エンターテインメントフリーペーパー FLYING POSTMAN PRESS

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スペシャルインタビュー「back number」

前の行の言葉に、次の言葉が呼ばれて書いていく

――改めて感じたのは、主人公のキャラ立ちとどの心情にも寄り添えることのすごさ。
清水「毎回本当に頭を悩ませて作ってますよ。最初の歌い出しから書くことが多いんですが、最初の一行が出てくるまでずっと悩んでいて。例えば『ヒロイン』だったら、冒頭の“君の毎日に 僕は似合わないかな”という言葉をずっと探していて。出てきた時に“これだ!”って。この一行が出てきたら、この人は絶対に片思いをしているし、相手より自分を下げているという人間性がわかってくる。次はじゃあどんな時にこの言葉を言ってるのかなってシチュエーションを考えていくんです」
――なるほど。
清水「そうなるともう僕自身がこの主人公のことを知りたいし、教えてもらいながら探すというか。前の行の言葉に、次の言葉が呼ばれて書いていく感じなんです。自分で決めているようで決めてない、不思議な感覚があるんですよね。どうしても僕自身のエッセンスは入るけど、別人として書いてることの方が多いです。想像で書いていくものなので言葉の中にしか真実がない。…なんと言うか、自分で勝手に(文章の)行間を読まないようにはしています」
――興味深いお話ですね。
清水「行間が読める人ばかりじゃないし、(行間の空白が)好きな人ばかりじゃない。聴く人みんなにちゃんと伝わらないと意味がないと思っているんです」
――映画やCMなどのタイアップ楽曲も多いですが、作りやすいですか?
清水「別の楽しさがありますね。主人公をイメージして、あきらかに自分じゃない人をテーマに書き始めるのですが、できあがって聴いてみると“これ俺じゃん!”って思うこともありますが(笑)」
――清水さんにより近い主人公はどの曲だと思いますか?
栗原「『世田谷ラブストーリー』じゃないですか?」
清水「ええー!!!!」
栗原「いやいや、すごくリアルですよ(笑)。ひとりで悶々と考えてる感じとか、依与吏さんっぽいなって思います」
小島「僕は『わたがし』かな。なんとか夏祭りに誘ったはいいけど、何にもできない感じがまんま。ある意味、誘えたのが奇跡だと思います(笑)」

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