エンターテインメントフリーペーパー FLYING POSTMAN PRESS

FLYING POSTMAN PRESS

結成10周年イヤーを経て、昨年はメンバーそれぞれが作曲・プロデュースを担当したクアトロAサイドシングルを発表し、新たなスタートを切った9mm Parabellum Bullet。自主レーベル“Sazanga Records”と、コロムビア内のロックレーベル“TRIAD”がタッグを組んでリリースされる約3年ぶりのオリジナルアルバム『Waltz on Life Line』は、これまでの爆発的な演奏はそのままに、“染みる9mm”という新たなバンド像も提示する作品となっている。菅原卓郎と中村和彦に話を訊いた。

結局どの曲も9mm Parabellum Bulletの世界観になってる

――昨年はメンバー4人がそれぞれ作曲・プロデュースを手がけたクアトロAサイドシングルが話題となりましたが、アルバムもその延長線上にある作品と言えそうですね。
菅原卓郎(以下:菅原)「今回はそれぞれの曲の作り方があって、最初から完成に近いデモがある時もあれば、いわゆるバンドで組み立てていく時の作り方、“こういうリフがあります”“こういうコード進行で一番まであります”みたいなのもあったから、“もう1回バンドっぽいことをやろう”みたいな感じではあったと思います。“これはこういう曲か”って見えちゃえば、その先にやることは今までと一緒なんですけど、そこに至るまでが今回は違ったかな。だからまったく新しいことをやったわけじゃなく、メンバーの数だけいろんなパターンがある感じの作業でしたね」
中村和彦(以下:中村)「去年のシングルのインタビューでも“4人それぞれの”って話をよくしてたんですけど、“それぞれの個性”っていうより、基本的にバンドの中に備わってる要素であって、作曲した人によってその中のどういった部分を曲に落とし込むかっていう、そのセンスが4人それぞれってだけの話だと思うんです。だから結局どの曲も9mmの世界観になってて、例えば、滝さんが持ってきた曲の中にかみじょうくんや俺の要素をまったく感じないかって言ったら、全然そうじゃない。バンドの中に備わってるもののどこを拾って曲の中に入れるかを作曲者が決めるだけっていうか」
――これまでグチャッと内包されていたものが整理され、“この部分はこの人が担ってたんだ”っていうのがわかりやすく見えるようになったと言えそうですね。そして、アルバムは自主レーベルの“Sazanga Records”とコロムビア内のロックレーベル“TRIAD”とがタッグを組んでのリリースになっています。どうしても“メジャーとインディーズ、どっちがいいのか”っていう話になりがちですけど、そうじゃなく、それぞれのよさを生かすっていう今回のリリース方法は非常に自由度が高くていいなって思います。
菅原「そうですね。単純にメジャーだインディーズだって話になると、自分たちをでかく見せたいとか、もしくは自分たちを職人的なこだわりのあるバンドに見せたいか、みたいなことがどうしても絡んでくる気がするんです。もちろん聴いてくれる人にとってはでかい存在でありたいんだけど、必要以上にバンドをでかく見せたいわけじゃないし、僕らのことを重要だって思ってくれる人のところに、こけおどしじゃない感じで届けられればなって思ったんですよね」

PR

FLYING POSTMAN PRESSは全国5都市で配布しています。