エンターテインメントフリーペーパー FLYING POSTMAN PRESS

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flumpoolから約3年半ぶりのオリジナルアルバム『EGG』が3/16に発売される。メンバー全員30代になったこともあり、新境地へと突入した彼らにインタビュー。バンドとしてやるべきことがはっきりと見えたからこそ、柔軟かつタフに新しい音楽を生み出してくのだ————。

伝えられないこともあるってことを思い知った

――昨年は地元大阪での単独野外ライブがあり、年末は横浜アリーナでの単独カウントダウンもありました。どんな1年でしたか?
阪井一生(G./以下、阪井)「個人的には今までで一番成長できた年だったと思います。精神面もそうですし音楽面も。これまでライブアレンジはいろんな人に助けてもらいながらでしたが、昨年からすべて自分でやるようになりました。また昨年あたりから、思い描いている音をきちんと形にできるようになってきました」
――その実感は大きいですね。
阪井「はい。すごく楽しいですね、今」
山村隆太(Vo./以下、山村)「’14年に5周年の集大成ということもあってベストアルバムを出してツアーを回り、ある意味バンドの身の丈を知った感がありました。地元で野外ライブをやったり、メンバー全員30代になったこともあり、いろいろ振り返りながら自分たちを知った1年だったと思います。“flumpoolとしてどういうことを大切にしていくべきか”をよく考えましたね」
――身の丈を知ったとは?
山村「バンドにとって根本的なことを考えさせられたんです。生きていく上で感じる光と影、希望、前向きなメッセージを伝えていきたいということは変わってないし、むしろそれを伝えることがflumpoolの役目。そしてそんな音楽を人生賭けてやっていきたいんですが、“できないこと”も知った。光はいっぱいあるけど、その中のどの光をどう伝えていくのか、僕らでは伝えられないこともあるってことを思い知ったんです」
――なるほど。
山村「だから捨てなきゃいけない部分もあるんです。全部を叶えるなんてことは嘘臭い。でも、だからこそflumpoolとしてやるべきことがはっきり見えました。僕らはそこを深く掘り下げていくことが大切だと感じたんです」
――昨年の時点でアルバムを出すことは決まってたんでしょうか?
山村「はい。でもコンセプト的なことはまったく決まってなくて。アルバム制作を考え始めた時期にコンセプトディスク『FOUR ROOMS』の表題曲『とある始まりの情景 ~Bookstore on the hill~』ができ、その後にアニメ『亜人』の主題歌『夜は眠れるかい?』が完成したんです。この2曲が本当に両極端だったので、その間にあるものにすごく可能性を感じた。今だからこそ振り幅広く、真ん中に濃厚なものが詰まったアルバムを作りたいと思ったんです」
――ほぼ全曲の作曲を手がけている阪井さん的にはどんな思いがありましたか?
阪井「アルバムを作るってなった時、メンバーともいろいろ話し合いました。“振り幅の真ん中にある曲”としてこんな曲調が欲しいなど意見があり、その中で自分のイメージで作っていきました。3年半前と比べると大人なったじゃないけど、ロックな曲もポップな曲もクールな感じがしますね。今まで以上にこだわって作ったこともありますし、曲に30代の雰囲気がある」

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