エンターテインメントフリーペーパー FLYING POSTMAN PRESS

FLYING POSTMAN PRESS

スペシャルインタビュー「back number」

この曲たちは本編ではなく、世に放っているアンコール

スペシャルインタビュー「back number」――(笑)。曲作りが変わってきたと感じることはありましたか?
小島「タイアップなどをいただけるようになってからは、少し変わってきたとは思います。いろんなプロデューサーさんにも入っていただきましたし。そんな中、『青い春』は自分たちで完成させました。依与吏のプロデュース力も付いてきたのかなと感じています」
清水「プロデューサーさんが入ると、楽曲はそれぞれ“プロデューサー節”に変化していきますが、“back numberの色がもともと強いから、いろんな人にやってもらってもブレない音楽性がある”って言ってもらえる時はうれしいですね」
――純度の高いままの主人公たち。清水さん自身のマインドも同じなのでしょうか?
清水「ずっと思春期と言いますか、15、16歳で止まってるかなぁ(苦笑)。覚悟を持ってステージに上がる強さとかある種の痛みには強くなった面もあると思いますが、一人間として打たれ強くなったかと言うとまったくそんなことはなく。日々悩みますし、傷つきやすい。いつ達観し、悟りを開けるんだろうと考えた時期もあったんですが、どうやら僕は悟れないみたいです(笑)」
――back number=ラブソングの認知が高いと思いますが、求められていることとのバランスを考えたりしますか?
清水「一時期考えたこともありましたが、基本的にラブソングが好きなんだと思います。ひとつ恋をしたとしても、捉え方も感情も前回とは違う。“あなたが好きです”という表現ひとつとっても、同じ表現にならないので。それは『ハッピーエンド』を書いてそう思いました。失恋の場面はこれまでも書いてきたけど、アップデートされた部分と変わらない部分があって。それに気付いた時はうれしかったですね」
――そんな中、お母様へ向けた『手紙』はやはり印象的な曲ですね。
清水「正直、一番入れたくない曲でした。感情の種類が違い過ぎて、『手紙』の前後の曲にも気を使うし、親の前で恋愛話をしてるみたいな感覚になるし(苦笑)。気持ち的には厄介でしたが、歌っている時も作った時もやっぱり特別だったんですよね。ベスト盤を出すタイミングで改めてそのことに気付いた1曲になりました」
――そんなベストアルバムに『アンコール』というタイトルを付けたのはなぜでしょう?
清水「この音源たちは本編ではなく、もう世に放っているアンコールです。例えば、ライブのアンコールから観た人にも “本編では何をやってたんだろう?”って遡ってもらえればうれしい。そしてアンコールから観た人が次に、“最初から観たい!”って思ってもらえたら最高ですよね。これはベストアルバムですが、ここに入ってない曲たちの中にもいい曲がまだまだたくさんあります。“これはアンコールです!”って言うことで、すべての曲たちにとっても幸せかなって。2017年からはまた新しい本編が始まりますよ」

PR

FLYING POSTMAN PRESSは全国5都市で配布しています。