最近、水曜日のカンパネラの存在を知った人がまず手に取る可能性が高いのは最新作じゃないですか。それが『UMA』だと半年以上前の作品になるし、僕は半分くらいしか曲を作ってないんだよなってなると、やっぱり『SUPERMAN』を新たな名刺として差し出したい気持ちがありますよね。誰が作ったサウンドでも“水曜日のカンパネラっぽくなるね”って言われたら、僕としては“えー!?”ってなるんですけど(笑)。そうじゃなくて、同じく僕以外のビートメイカーが参加した『トライアスロン』の時もそうでしたけど、『UMA』でもそれぞれのビートメイカーによって全然違う色が出る。それもあって僕が作るべき水曜日のカンパネラのサウンドを改めて再確認したところはありました」

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